西川貴教に「滋賀県知事待望論」が飛び出すワケ
総力取材 芸能ワイド「緊急事態宣言、いまだ継続中」 主催イベントの中止という苦渋の決断に地元からは称賛の嵐
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8月下旬の夕方、豊洲(江東区)にある映画館の地下駐車場にスーツをビシッと決めた男が姿を現した。『T.M.Revolution』の西川貴教(50)だ。映画の舞台挨拶を終え、帰路に就(つ)くところだったようだ。西川は前日、地元・滋賀県で開催予定だった主催音楽イベント『イナズマロック フェス』の中止を発表した。その決断で集まったのは、称賛の声だった。
「最近では、『西川さんを滋賀県知事に!』という声まで飛び出しています。コロナで冷え込んだ音楽業界への不安から、テレビで政治的な私見を語ることもある。地元県民は大真面目に西川知事誕生を期待しています」(地元財界関係者)
西川の〝政界デビュー〟はけっして荒唐無稽な話でもないという。
「地元で音楽イベントを開催するにあたって、地元有力者とのつながりもある。それに経済産業省が支援する『海賊版対策プロジェクト』で顧問を務めるなど政治的パイプも出来てきた。彼を担ぎあげる人はいるので、出馬すれば当選はあり得る話ですよ」(永田町関係者)
当の本人はどうなのか。音楽関係者はこう話す。
「バラエティ番組で『滋賀県知事を狙っているのか』という共演者からのイジリには満更でもない返しをしていますが、あくまで笑いを取る芸の一つです」
地元が誇るスターであることだけは間違いないようだ。
『FRIDAY』2021年10月1日号より
撮影:原 一平