身の回りの「もしも」に完全対応!話題の「ユニーク保険」厳選12 | FRIDAYデジタル

身の回りの「もしも」に完全対応!話題の「ユニーク保険」厳選12

「水害」「地震」から「あおり運転」「ネットトラブル」、果ては「ドローン事故」「旅行キャンセル対応」まで

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

あなたの身の回りで起こる突然の天災・人災はこんなにある

気候変動により増える水災 新たな人災のリスクも

近年、地震や豪雨など、甚大な被害を及ぼす自然災害が増加している。たとえば「災害救助法」が適用された市区町村数の推移を見てみると、’19年度は実に453件。過去最高となった’18年度の309件をさらに上回る数字となった。

中でも発生件数が多いのが、台風や豪雨などの水災(水害)だ。地球温暖化の影響などもあり、その数は増える傾向にある。記憶に新しいところでも、’18年7月に発生した西日本を中心とする豪雨災害では、岡山県・広島県・愛媛県を中心に200名を超える犠牲者が出て、約7000件の家屋が全壊している。また、’19年の台風15号と19号はいずれも関東圏を直撃し、とくに房総半島では大きな被害が出た。「今までこんなことはなかった」という被災者の声をよく耳にするが、海や川のそばでなくとも、想定外の場所での水災が増えているのが特徴だ。

一方、発生件数は水災ほど多くないが、ひとたび起こると広域に多大な被害をもたらすのが地震だ。東日本大震災以降でも、’16年の熊本地震や’18年の北海道胆振(いぶり)東部地震など、最大震度7を記録する地震が起こっており、大きな被害を出している。10月7日夜に首都圏を中心に起きた最大震度5強の地震で、久しぶりにその脅威を思い出した人も多いだろう。

また最近では、天災以外にも、あおり運転やSNS上でのトラブルなど、新しいタイプの「人災」に巻き込まれるケースが増えてきている。思いもよらない被害を受ける、あるいは自分が「加害者」になる可能性は誰にでもある。そうした際に自分の身を守るための保険加入を検討しなくてはいけない。

水災・地震に備える 気候変動時代にリスク増大

持ち家か、それとも賃貸か 自分に合った商品を

火災保険では、火災による損害に加えて、水災、風災などのさまざまな自然災害による損害もカバーできる。ただし、すべての火災保険に必ず水災補償が付いているとは限らないため、現在火災保険に加入している人もこれから加入する人も、補償の範囲を確認しておく必要がある。

水災をカバーしないまま、住宅ローンを抱えた状態で被災すれば、失った家と新しい家の住宅ローンというダブルローンに苦しむことにもなりかねない。近年水災が増加していることをきちんと頭に入れたうえで、ハザードマップなどで自宅周辺地域の災害リスクを確認しつつ、必要な補償を確保しておくことが大切になる。

一方、地震やそれによる津波の被害は火災保険では補償されない。地震に備えるには地震保険への加入が必要だ。なお地震保険は火災保険とセットでしか加入できない点も注意しておこう。

あおり運転・自転車事故対策 自分が加害者になった時が怖い

高額賠償判決が次々と 「加害者リスク」にも準備を

昨今問題になっているあおり運転。車の運転をする人にとって、ドライブレコーダーを搭載することが必須という状況の中で注目されているのが、自動車保険の特約として付ける「ドライブレコーダー特約」だ。自分で市販のドライブレコーダーを取り付けただけの場合との大きな違いは、あおり運転を受けたり、事故にあった際に迅速なサポートが得られるという点。場合によっては警察への連絡、証拠映像の提出なども手助けしてくれる。

また最近では、自転車事故の増加を受け、自転車の損害賠償保険の加入を義務化する自治体が増加している。自転車事故の損害賠償を補償する保険は、大きく分けて、①自転車保険、②自動車保険や火災保険などに付ける個人賠償責任特約、③自転車の点検整備で付帯される「TSマーク」の3つ。すでに自動車保険や火災保険に加入済みであれば、個人賠償責任特約の付加を検討するといい。

他にもある ユニーク保険 日常生活に潜む小さなリスクが大事故に

手頃な保険料でOK あなたの周りのリスクを軽減

ニッチな保障ニーズに応える「少額短期保険」が最近人気だ。一般的な保険は、入院・手術・死亡など一つの保険で幅広くカバーし、その分保険料も高い。これに比べ、保障対象が一つに絞られており、ピンポイントでリスクをカバー。保険期間も1年、場合によっては1日など短く、保険料が安いのがメリットだ。

保障対象は、がん保険やペット保険などの定番から、不妊治療保険、葬儀保険、認知症保険、糖尿病保険など狭い範囲の保障をカバーするタイプも多い。ユニークなところでは、何らかのトラブルで弁護士等への報酬や経費が発生したときの弁護士費用を補償。ひとたび巻き込まれると人生を台無しにしかねない痴漢冤罪専門サポート付きの補償も。スマホ修理費用補償、アウトドア・山岳遭難への備え、ネットトラブル対応、旅行キャンセル補償、ドローン事故対応など、あなたのニーズに合う保険は必ずある。

『FRIDAY』2021年11月5日号より

  • 取材・文酒井富士子(回遊舎)監修平野雅章(ファイナンシャルプランナー)デザイン村上麻紀

Photo Gallery13

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事