「のん」独立騒動から3年半、芸能事務所とまさかの和解 | FRIDAYデジタル
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「のん」独立騒動から3年半、芸能事務所とまさかの和解

「洗脳騒動」を乗り越え、来年の「NHK大河」に出演するために

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「洗脳騒動」を乗り越え、来年の「NHK大河」に出演するために
「洗脳騒動」を乗り越え、来年の「NHK大河」に出演するために

ゆったりしたワンピースにキャップを被り、上機嫌で「ヨッ!」と左手をあげるこの癒(い)やし系美女。その笑顔からは、どこか肩の荷が下りたような安堵感が伝わってくる。女優の「のん」(25=本名・能年玲奈)である。

本誌が彼女を目撃したのは、10月上旬のこと。この日、のんが訪れたのは、なんと彼女の”古巣”である芸能事務所『レプロエンタテインメント』だった――。

朝ドラ『あまちゃん』で主演を務めて、一躍、国民的人気を得た彼女。だが、公私にわたってのんの面倒をみていた演出家・T氏に心酔したことで、’15年には事務所と深刻に対立。関係は修復不可能となり、’16年6月に『レプロ』を離れることに。その経緯は”洗脳騒動”として大きく報じられた。ゴタゴタの中で個人事務所を立ち上げていた彼女だが、一時は完全に休業状態。そのまま芸能界からフェードアウトするかと思われていたが、最近になって、俄(にわか)に活動を再開している。昨年11月にはミュージシャンとしてCDデビューを果たし、9月には中国全土で展開されている『肌ラボ』(香港メンソレータム社)のキャンペーンにも起用。ここへきて露出が激増しているのだ。そんな彼女が、なぜ”因縁の相手”ともいえる事務所に姿を現したのか。

ついに雪解けの瞬間が

「実はこの日、のんと『レプロ』の間で、和解に向けた話し合いの場が持たれていたんです。持ちかけてきたのはのんサイド。騒動の詫びを入れるという形で、彼女が事務所に顔を見せることになりました。目的は、事務所との関係修復。さらに、のんがまた『レプロ』のマネジメントを受ける、という内容も含んでいます。まだ話し合いは始まったばかりですが、両者にとって意味のあるものだったことは間違いありません」(芸能プロ幹部)

この日、のんは黒塗りのハイヤーで事務所の入るビルに到着し、運転手にエスコートされて降車した。久しぶりの事務所に懐かしさが込み上げてきたのか、笑みを浮かべている(2枚目写真)。そして軽やかにスキップしながら、ビルの入り口へ。こんな緊迫した状況にあって、なんとも「らしい」振る舞いだ。

そのハイヤーの反対側のドアから、白髪の男性も降りてきた。二人は何やら会話を交わし、ビルの中へ入っていく。この男性こそ、現在、彼女の支援者となっているF氏なのである。

「Fさんはもともと映画配給会社に勤めていましたが、その後独立。現在ではブランドコンサルティングからタレントのマネジメント、さらには出版業までを幅広く手掛けるヤリ手経営者です。のんとの関係は’16年からで、彼女の個人事務所と提携し、マネジメントをしています。これからタレントとして、のんをどう展開させていくのかを考える”キーマン”のような存在です。Fさんは苦労人の彼女が可愛いのでしょう、まるで娘のように気にかけているようですよ。そんなFさんに、のんも絶大な信頼を置いているといいます」(映画関係者)

そのF氏とともにエレベーターに乗ったのんは、事務所へ直行。およそ1時間半に及ぶ話し合いを終え、冒頭のように笑顔でビルを後にした。その表情からは、話し合いが首尾よく進んだようにみえる。

本誌はまさに”決定的瞬間”を目撃したわけだが、気になるのはそのタイミングだ。騒動から3年半が経ったいま、なぜのんと『レプロ』の間で和解への舵(かじ)が切られたのだろうか。

実は、現在、来年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)』での、のんの「NHKカムバック」という仰天プランが進行中だというのだ。

「『いだてん』は’20年の東京オリンピックを前に、NHKが総力をあげて制作している大河ドラマ。脚本は宮藤官九郎さん(48)が担当することが決まっています。実は、その制作陣が、『あまちゃん』を手掛けたスタッフたちなんです。宮藤さんを含め、いわば『チームあまちゃん』とでも言いましょうか。その責任者が、『あまちゃん』の他にも朝ドラの『オードリー』や『まんてん』、さらには土曜ドラマ『ハゲタカ』などを作った名物プロデューサーのKさん。彼が、『この作品のサプライズとして、どうしてものんを出演させたいんだ』と言っているようです」(NHK関係者)

あの金メダリスト役で復活

のんにとっては、これ以上の話はないだろう。長らく途絶えていた地上波ドラマ復活の端緒となるのがNHK。さらに、出世作となった『あまちゃん』の制作チームが彼女を迎えるとなると、話題性もバツグンだ。ではいったい、どんな役を演じるのか。

「『いだてん』は全3部で構成される予定ですが、Kさんが彼女を登場させようとしているのは第2部の’36年ベルリン五輪編。そこで、のんを『前畑、がんばれ!』の実況で有名な水泳の金メダリスト・前畑秀子(故人)役に据(す)えようと算段しているといいます。まさにドラマ中盤の”目玉”として、彼女を復活させたいのでしょう」(前出・NHK関係者)

紆余曲折を経ながらも、再び大きな舞台で脚光を浴びようとしているのん。彼女の天才的な演技を、もう一度見たい――。多くの国民が待ちわびている瞬間が訪れるのは、そう遠くないかもしれない。

ハイヤーから降り、ピョンピョンとスキップをするのん。この手の動きひとつで、彼女の「天然っぷり」が窺える
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8月下旬、のんはスタッフを交えてお台場でバーベキュー。解散後は、演出家のT氏(左)と一緒に喫茶店へ
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9月上旬には都内の音楽スタジオへ。みっちり、7時間に及ぶ練習を終えてさすがにクタクタの様子だ
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『レプロ』との話し合いを終えたのんはF氏とともにハイヤーへ。都内の自宅マンションへと帰っていった
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本誌未掲載カット
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PHOTO:香川貴宏(1・3枚目) 川上孝夫(2・4・5枚目)

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