疑惑の片山さつき大臣に続く、安倍首相「間違いだらけ」の人事構想

片山さつき「100万円口利き」疑惑発覚 人を見る目がないから、こうなる

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10月19日、内閣府に入る片山さつき氏。「記事には違うところがある」と言うが、どこが違うかは明言せず|

「片山さつき氏は疑惑を報じた『週刊文春』を訴えましたが、これは臨時国会対策でしょう。訴えておけば国会で追及されても『係争中の案件のため答弁を控えます』と、言い逃れができる。しかし、裁判を口実にして『私は潔白ですが詳細は語れません』というのは、国民をバカにしていると言わざるを得ません」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)

崩れ始めた安倍政権の土台に、さらに大きなヒビを入れるスキャンダルが浮上した。初入閣の片山さつき地方創生相(59)が、国税庁への口利きの見返りに100万円を受け取った疑いがあるという。

「税務調査に入られた長野県内の製造業者が、『何とかしてほしい』と、片山氏の私設秘書に口利きを依頼したのが発端。実際に片山氏が口利きを実行したかは不明ですが、私設秘書の口座に100万円が振り込まれた証拠は残っており、釈明をするにしても片山氏は厳しい状況です」(自民党ベテラン秘書)

請託を受け、報酬を受け取って口利きをしたのが事実なら、片山氏はあっせん利得処罰法違反に問われる可能性が高い。かつて似たような疑惑で、甘利明・自民党選対委員長がいったん閣僚辞任を余儀なくされたのは記憶に新しい。任命したばかりの大臣のクビが飛べば、第4次安倍政権は空中分解するだろう。

そもそも片山氏については、東大卒・旧大蔵省出身という才媛ぶりよりも、秘書への強権的な態度など、政治家としての資質を疑われる件が何度も取り沙汰されてきた。こうした人物が、この期に及んでなぜ入閣してしまったのか。

「片山氏は党内の同僚からの人望はまったくありませんが、長老に取り入るのは上手い。目下の人間には高圧的なのに、重鎮に対しては『二階(俊博・党幹事長)先生のお話を聞いて』などと、必ず持ち上げてヨイショする。それで、組閣にあたり二階派から推薦された片山氏を、安倍首相はそのまま抜擢したというわけです」(自民党ベテラン代議士)

安倍首相の人を見る目のなさは、大臣の醜聞が続出した第1次政権以来、何も変わっていない。周囲は自分のイエスマンで固め、味方(二階氏)の言い分は何も考えずに丸呑みする。そんな人事ばかりだから、間違いが続出するのだ。

ただでさえ消費増税問題などで炎上必至だというのに、大臣のスキャンダルまで抱えてしまっては、もはや政権のダッチロールが始まるのは確実。焦る安倍首相は、懲りずに苦肉の策の「とんでも人事」を構想中だという。

「元貴乃花親方の参院選出馬です。来夏の選挙では、『普通にやったら勝てない』というのが、安倍首相や麻生太郎財務相、菅義偉官房長官ら政権幹部の共通認識。そこで、目玉候補として元貴乃花親方を立てる計画が進んでいます。出馬の際には、候補者が支持者の名簿をまとめて党本部に提出する必要がありますが、元親方は現在も後援会が機能しているので、クリアできる」(別の自民党議員)

だが、間違いだらけの人事を繰り返して居直る安倍政権に対し、国民の視線は厳しさを増している。「客寄せパンダ」の効果がどれほどあるというのか……。

「安倍政権は、これまでなら強権的人事ができましたが、『長くてもあと3年』と終わりが見えてきたことで、求心力の低下は避けられない。沖縄知事選や那覇市長選など、地方で自民系候補の敗北も続いています。『安倍首相でいいのか』という声が、地方から、そして党内からも上がり始めています」(前出・角谷氏)

ダムは蟻の一穴から決壊するのだ。

「最後の総裁任期」となる3年間が始まったばかりなのに、政権にはすでに終焉ムードが漂い始めた
「二階派」のプッシュで入閣したため、首相は二階氏の了承を得なければ片山氏のクビも切れない
宮腰光寛沖縄北方担当相も、談合企業などから献金を受けた問題を指摘され、返金する意向

写真:共同通信社(1枚目)、鬼怒川毅

Photo Gallary4

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