槇原敬之「事件の舞台」となった都心の大豪邸を売却していた!
芸能活動をひっそり再開したが、先行きは不透明
〈やはり私には音楽しかないという気持ちに気付き、楽曲制作をすることに決めました〉
9月6日に自身の公式サイトで、そうひっそりと活動再開を発表したのは、歌手の槇原敬之(52)だ。ご存じの通り、槇原は’20年2月に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された。同年8月には懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けている。
1年半ぶりとなる芸能活動再開のカゲで、槇原は事件の舞台となった都心の大豪邸を売却していた。
都内の不動産業者が語る。
「槇原さんは、’18年に建設した渋谷区の豪邸を今年3月に売却されたそうです。不動産登記簿によると、購入者は東京・港区の不動産会社です。敷地面積は約500平方メートル。地上2階、地下1階建てで、建物の延床面積は約440㎡という大豪邸です」
竣工時の資料を見ると、薪(まき)ストーブを設(しつら)えた広いリビングに、執務室やドッグルームを備えていて、中庭には大きな樹木と鳥居まである。この自宅から危険ドラッグが発見されたことなどにより、槇原は有罪となった。
槇原はこのこだわりの豪邸で暮らしていた。近隣の飲食店店主が語る。
「最後に槇原さんをお見かけしたのは半年ぐらい前です。以前はよくウチにも来ていただき、いつもパートナーらしき男性の方とご一緒でしたね。事件後も何度か来ていただいて、私が『みんなで心配していたんですよ、大丈夫ですか?』と聞くと『大丈夫ですよ』と明るく振る舞っていました。大変気さくな方でしたし、引っ越されたと聞いて残念です」
槇原はなぜこの豪邸を売却してしまったのか。前出の不動産業者が話す。
「単純に経済的な問題だと思います。今年3月に売却されたとき、槇原さんは買い戻し特約をつけて、そのままこの豪邸で暮らしていたそうです。しかし、芸能活動もしていませんでしたし、金銭的に厳しくなったのか、今年夏頃に完全に引っ越しをされたようです」
地元の不動産業者に聞くと「このあたりはなかなか売りに出されることがないエリアで、少なく見積もっても、土地と建物で10億円は下らない」という。いまの槇原にはとても手が届かないだろう。
槇原は今年秋には新アルバムと書籍を発売するという。しかし、活動再開を発表したものの、お世辞にも話題になったとは言い難い。槇原が思い出の邸宅に戻れる日は来るのだろうか。
『FRIDAY』2021年10月1日号より
- 撮影:西 圭介