女性脳の秘密がわかると話題『妻のトリセツ』は恐妻家を救う必読書

【女性には拡散禁止!】「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」夫が急増するワケがわかった!

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夫がひとこと言えば10倍返し。妻はいつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す……。

いま妻から受ける“精神的な虐待”を訴える男性が急増中。そんな悲しき亭主たちの窮状に、特効薬ともいえる新書『妻のトリセツ』が刊行され、早くも“救いの書”と話題を集めている。

40歳代半ばにして初婚。日々、年下妻からの理不尽な扱いに苦しむ恐妻記者が、こころと家庭の平穏を取り戻すために編著者である人工知能研究者・黒川伊保子さんを訪ねた。果たして、本当に恐妻記者にも救いはあるのか!?
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<黒川> 「わたしは35年前から人工知能を研究してきましたが、主たる研究テーマは人工知能と人間の対話についてです。ひとは人工知能にどういう言葉で伝えてもらえば、心地よくなれるのか、想像力を広げられるのかを脳の神経信号の違いなどから調べてきました。
すると男性と女性では、掛けてほしい言葉がまったく違うことがわかってきた。そして欲しい言葉をお互い掛け合えないのが“男女の関係”だと気づいたのです」

褒めたつもりが「皮肉なの」と睨まれ、気を利かせた手伝いが「余計なことして」とキレられる……恐妻記者がこれまで受けてきた仕打ちは、日頃の不行跡(ふぎょうせき)が原因なのではなく、実は妻と夫の脳の回路の違いだったのだ!(と、自分に都合よく解釈)。

<黒川> 「女性脳は“心”と“事実”という2本の通信線をつかっています。一方で男性は“事実”についてやり取りするだけ。女性は常に“気持ち”を察して、行動に移してほしいと思っています。しかし男性は“言葉”にして伝えてもらわなければわからない。こういう男女の違いに気づいたときに、これを「人工知能」の研究のなかにだけ閉じ込めておくのは惜しいなと思いました」

司法統計によると、夫から申し立てる離婚の動機として「妻からの精神的虐待」が急上昇している(2006年/6位→2017年/2位)。いまなぜ“妻が怖い”“妻から逃げたい”と訴える男性が急増しているだろうか?

<黒川> 「ここ30年ほどで、男性のテストステロン分泌量が減少していると指摘されています。テストステロンとは闘争心を作り出すホルモンですが、逆に女性には増えていると報告されている。つまり男性の活力が下がって、女性が上昇しているとも考えられます」

いままでだったら夫に対して強く言えない妻たちが、ちゃんと男性に対峙して主張するようになってきた。そして男性は追い込まれていったのだ。

<黒川> 「これはある意味で男女の関係が進化してきたと言えるのではないでしょうか。男子もデリケートになってきている……。それは逆に女子たちは知っておいた方がいいと思います。昔ほど強くないということをね(笑)」

10年前のことを蒸し返し、こちらが忘れてしまった大昔のことを細部にまでネチネチと批判。はじめは虚勢を張って反論を試みる恐妻記者も、最後は抗う気力さえ失ってしまう。男が忘却してしまったことを、なぜ妻たちはいつまでも憶えているのだろうか。

<黒川> 「妻が昔のことを詳細に記憶しているのは、記憶力の多寡ではなく男性脳と女性脳の違いによるものです。女性は体験を脳にしまい込むときに、その状況を感情というか“こころ模様”をキーファクターにして記憶します。そしてある感情が沸き起こったとき、そのこころ模様に紐づいている記憶が一気に連なって脳によみがえってくるのです。その速さ0.6秒とも言われるほどです」

女性脳にはそんなすごい能力が秘められていたのだ! これでは口げんかをしても敵うわけはない(涙)。

<黒川> 「しかも感情をキーファクターとして記憶しているデータは時系列の中に埋もれないので、50年前のこともいま言われたかのように瑞々しくよみがえってくる。しかもあらゆる付帯状況も一緒に思い出してくる。
夫にひどい仕打ちをされたとき、どんな服を着ていて、こういう場所で、ああ言われたなんて。そのときの天気も憶えていますよ(笑)。一方、男性は基本的に感情でデータを整理しないで、知識体系のなかで整理していくので、普通の体験記憶は時系列のなかに埋もれていってしまうのです」

