「8700万円着服してキャバクラで豪遊」42歳弁護士の悪徳手口 | FRIDAYデジタル

「8700万円着服してキャバクラで豪遊」42歳弁護士の悪徳手口

9月17日、大阪弁護士会所属の古賀大樹弁護士の逮捕が発表された。依頼者らが語る人柄と金銭を要求するセコいやり方とは

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古賀容疑者の顔写真(容疑者の事務所HPより)
古賀容疑者の顔写真(容疑者の事務所HPより)

「古賀弁護士はこちらが仕事をお願いしても『はい、わかりました』と言って終始ペコペコするだけ。身長180cm以上と体格はいいけれど、本当に気の弱いタイプでした。仕事はお世辞にもできるとは言えず、事務員に任せっぱなしのような対応ばかり。ここ3ヵ月は事務所の電話も繋がらない状態で、どうなっているんだろうと思っていた矢先に逮捕されたことを知りました

遊び人というタイプでもなかったので、キャバクラに通っていたのは余計に驚きましたよ」(古賀容疑者に仕事を依頼していた男性)

9月17日、大阪府警天満署は業務上横領容疑で大阪弁護士会に所属する古賀大樹容疑者(42)の逮捕を発表した。古賀容疑者は’19年3月~’20年3月にかけて、後見人になっていた男子高校生の銀行口座から無断で出金したり、定額預金を解約したりして計830万円を着服したとされる。

「不審に思った高校生の親族が大阪家裁に連絡して事件が発覚しました。古賀容疑者は取り調べに対して『間違いありません』と容疑を認め、着服したカネに関しては『キャバクラで使った』と説明しています。古賀容疑者は他にも後見人制度を悪用して約8700万円を着服したことを認めており、府警は余罪の捜査も進めています」(全国紙社会部記者)

依頼者の預金管理などを行うのが後見人の役割だが、古賀容疑者は弁護士という立場を利用して、私利私欲のために他人の財産に手をつけていたというわけだ。

古賀容疑者は’03年に京都大学法学部を卒業、同年に司法試験に合格し、大手弁護士事務所を経て’18年に独立した。肩書きだけを見れば絵に書いたような〝エリート弁護士〟だが、最近は依頼者からのクレームが絶えなかったようだ。

古賀容疑者に仕事を依頼した前出の男性が語る。

「最近、消費者金融から返済を求められ、古賀弁護士に交渉を依頼しました。彼からは『20万円で先方と話をつけました』と説明があったので、逮捕の2日前に古賀弁護士の口座に20万円を振り込んだ。しかしその後音沙汰はなし。本当に先方と話をしているのかまったくわかりません」

古賀容疑者が依頼者に20万円の振り込みを要求しているLINE画像
古賀容疑者が依頼者に20万円の振り込みを要求しているLINE画像

この男性は以前から周囲に弁護士を探している人がいると古賀容疑者を紹介していたという。知人から約6000万円の遺産相続について相談され、後見人として古賀弁護士を紹介したこともあるという。

「古賀弁護士が着服した額は8700万円に上る。私が紹介して後見人に就いた6000万円の遺産にも手をつけたのかもしれないと思うと、気が気ではありません」

他の依頼者も古賀弁護士の印象や仕事ぶりをこう語る。

「とにかく地味なタイプ。ブランド品のスーツやネクタイを身に着けるような人間ではなかった。ナヨナヨしているような感じですかね。私は2年ほど前に賃貸で借りていたマンションの部屋が台風の雨漏りで水浸しになり、古賀弁護士に家具など約30万円の損害賠償をお願いしていたんです。

とりあえず着手金として3万円を払ったんですが、いつまで経っても連絡がなく、こちらから催促すると『相手が納得せず、なかなか払わないんです』の一点張り。ここ1年ぐらいは事務所に電話をかけても誰も出ず、本人の携帯に連絡しても繋がらずでした。着手金だけ払わせて、一切何もしてないのかもしれません」

弁護士という立場した手口はあまりにも悪質だ。常習的に犯罪に手を染めていたことが窺えるだけに、余罪が出てくるかもしれない。

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