二階俊博幹事長の長男直撃!「 跡を継ぐのはあなたですか?」 | FRIDAYデジタル

二階俊博幹事長の長男直撃!「 跡を継ぐのはあなたですか?」

幹事長退任が決定的な中、政界を電撃引退との噂も 実は総裁選より頭が痛い後継者不在の現実

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永田町の自民党本部4階にある幹事長室で、最近、二階俊博幹事長(82)はひとり頭を悩ませている。自身の後継者が一向に定まらないのだ。二階幹事長の後援会関係者が語る。

「権力の権化みたいな見られ方をしている二階さんですが、本音では早く息子に地盤を譲って引退したいと考えているんです。地元では、次の総選挙には出ないのではとまで言われています」

二階幹事長には、引退したくても簡単にはできない事情がある。

「二階幹事長の引退を虎視眈々と狙っている議員がいる」

と、語るのは、二階派に属する自民党中堅議員。二階幹事長の後釜を狙う人物とは、世耕弘成(ひろしげ)参議院議員(58)である。

「世耕さんはかねてから衆院への鞍替えを画策している。二階さんの選挙区である和歌山3区は、祖父・弘一氏の出身地で世耕家の地盤という思いがある。世耕さんは『お世話になった二階幹事長が現職のうちは衆院へは出馬しない』としていましたが、息子に代替わりするのなら話は別。二階さんが無理矢理に息子を公認にするなら、無所属でも真正面から戦う構えです。二階さんとしては、『息子が選挙で世耕に勝つのは難しい』と考えているため、おいそれと引退はできないんです」(中堅議員)

頭痛の種はそれだけではない。どうやら二階幹事長は、肝心の後継者についても決めきれていないようなのだ。幹事長には3人の息子がおり、後継者候補とされているのは、長男の俊樹氏(56)、三男の伸康(のぶやす)氏(43)だ。

「地元で評判が良いのは三男の伸康氏です。全日空を退社後、二階幹事長の秘書を務めており、見た目も爽やかで物腰も柔らかい。すでに東京から和歌山に引っ越してきており、後援会への挨拶回りも始めています。一方、長男・俊樹氏は地元の御坊市で二階さんの事務所責任者を務めていますが、評判は芳しくない。

実際、’16年には御坊市長選に出馬し、大惨敗。小泉進次郎や稲田朋美が応援に来ていながらこの結果です。ただそれでも、長男はやる気満々。地元で挨拶回りをする三男を『誰に断ってやっているんだ』と怒鳴りつけたのは有名な話です。二階さんの胸の内はおそらく三男で決まっているが、長男も可愛くて無下にできないんでしょう」(前出・後援会関係者)

後継者は長男か三男か。こうなれば真実は本人に聞くしかない。本誌は9月中旬、御坊市内の二階事務所に俊樹氏を訪ねた。

――二階幹事長の後継者はあなたですか。

「忙しいから」

――あなたで決まりですか。

「それは絶対にない」

――では、伸康さんが出る?

「誰が後継者になるのかはわかりませんけれど、今は代議士(父親のこと)の選挙があるのでそれに集中しています」

意外にも、「後継者ではない」と断言し、しかも父・二階俊博が次期衆院選に出馬するつもりであることも明言した。とはいえ、腹の中とは真逆のことを言うのは政治家の常だ。俊樹氏の言葉を額面通りに受け取ってはいけない。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「本当に引退して息子に地盤を継がせるとしても、二階幹事長はギリギリまで表明しない。理由は二つ。一つは、選挙まで時間がなければ公募で候補者を探す余裕がなくなり、票をまとめられるのは二階の名だ、となる可能性が高いからです。それに、世耕議員につけ入る隙を与えないことにもなる。もう一つの理由は、総裁選です。引退を表明すれば、いかに二階幹事長でも求心力はなくなり、派閥がまとまらなくなる。ドロドロの権力闘争の最中で引退は口が裂けても言えない」

衆院選の公示は11月上旬と見られる。その直前、二階幹事長の電撃引退があるかもしれない。

長男・俊樹氏は地元にある二階事務所の責任者を務める。後継者問題を問うと、笑顔を見せる場面もあった
衆院への鞍替えを狙う世耕参議院議員。二階幹事長が息子に地盤を譲れば、無所属でも打って出るとされる

「FRIDAY」2021年10月8日号より

  • 撮影鬼怒川 毅 加藤 慶 共同通信社

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