妻にとっては、夫の言動に不愉快な感情が沸き起こると、そのたびに過去すべての不快に思った記憶がカムバックしてくるのだ。

<黒川> 「女性は思い出すたびに感情がわいてきて傷つくので、100回思い出せば100回傷ついてしまい、謝らなければならない。男性にしてみたら1個の罪には1回謝れば済むと思っている。でも女子にしたら思い出すたびに傷つくのだから謝ってほしい。男女の間にはここに大きな溝があるのです」

妻から撃たれる怒りの弾丸を満身に浴びながら、ときには全人格を否定するような絶望的な言葉をぶつけられる――。その原因・理由は痛いほど分かった。分かったけれど、か弱き恐妻記者は、果たしてその精神的虐待を克服する“トリセツ”を見つけることはできるのか!?

恐妻家記者に対し、ときにやさしく、ときに厳しく、女性脳の仕組みを教える黒川伊保子先生

<黒川> 「夫が知っておくべき<トリセツ>の第一歩は、妻には“心の通信線”が存在していると理解することです。女性脳は“心”と“事実”という2本の通信線を使い、男性は“事実”についてやり取りするのだと説明しましたが、その応用テクニックとして夫側は事実を肯定するときも否定するときも、まずは妻の心根の部分だけは認めてあげるのです」

“事実”にはYESもNOもありだが、“心”にNGは厳禁なのだ。これは家庭だけではなく、ビジネスにも使えるのかも。

<黒川> 「もちろん、このテクニックは職場の女性の部下にも適用できます。とくに35歳以下の女性は心の通信線への依存度が高いので、彼女の自発的な提案に対していきなりダメと事実を否定してしまっては人格まで否認されたように感じてしまう。一読してNGと思っても、まずは『いい着眼点だね』などと気持ちを受け止めた上で、『もうひと頑張りして』と応えてあげたいですね」

頭ごなしに意見を否定したり、発言に対して被せトークで反論する……。いかに自分が無自覚に女性脳をイラつかせていたのかと、恐妻記者猛反省(涙)。

<黒川> 「この黄金ルールを覚えておけば、いらぬ地雷を踏まずに自分の意見を通しやすくなります。そして実践のときに使える言葉が『君の気持ちはわかる』! もちろん本当はわからなくていいのです、というか男性にはわからないことが多い(笑)。その言葉の後に謝るなり、褒めるなりしてあげれば女性の心は寛容になっていくはずです」

いくら“正しい事実”を言い聞かせても、永遠に妻は納得してくれない。逆に言えば“心の通信線”さえケアできれば、男女のミゾは埋められるのだ。
では続いてのトリセツは?

<黒川> 「妻に“共感”のプレゼントをしてあげることです。女性脳の大きな特徴は、共感欲求がとても強いことです。女性同士の会話を聞いていると『そうそう』『わかるわかる』という言葉が頻繁に出てきます。そして何の脈絡もなく次の話題に移っていき、またなぜか同意し合っておしゃべりが進んでいきますね。しかし男性にとって会話の主たる目的は“問題解決”になります。だから女同士の会話はなかなか理解できない(笑)」

たしかに論理的につながらないおしゃべりやオチのない話は、男性にとって当惑することが多い。

<黒川> 「男性脳にとっては無意味なこの会話ですが、実は女性脳にとっては重要な知的行為になるのです。前半で妻が昔の話を何度も蒸し返す理由として、その記憶が感情に紐づいていると説明しましたが、実は女性脳にとっては他人の体験であっても、それに強く共感できれば自分の体験のように扱えるようになる。つまり他人の経験談を“自らの知恵”として活用できるようになるのです」

女性脳にとっての無駄話は、ある種の危機管理術でもあるのか!

<黒川> 「女性はその大切さを知っているため、自身に起こった些細なことやトラブルを垂れ流すように語り合い、盛大に共感しあって“知のプレゼント”を交換しているのです。さらに女性脳は共感されると、過剰なストレス信号が沈静化するという機能があることもわかっています。日頃の憂さや心配事に対する愚痴や弱音への共感は、なによりの“癒し行為”なのです」

“知と癒し”! 妻への共感は、まさに相手の脳への最大のプレゼントなんですね。

<黒川> 「男性は、自分から他愛もない話題を提供することは難しいので、最初は『うんうん、わかるよ』とひたすら共感することから始めるといいでしょう。もちろん、心から共感しなくても大丈夫。共感する振りでOKです(笑)」

