小室圭さん母の元婚約者が明かす「小室家との交渉全内幕」

「私の代理人のところに『小室圭さんと直接交渉をするんですか』と多くのメディアから問い合わせがあり、ビックリしています。そもそも、なぜ急に圭くんが出てくることになったのか。いまはただ、驚きと違和感しかありません」

そう語るのは小室圭さん（30）の母・佳代さんの元婚約者・Ａ氏だ。

10月１日、宮内庁は秋篠宮家の長女・眞子さま（29）と小室圭さんの結婚を正式に発表した。二人は10月26日に婚姻届を提出し、同日に会見を開く予定であること、一時金は辞退する意向であることなどが明らかになった。

「宮内庁から、眞子さまが『複雑性ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）』と診断されたことも公表されました。秋篠宮夫妻は、こうした眞子さまの体調などの問題から『これ以上長引かせるわけにはいかない』と結婚を認めたという背景があります。しかし、結婚が近づくにつれて、紀子さま（55）もしきりに眞子さまのことを心配しているそうです。『あちらの食事が口に合えばいいけれど』と、アメリカでの生活を案じている。ただ、当の眞子さまは公務もこなしており、結婚会見にも出席する予定です」（全国紙記者）

そんななか、肝心の「400万円金銭トラブル」は、白熱する一方だ。９月30日、小室家側の代理人である上芝直史(うえしばなおじ)弁護士が、一部メディアの取材に対して「小室圭さんと母の元婚約者との直接交渉について調整中」という趣旨の発言をした。Ａ氏がこれに反論する。

「あたかも私が圭くんとの直接交渉を了承したかのように言われていますが、それは事実ではありません。交渉はまったくの白紙状態です」

小室家とＡ氏の間では、今年４月以降、交渉に向けた話し合いが重ねられてきた。Ａ氏が一貫して訴えてきたのは「金銭問題の相手は佳代さんであり、直接会って話がしたい」というものだ。

７月22日、上芝弁護士からＡ氏の代理人に「一度きりなら、佳代さんをＡ氏に会わせてもいい」という連絡があった。これを受けて、８月上旬にＡ氏が佳代さんに宛てて出した手紙を、本誌10月15日号で「小室圭さん帰国の陰で元婚約者が『小室家に出した手紙』独占入手」と題して報じた。Ａ氏は手紙で「一度きりの話し合いでは解決は難しい」「直接会うのが難しければ、文書でもいい」と伝えたものの、小室家側から返答はなかった。

「９月14日、上芝氏から私の代理人が呼び出されました。その際、先方から『佳代さんが対応できるようになるまで、年単位の期間がかかる』と言われたのです。こちらの代理人が『年単位とはどれぐらいかかるということですか？』と聞いても明確な返答はありませんでした。そして『代替案として、交渉の相手は圭さんではどうか』と言われたのです」（Ａ氏）

Ａ氏の代理人から先方に「なぜ小室さんが出てくるのか、彼の意思を知りたい。そうでなければ判断できない」と伝えたが、明確な答えはなかったという。

「そもそも400万円は佳代さんに貸したもので、そのときの状況やおカネの名目といった詳細を、圭くんは何も知りません。交渉の相手として適切とは思えませんし、なによりどうして彼が交渉するのかといった説明がまるでないのです。
私としても、この問題を一刻も早く解決したいと思っています。仮に圭くんからこのような事態になったことの説明があり、本音で話し合えるような状況になれば、私も交渉に臨む用意はあります。ただ、いまのところ、とてもそうなるとは思えないのです」（Ａ氏）

なぜ小室さんはこのタイミングで「直接交渉」に乗り出そうとしているのか。皇室制度に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏が話す。

「結婚会見でも記者から『金銭問題はどうなったのか』という質問は必ず出るでしょう。小室圭さんが元婚約者と直接交渉に臨むというのは、会見で『お相手の方とお話をしています』と説明するためのアリバイ作りという面はあると思います」

小室さんに求められるのは、その場しのぎの行動ではなく、真摯な説明である。

『FRIDAY』2021年10月22・29日号より