原田知世、米倉、上白石…秋ドラマ「主演女優のオーラ満点」素顔
涼しい夜風が吹いていた今年6月の夕方。東京・港区のマンション前に一台の高級車が停まった。運転席にはベースボールキャップに半袖半ズボン姿の男。俳優の椎名桔平(57)である。しばらくすると、エントランスから大きなスーツケースを転がしながら、ベージュのワンピースに身を包んだ可憐な女性が出てきた。
美女は真っ直ぐ椎名の車へ近づいていく。マスクで隠れた顔をよく見てみると……、なんと女優の原田知世(53)ではないか! まるで10代から〝時をかけてきた〟ような美貌と若々しさだ。
50代となって、映画やドラマでますます存在感を増している椎名と原田はいかにして出会ったのか。
「二人の出会いは18年に『連続ドラマW 不発弾〜ブラックマネーを操る男〜』(WOWOW)での共演でした。椎名さんは売れるまで、長い下積み生活を送っていたのに対し、原田さんは14歳でのデビュー直後から大ブレイク。椎名さんは下積み時代からずっと、原田さんのファンだったと明かしていました。50代になって、ようやく初共演を果たした二人は3年間という長い時間をかけて、コンタクトを取り合い、今年の年明けぐらいから真剣交際を始めたようです」(制作会社関係者)
原田は、10月8日にスタートしたドラマ『スナック キズツキ』(テレビ東京系)で主演を務めている。10月から続々と始まる「秋ドラマ」。ヒロインには、魅力的な女優が名を連ねる。原田もその一人。本誌がキャッチした「秋ドラマ女優」の素顔を紹介したい。
客の目がクギづけの完璧スタイル

19年5月下旬、芸能人が多く通う東京・広尾の高級スーパーで、オーラ抜群の美女が買い物をしていた。黒いキャップにサングラス、ジャケット&スパッツ、足元にはゴールドのスニーカー。驚くほど長くて細い脚に目がクギ付けになる。女優の米倉涼子(46)だ。米倉が主演するのは、もちろん人気連作の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)。今回は第7シリーズとなる。
スーパーのパン屋の紙袋を持った米倉は、スマホ画面を眺めながら隣のコンビニへ。野菜ジュースやスムージーが並んだ棚を覗き込んだものの、再びスマホに視線を落とし、店の奥に立って数分間、ひたすらスマホを打ち続ける。結局おにぎり1個を買って帰路に就いた。
「米倉さんは、新型コロナウイルス感染拡大で多くの人が苦しい生活を強いられていることに心を痛めています。20年12月に行われた『フランス映画祭2020 横浜』には、爽やかな着物姿で登場。こう訴えてました。『映画は私たちの希望です。日本とフランスの文化交流が絶えることなく、開催できてとても嬉しい』と」(民放キー局社員)
大女優と汗だく全力疾走

ドラマや映画によく登場する東京・大田区内の坂道。19年11月、大勢の撮影スタッフが集まりロケが行われていた。スーツ姿の綾瀬はるかと、Gジャンを着た上白石萌歌(もか、21)だ。上白石は10月3日から始まった『宮部みゆき【ソロモンの偽証】』(WOWOWプライム他)に出演している。
この日撮影していたのは、18年に放送された『義母と娘のブルース』(TBS系)続編のスペシャルドラマ。どうやら、坂を駆け下りるシーンだったようで、綾瀬と上白石は、疲れも見せず、髪を振り乱しながら下り坂を何度も激走していた。
「18年の放送では、綾瀬演じる堅物のキャリアウーマンが、上白石ふんする血のつながらない娘と心を通わせる様子が感動を呼び、高視聴率を獲得しました。この日撮影していたのは、赤ちゃんを乗せたベビーカーが坂道を下ってしまい、それを二人が慌てて追いかけるというシーン。スペシャルドラマでは、この赤ちゃんがストーリーの大きなカギを握っていたようです」(芸能プロ関係者)
恋人のように寄り添う男性の正体は?

19年4月のとある夜。『最愛』(TBS系)でヒロインを務める吉高由里子(33)は、黒塗りの送迎車で芸能人御用達の和食店『S』に向かっていた。深夜まで営業している隠れ家的な店である。時刻は深夜10時前。直前まで仕事が押したのだろう、かなり遅めの夕食だ。
店の近くで送迎車は停まり、後部座席からベージュのキャップを被った吉高が降りてきた。続いて助手席からスラッとした男が現れ、吉高に続く。キューティクルヘアの美少年だ。この美少年、ひょっとして新恋人?
時折、顔を見合わせてププッと吹き出すなど、二人は実に楽しそう。吉高と美少年は本誌記者の目の前を寄り添うように歩いて『S』へ入っていった。
と、そこまではよかったのだが……。二人は出てこない。好きなハイボールでしたたかに酔っているのか、日付が変わっても出てこない。深夜2時過ぎ、迎車のタクシーが店前に停まった。ようやくお帰りのようだ。
吉高が店内で合流したとおぼしき女性、先ほどの美少年を伴って店から出てきたのは、その5分後のことだった。
「その日、吉高は関係者と『S』で10時から放送された『わたし、定時で帰ります。』のオンエアを観ていたそうです。長っ尻だったのは、その後の反省会に熱が入ったからでは? ちなみに美少年はマネージャーだそうです」(吉高の知人)
事実、三人は違うタクシーに乗って解散するのだった。
撮影現場を離れると、別の顔を見せてくれる名女優。魅力満点の彼女たちが主演を務めるなら、ドラマの大ヒットも間違いないだろう。






撮影:会田 園 足立百合 岡田浩太郎 小川内孝行 近藤裕介 島 颯太 高塚一郎 野中 裕 原 一平 山田宏次郎