自分の印象を一気に逆転させるような必殺技的トリセツはあるのだろうか。

<黒川> 「結婚記念日はいろいろな意味で大チャンスです。しかし同時に決定的ダメージを受けかねない危険日にもなります。妻にとってその日は、夫との素敵な出来事を思い出そうという気持ちが満々な一日。女性脳はプロセス思考といって、来し方をなめるようにして楽しみたいという傾向があります。結婚記念日には夫との夫婦生活を振り返って、もう27年も一緒にいるのだなって思う。しかし男性のほうは成果主義なので、10周年とか20周年といった特別な記念日には感慨はあるけれども、半端なところは気を抜いてしまいがち」

区切りの記念日は、たしかにディナーなどを奮発してしまうかも。

<黒川> 「そんな記念日に酷いことを言ったり、連絡もなく遅れたり、ましてや記念日そのものを忘れちゃったり。そうするとネガティブな感情に連なる記憶が一気に溢れ出し、結婚生活なんて“嫌なことばかり” “ほんと大失敗”となるわけです。例えるなら結婚記念日はポイント1000倍デーのようなもの。良いも、悪いも大きく差がついてしまうのです」

つぎの結婚記念日は心してかからねばと秘かに決意。そうだ、サプライズなど用意して驚かせてやろう!

<黒川> 「そのサプライズが、実はたいへん危険だということに夫たちは気づいていません。普通の日にお花を贈るようなサプライズは喜ばれるのですが、予告なしに高級フレンチに連れていくとか、急に旅行に出るなどといわれると妻は困惑してしまう。情緒を時間軸にため込む女性脳は、何かを楽しみに待つのが大好き。それが急に高級ホテルでのディナーに誘われても、その場に相応しいヘアメイクや洋服など用意していない状態では、逆に恥ずかしいとか惨めに感じてしまうのです」

バブル世代の癖なのか、つい驚かそうと力んでしまう恐妻記者。思えばサプライズに対して、妻の反応が???だったことが何度もある。

<黒川> 「妻にとって準備して楽しみたいと思うことについては、ちゃんと予告して前々から楽しみにさせてあげることが大切なのです」

黒川伊保子さんにトリセツを伝授していただくことおよそ1時間半。脳科学を基にした夫婦コミュニケーション論は、腹にストンと落ちることばかり。恐妻記者返上に向けて、今夜からさっそく“共感”攻撃だ!
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◆◆『妻のトリセツ』 【取扱注意】の内容を大公開!(目次より)
◆妻の不機嫌や怒りの理由を、むやみに解明しない
◆妻は夫に問題解決を求めていない
◆妻は夫に共感してもらいたいだけ
◆地雷を避ける、会話の“黄金ルール”
◆「おうむ返し」で共感のフリをしよう
◆事実の否定は、心を肯定してから
◆妻を絶望させるセリフ集
例1「今日何してたの?」
例2「だったら、やらなくていいよ」
◆夫には見えていない家事がある
◆「~っぱなし問題」を放置するな
◆直感で決める妻、比較検討で選びたい夫の妥協点
◆メールせよ!「今、小田原通過。満席」
◆記念日を軽んじてはいけない
◆されど記念日の“サプライズ”は逆効果
◆「心と裏腹な妻の言葉」の翻訳集
例1「勝手にすれば」
→訳「勝手になんてしたら許さないよ。私の言うことをちゃんと聞いて」(「好きにすれば」は同義語)
例2「どうしてそうなの?」
→訳「理由なんて聞いていない。あなたの言動で、私は傷ついているの」
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脳科学で解けば、面倒な夫婦関係も意外にカンタン!
効果バツグンの実践的な対処術も満載です!!
講談社+α新書『妻のトリセツ』 好評発売中

 

編著者 :黒川伊保子(くろかわいほこ)

1959年 長野県生まれ、栃木県育ち。1983年 奈良女子大学 理学部 物理学科卒。
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて、14年にわたり人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社勤務、民間の研究所を経て、2003年 (株)感性リサーチを設立、代表取締役に就任。2004年 脳機能論とAIの集大成による語感分析法『サブリミナル・インプレッション導出法』を発表。サービス開始と同時に化粧品、自動車、食品業界などの新商品名分析を相次いで受注し、感性分析の第一人者となる。

 

撮影:神谷美寛 取材・文:FRIDAYデジタル

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