金銭問題など曲折の末…小室圭さん「眞子さまと結婚」への軌跡
10月26日のご結婚が決まったーー。
秋篠宮家の眞子さま(29)と、小室圭さん(30)のお二人だ。圭さんの母親・佳代さん(55)と元婚約者との金銭トラブルなどで、暗礁に乗り上げるかと思われた婚儀。9月27日に小室さんが滞在先の米国から帰国し、ようやく宮内庁からの正式発表にいたった。
「秋篠宮殿下は18年11月の誕生日会見などで、『多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、いわゆる婚約にあたる「納采の儀」を行うことはできない』と、たびたび釘を刺されてきました。トラブルが解決していない現状では、10月どころか来年春になっても結婚は難しかったでしょう。
しかし報じられている通り、『納采の儀』だけでなく、天皇皇后両陛下に感謝の辞を伝える『朝見の儀』などの行事も行わない予定だとか。眞子さまは、皇室離脱に際し渡される約1億5000万円の一時金も辞退されるご意向だといわれます。圭さんとの結婚は皇室と関係ないという形をとることで、一気にハードルが下がったんです」(全国紙担当記者)
17年9月に、眞子さまと圭さんが婚約内定会見を開いてから4年ーー。紆余曲折の末、眞子さまと結ばれるまでの小室さんを秘蔵写真で振り返る。
眞子さまを射止めた「海の王子」
眞子さまの婚約が発表されたのは、17年5月のこと。当時、日本中が祝福ムードに包まれていた。
国際基督教大学(ICU)で眞子さまの同級生だった小室さん。爽やかな顔立ちの圭さんは、学生時代にもう一つの仕事に打ち込んでもいる。神奈川県藤沢市の観光PRだ。10年に同市観光協会のコンテストに応募し、「海の王子」の座を射止めた。
お二人が出会ったのは、12年6月。その1年後、まだ21歳の若さながら小室さんがプロポーズ。横浜や湘南などでデートを重ね、5年にわたって交際を続けてきた。
当時、小室さんは佳代さんと祖父の3人で横浜市内のマンションに暮らし。そこから都内の職場へと通っていた。
結婚延期…眞子さま「苦渋の決断」の舞台ウラ
「準備不足」を理由に、小室さんと眞子さまの結婚延期が発表されたのは、18年2月のこと。自然災害や喪中での結婚関連の行事が延期された例はあったが、関連儀式がすべてストップするというのは異常事態だ。
そのウラには、皇室にとって「寝耳に水」としか言いようのない事情があった。圭さんの母親・佳代さんの金銭トラブルである。02年に夫と死別した佳代さんは、その後、知人を介して知り合った60代の外資系商社マンと交際し、婚約に至った。
佳代さんはその期間中、小室さんの学費やアメリカ留学資金のために商社マンから約400万円の援助を受けていたが、破局とともに事態は急変。返金を求める男性に対して、佳代さんが「あれは贈与されたものだ」と突っぱね、ドロ沼のトラブルに発展したという。
「眞子さまが受けたショックは大きく、報道後は自室に籠られることも多くなったようです。それでも、眞子さまの小室さんに対するお気持ちは変わらなかった。宮内庁も、説得に時間が掛かったと言います」(前出・皇室関係者)
このころから、お二人の結婚に暗雲が立ち込め始めたーー。
圭さんを直撃撮! 「アメリカ留学費用は誰が出すの?」
眞子さまとの結婚の行方が未だ定まらないなか、小室さんは18年8月から米国のロースクールに通い、弁護士資格の取得を目指すことを表明した。佳代さんの借金問題が解決していないのに、2000万円は下らない留学の費用はどうするのか? 世間からの結婚を反対する声が大きくなっている最中での出来事だった。
出勤する小室さんに留学について直撃したものの、何を聞いても返事はナシ。佳代さんとともに、足早に最寄り駅へと歩き去っていった。
長髪に込めた思い
米国へ留学していた小室さんが、日本に戻ってきたのは今年9月27日。実に3年2ヵ月ぶりの帰国となった。
ニューヨークを拠点にする人気ブランド「ラルフローレン」の青いワイシャツに、ノーネクタイ姿。見る者を驚かせたのは、日本にいた時と違い長髪になっていたことだ。滞在していたニューヨークでは、新型コロナウイルスの影響で美容院に行けず人と会う機会も減ったため、髪が長く伸びた男性が多いという。
新ヘアスタイルについて、『FRIDAYデジタル』の取材にファッションデザイナーのドン小西氏は、こう話していた。
「ニューヨーク流のアピールでしょう。髪が伸び、ワイルドな印象を受けます。婚約会見(17年9月)を開いた4年前と比べて、自分は変わったんだと主張しているように見えましたよ。米国で武者修行し、それなりに成長したんだと。4年前のお坊ちゃん然とした自分とは違う……という姿を見せたかったのでしょう。
米国は自由な国です。文化習慣の違う人々が生活するニューヨークで経験を積み、しきたりや約束事に縛られやすい日本を外から見て、考え方が変わったのでしょう。自分なりのスタイルを貫こうと、決めたのかもしれません」
自宅での隔離生活を終えると、小室さんは眞子さまとお二人で会見を開く予定だ。眞子さまの皇室離脱やパスポート発行の手続きが終われば、米国で新婚生活をスタートするといわれる。新しいヘアスタイルで、決意を示した小室さん。眞子さまと、「自由の国」で幸せな家庭を築いていただきたい。
- 撮影:濱崎慎治 蓮尾真司 川上孝夫 坂口靖子 田中俊勝 船元康子 西圭介
- 写真:共同通信社 アフロ