群馬県庁「パワハラ自殺事件」 59歳職員服薬自殺の深まる謎 | FRIDAYデジタル
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群馬県庁「パワハラ自殺事件」 59歳職員服薬自殺の深まる謎

「謎だらけ」事件の深層

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「8月下旬、国道沿いにある鈴木貴男さん(仮名)の実家あたりにパトカーが来ていたんです。近所の住民と『なにがあったんだろう』と話していたんですが、まさか自殺していたとは……誰も気づいていなかったと思います」(近隣住民)

群馬県庁で、ある事件が起きたことを本誌がつかんだのは9月上旬のこと。県庁の59歳の男性職員・鈴木さんが自ら命を絶ったというのだ。

山本一太知事(右)と、宇留賀敬一副知事。宇留賀氏は福田内閣の「消えた年金問題」の際に省庁横断プロジェクトチームの一員として活躍したという

「亡くなったのは8月末です。鈴木さんは参事という役職で、鳥獣担当の部署にいました。県内にある実家の納屋で、農薬を飲んで亡くなったそうです」(群馬県庁関係者)

鈴木さんは群馬県出身で、岩手県の大学で畜産を学んだあと、群馬県庁に入庁した。一時期は県内の土木事務所に出向していたこともあったという。定年退職まであとわずかだった鈴木さんが自ら命を絶った理由は、「パワハラ」だと見るむきもある。前出・県庁関係者が続ける。

「鈴木さんは自分のパソコンに遺書のようなものを残していたそうで、そこには山本一太知事と宇留賀敬一副知事の名前が記されていたと言われているのです。宇留賀氏は経産省出身で、東大工学部卒という異色のキャリア官僚です。上層部が経費削減の一環で、県内の狩猟関係者向けの射撃練習場の予算をバッサリ切ったようで、その対応に鈴木さんは苦労していたそうです。山本知事が弔問に訪れようとしたところ、遺族に断られたという話も聞きました」

鈴木さんの自宅を訪れると、鈴木さんの妻が応対してくれた。

「仕事は忙しかったですし、夫は責任感が強くて困ってしまっていたのかなと思っています。ただ、すみません、それ以外のことはなにも聞いていないんです」

群馬県庁の総務部人事課に話を聞くと、以下のように回答した。

「当該職員が8月下旬に亡くなられたことは事実です。亡くなられた原因については、ご家族の意向を踏まえ、回答を差し控えさせていただきます。なお、遺書の存在は確認されておりません。葬儀については、家族のみで執り行いたい、との意向が示されたため、参列は控えさせていただきました」

県庁では鈴木さんが亡くなった当時の勤務状況などについて調査しているというが、調査委員会などの設置については回答を濁した。

なぜ鈴木さんは自ら命を絶ったのか。第三者による調査と究明が必要だ。

「FRIDAY」2021年10月1日号より

  • 写真産経新聞社

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