松本人志『笑ってはいけない』リニューアルの裏に渡部復帰の失敗か | FRIDAYデジタル

松本人志『笑ってはいけない』リニューアルの裏に渡部復帰の失敗か

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日本テレビは大晦日恒例の『笑ってはいけない』シリーズのリニューアルを発表した。松本人志の”引退宣言”との関係は…
日本テレビは大晦日恒例の『笑ってはいけない』シリーズのリニューアルを発表した。松本人志の”引退宣言”との関係は…

日本テレビが大みそかの恒例番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』の休止を発表した。今年は代わりに「絶対笑って年越したい!笑う大晦日」(仮)を生放送するという。

これを受け「ダウンタウン」の松本人志は9月21日、ツイッターで

《コロナ禍において【笑ってはいけない】の収録は難しいと去年つよく感じました》

と吐露。その上で

《クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛いです》

とファンに対しておわびの気持ちをつづった。

原因はコロナだけではない。8月にBPO(放送倫理・番組向上機構)が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について審議対象とすると発表。ネット上では罰ゲームに“ケツバット”を多用する同番組の名前が取り沙汰された。

松本はBPO発表について『ワイドナショー』(フジテレビ系)で

「腹が立つのは、ネットニュースで『ダウンタウンの番組はどうなるのか』と対立をあおること。BPO対ダウンタウンみたいにね。僕は、どちらかと言うとBPO側だからね」

とした上で、

「ギリギリのルールを攻めて面白くしたい。でも、ルールが変わっていく。第3のビールみたいに、発泡酒ですよと(笑)。願いがかなうなら、僕をBPOに入れていただきたい」

と述べ、環境の変化への対応を余儀なくされていることを明かした。

もう1つ大きいのは昨年の「アンジャッシュ」渡部建の教訓だ。“トイレ不倫”などと揶揄された渡部は当初、昨年の「笑ってはいけない」の目玉ゲストとして出演が決まっていた。

ところが、一部女性誌にそれを書かれてしまったことで、松本が激怒。『ワイドナショー』では、

「考えられないですよ。収録の前にあれを出されて、われわれはサプライズというか、知りたくなかった。ちょっとこれはルール違反も甚だしい」

と厳しい言葉を並べた。芸能プロ関係者が補足する。

「松本さんは書いた女性誌よりも、情報を流出させた“犯人”に怒り心頭だった。超極秘で動いていたのに、それが漏れたということは番組関係者の中に『裏切者』がいるってことですからね。

しかも、その後、渡部さんの幻の出演シーンを記した台本まで流出した。松本さんが不機嫌モードになるのも仕方がない。結果的に渡部さんの復帰の芽を摘むことになってしまったわけですから」

だからこそ松本は新番組の生放送にこだわったのだろうか。生放送であれば、サプライズゲストのネタバレを強力に防ぐことができるからだ。

「松本さんはとにかく出来レースを嫌う人。毎年のルーティンを崩してまで生放送にこだわったのは、渡部さんの一件があったからでは」(テレビ局関係者)

新番組でも大物ゲストが多数出演する予定だ。一部夕刊紙では今度こそ渡部の登場が期待されていると報じられたが…。

「渡部さん当人にその気力があるかどうか。もはや本人は復帰を半ば諦めているという情報もある。引っ張り出せば、再びヘンに話題になることは確実。番組サイドもスポンサーを考慮して、そこまで冒険しないのではないか」(テレビ局関係者)

松本は前出の『ワイドナショー』でこうも話していた。

「僕はいいんですよ。もう数年でやめるんで、いや本当に本当に。でも、このあとから出てくる人たちのことを考えると選択肢が広い方がいいのかな」

上岡龍太郎さんや島田紳助さんが60歳前後で一線を引いたことから、現在58歳の松本も“引退”を意識しているのだろうが、お笑い関係者は

「松本さんは唯一無二。所属の吉本興業だけでなく、すべての芸人が全力で止めに行くでしょうね。まだまだ先頭を走ってもらわないと困る」

と言い切る。まずは“笑ってはいけない”から“笑っていい”に変わった新番組が新たな名物番組となることに期待だ。

  • PHOTO坂口 靖子

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