「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見! | FRIDAYデジタル

「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見!

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自民党、とはどこにも書いていないのがポイント…!?
自民党、とはどこにも書いていないのがポイント…!?

二階氏が引退していたなら…

岸田新政権発足からまばたきをする間もなく突入する解散総選挙。あまりに時間がなかったため、直前まで正式な候補者が決まらなかった選挙区もあるほどだ。

そんななか、ひそかに注目を集めていたのが和歌山3区。ここは言わずと知れた自民党の重鎮・二階俊博氏の牙城であるが、現在82歳とご高齢の二階氏は、選挙を前に引退して、地盤を息子に引き継ぐのではないかと目されていた。

この「二階から二階」の禅譲に警戒心を募らせていたと言われるのが、こちらも自民党の有力者である世耕弘成・参議院自民党幹事長だ。二階氏と同じく和歌山を拠点として活動する世耕氏だが、こちらは参議院議員。衆院と参院は別なので、本来なら二階氏の選挙区の動向に神経をとがらせる必要はないはずだが…。

「以前から世耕さんが、和歌山の選挙区から衆議院選挙に出馬する…という噂は流れていました。世耕さんは実力者ですから、いまより上を目指すためには、参議院議員ではいろいろと障害があると思っていたのでしょう。虎視眈々と、和歌山の選挙区から衆院選に出る機会をうかがっていた。

とはいえ、二階さんの目の黒いうちは世耕さんも動くのは難しかった。世耕さんは二階さんには敬意を示していますから。

ところが、今回の選挙に際して、二階さんが息子に地盤を譲るのではないかという話が出たため、世耕さんの周囲が急に騒がしくなりました。今年9月ごろには、世耕さんが衆院選挙への出馬準備、つまりは『戦闘準備』を本格的に始めている…との報道も出たほどでした」(自民党関係者)

結局、31日投開票の衆院選では、和歌山3区からは二階氏が出馬することが決まり、世耕氏の出馬のウワサは立ち消えになった。

そんななか、FRIDAYデジタルは、世耕氏が衆院選に出馬する気だった可能性をうかがわせる「証拠」を見つけた。

それが、この写真だ。

和歌山県の街中で見かけたこの車。ひと目で世耕氏の選挙カーであることが分かるが、よくよく細部を見てみると、「和歌山県第三選挙区 衆議院議員候補 せこう弘成」と書いてあるではないか…!

「二階さんの引退に備え、世耕事務所が急遽こしらえた選挙カーだと聞いています。二階さんの息子が正式に後継者に選ばれたら、世耕さんは無所属でもこの選挙区から出馬する気だった…との話も流れていました。そのためでしょうか、この選挙カーにはどこにも『自民党』の文字が入っていないのです。ただ、この車があることはマル秘とされているようですよ」(同)

選挙区内の様子はどうなのか、と和歌山3区の田辺市を訪ねてみると、なんと、新たな事務所の準備中であった。事務所から出てきた関係者に話を聞いたところ、「前の事務所から移転をしているところだけど、いつの選挙のための準備、ということではないですよ。(選挙カーについて尋ねると)うーん、別の場所で進めているのかどうか、こちらではわかりません」と濁すのだった。

新しい事務所を発見…!
新しい事務所を発見…!

この車の存在について、そして今後「衆院選出馬」の計画があるかについて、世耕議員の事務所に訪ねたが、期限までに回答はなかった(今後、回答があれば追記する)。

結局、二階俊博氏が出馬を決めたことで、今回はこの車の出番はなくなったようだが、さて、近い将来にこの車の出番はあるのか。それとも…?

  • 取材・文加藤慶

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