“富裕層の仮装大会”「メットガラ2021」驚きの衣装10連発! | FRIDAYデジタル

“富裕層の仮装大会”「メットガラ2021」驚きの衣装10連発!

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アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館付属のコスチュームインスティテュート(メトロポリタン美術館服飾研究所)で、現地時間9月13日(月)に行われた「メットガラ2021」。

毎年5月はじめの月曜に開催されているが、新型コロナウイルスの影響により昨年は中止、今年2021年の5月も延期に。前回の開催から約1年5カ月を経て、いつもより規模を縮小した開催となった。

メットガラは、コスチュームインスティテュートの資金調達を目的にしたパーティーイベント。1年ごとに変わる展示テーマのお披露目を兼ねており、2021年は「In America: A Lexicon of Fashion(アメリカン・ファッションの辞書)」がお題だ。出席者たちはこのテーマをそれぞれに解釈・表現したファッションで来場する。

奇想天外、理解不能な装いも珍しくないこのイベントで、今年話題をさらった面々を一気にご紹介しよう。

キム・カーダシアン

キム・カーダシアン|写真:REX/アフロ
キム・カーダシアン|写真:REX/アフロ

今回のメットガラでもっとも話題をさらったのは間違いなく彼女。すべてを漆黒で包みながらも、砂時計のような体型からはっきり彼女と認識できるのもスゴイ。しかもデザインしたのは離婚係争中のカニエ・ウェスト(と、「バレンシアガ」デザイナーのデムナ・ヴァザリア)。なお、覆面姿でキムをエスコートした謎の男性はカニエではなく、デムナだったとのこと。

この装いが面白がられる一方で、アフガンの女学生たちがアバヤとニカブの着用を命じられたタイミングとあって「無神経」「不快」との声も上がっている。
ところで、初夏にカニエとデートしていたモデルのイリーナ・シェイクは今回シースルーのドレスをまとって注目を集めていたが、タイミングが悪ければ彼女が黒子姿にされていたかも……。

大坂なおみ

大坂なおみ|写真:REX/アフロ
大坂なおみ|写真:REX/アフロ

メットガラ初参加にして、シンガーのビリー・アイリッシュ、俳優のティモシー・シャラメ、詩人のアマンダ・ゴーマンとともに共同ホストの大役を務めた、テニス選手の大坂なおみ。姉でデザイナーの大坂まりさんと「ルイ・ヴィトン」が手掛けたドレスは、彼女たちのルーツであるハイチと日本の文化を取り入れたデザインが特徴。“移民の国、アメリカ”を見事に表現した。

カーラ・デルヴィーニュ

カーラ・デルヴィーニュ|写真:AFP/アフロ
カーラ・デルヴィーニュ|写真:AFP/アフロ

“PEG THE PATRIARCHY”とは「家父長制を解体せよ」を意味するスローガン。このフレーズはカナダに住むルナ・マタタスさんが考案したもので、無断使用だったことが判明。また、「貴族の血を引くカーラに家父長制を語られたくない」との声が上がるなど、ネガティブな反応も見られた。

今回のメットガラでは、下院議員のアレクサンドリア・オカシオ・コルテスが“TAX THE RICH(富裕層の税金を引き上げろ)”、同じく下院議員のキャロライン・マロニーが“Equal rights for women(女性に平等な権利を)”と、力強いメッセージをストレートに伝えてくれたけれど、なかには「意見には賛成だけど、金持ちだけのイベントで言われてもね」と興ざめする人も。

カーラをはじめとするメッセージ入りの衣装については、日本ではかっこいいと大評判なだけに、この温度差はかなりショック……。

グライムス

グライムス|写真:ロイター/アフロ
グライムス|写真:ロイター/アフロ

大きな剣に光る本、そしてメタリックマスクというアニメっぽい衣装をまとったのが、ミュージシャンのグライムス。元ネタは新作映画『DUNE/デューン 砂の惑星』とのこと。パートナーで「テスラ」のCEOイーロン・マスクは来場しなかった。

ハンター・シェイファー

ハンター・シェイファー|写真:REX/アフロ
ハンター・シェイファー|写真:REX/アフロ

ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でトランスジェンダーの高校生を演じてブレイクしたハンターは、1999年の「プラダ」を引用したルックで登場。手掛けたのはゼンデイヤやアニャ・テイラー=ジョイなど人気のファッションアイコンを顧客に持つスタイリスト、ロー・ローチだ。

ジャスティン・ビーバー

ジャスティン・ビーバー|写真:ロイター/アフロ
ジャスティン・ビーバー|写真:ロイター/アフロ

個性的なスーツは、自身が手掛ける「ドリュー・ハウス」の新レーベル「ラ・メゾン・ドリュー」。かわいいけど昭和のツッパリみたい……。

マリア・シャラポワ

マリア・シャラポワ|写真:REX/アフロ
マリア・シャラポワ|写真:REX/アフロ

共同ホストのひとりが大坂なおみということもあり、今回のメットガラには大物テニスプレーヤーの姿がチラホラ。3度目の参加となるシャラポワは、「ガブリエラ・ハースト」の黄金のドレスで貫禄を見せつけた。

フランク・オーシャン

フランク・オーシャン|写真:REX/アフロ
フランク・オーシャン|写真:REX/アフロ

アーティストのフランク・オーシャンは、まばたきしたり首をかしげたりと不気味に動くロボットベビーの“コーディーくん”を同伴。

ティモシー・シャラメ

ティモシー・シャラメ|写真:ロイター/アフロ
ティモシー・シャラメ|写真:ロイター/アフロ

「コンバース」のチャックテイラーを主役にするべく、「ハイダー・アッカーマン」のセットアップを着崩した俳優のティモシー。今回のメットガラでは、リリー・ローズ・デップ、エイザ・ゴンザレス、ローデス・レオンと、歴代の元カノが3人も出席するという珍事が発生……!

リアーナ&エイサップ・ロッキー

リアーナ(写真左)、エイサップ・ロッキー|写真:REX/アフロ
リアーナ(写真左)、エイサップ・ロッキー|写真:REX/アフロ

メットガラ史に残るルックを数々披露してきたシンガーのリアーナは、「バレンシアガ」を着用。いつもと比べ地味かと思いきや、恋人でラッパーのエイサップ・ロッキーと来場するサプライズで話題を提供! キルトガウン姿の彼と対のシルエットで、さりげなくリンクしてみせた。

リル・ナズ・X

リル・ナズ・X|写真:REX/アフロ
リル・ナズ・X|写真:REX/アフロ

ラッパーの彼は、ゴールドのガウンから甲冑姿、さらにキラキラのボディスーツと、すべて「ベルサーチェ」の装いで三変化を披露。初参加にして大きな爪痕をのこすことに大成功!

来年2022年は例年通り5月に開催予定。気になる次回のテーマは「In America: An Anthology of Fashion(アメリカン・ファッション選集)」で、2021年のテーマの第二部という位置づけとなる。今年不参加だったレディー・ガガやゼンデイヤ、リリー・コリンズなど、メットガラの常連たちが還ってくるのを楽しみに待ちたい。

  • 原西香(はら あきか)

    海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中

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