小室眞子さん&圭さん 秘蔵写真で見る「婚約から結婚への4年」
「圭さんはかけがえのない存在。結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きて行くために、必要でした」
10月26日、都内のホテルで結婚会見にのぞんだ小室眞子さん(30)は、真っすぐに前を向いて話した。
この日の午前中、眞子さんと小室圭さん(30)の婚姻届を宮内庁職員が代理で提出。2人は夫婦となった。会見で圭さんが語ったのは、眞子さんへの変わらぬ思いだった。
「眞子さんを愛しています。眞子さんと人生を歩みたいという思いを持ち続けられたのは支えてくれた人のおかげです」
結婚までの道のりは決して順風ではなかった。ネックとなったが、圭さんの母親・佳代さんと元婚約者との金銭トラブルだ。
「眞子さんの父親である、秋篠宮殿下は18年11月の誕生日会見などで、『多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、いわゆる婚約にあたる「納采の儀」を行うことはできない』と、たびたび釘を刺されてきました。トラブルが解決しなければ、結婚は難しい状況だったんです。
しかし結婚に際し、『納采の儀』だけでなく、天皇皇后両陛下に感謝の辞を伝える『朝見の儀』などの行事も行われていません。眞子さんは、皇室離脱に際し渡される約1億4000万円の一時金も辞退しました。圭さんとの結婚は皇室と関係ないという形をとることで、一気にハードルが下がったんです」(全国紙担当記者)
17年9月に、眞子さんと圭さんが婚約内定会見を開いてから4年。逆境を乗り越え二人が結婚するまでを、秘蔵写真とともに振り返るーー。
眞子さんを射止めた「海の王子」の素顔(17年5月)
眞子さんの婚約が発表されたのは、17年5月のこと。当時、日本中が祝福ムードに包まれていた。
国際基督教大学(ICU)で眞子さんの同級生だった圭さん。爽やかな顔立ちの圭さんは、学生時代にもう一つの仕事に打ち込んでもいる。神奈川県藤沢市の観光PRだ。10年に同市観光協会のコンテストに応募し、「海の王子」の座を射止めた。
2人が出会ったのは、12年6月。その1年後、まだ21歳の若さながら圭さんがプロポーズ。横浜や湘南などでデートを重ね、5年にわたって交際を続けてきた。
当時圭さんは、母親・佳代さんと祖父の3人で横浜市内のマンションに暮らし、都内の職場へと通っていた。
結婚延期 「苦渋の決断」の舞台ウラ(18年2月)
「準備不足」を理由に、圭さんと眞子さんの結婚延期が発表されたのは、18年2月のこと。自然災害や喪中での結婚関連の行事が延期された例はあったが、関連儀式がすべてストップするというのは異常事態だ。
そのウラには、皇室にとって「寝耳に水」としか言いようのない事情があった。圭さんの実母・佳代さんの金銭トラブルである。02年に夫と死別した佳代さんは、その後、知人を介して知り合った60代の外資系商社マンと交際し、婚約に至った。
佳代さんはその期間中、圭さんの学費やアメリカ留学資金のために商社マンから約400万円の援助を受けていたが、破局とともに事態は急変。返金を求める男性に対して、佳代さんが「あれは贈与されたものだ」と突っぱね、ドロ沼のトラブルに発展したという。
「眞子さんが受けたショックは大きく、報道後は自室に籠られることも多くなったようです。それでも、眞子さんの小室さんに対するお気持ちは変わらなかった。宮内庁も、説得に時間が掛かったと言います」(前出・皇室関係者)
このころから、2人の結婚に暗雲が立ち込め始めるーー。
佳代さんが月収12万円の「パート生活」を再開(18年5月)
突然の結婚延期発表から2ヵ月後。東京・目黒区の商店街に、佳代さんの姿があった。周囲を警戒しながら、事務所らしきビルへ。50分ほどして出てくると、白い作業着に着替えており、事務所の向かいにある老舗ケーキ屋へと足早に入って行った。このケーキ屋は、佳代さんの職場だ。
本誌は借金問題について勤務先を出た佳代さんを直撃したが、「すみません」と答えるのみ。走り去ってしまった。
圭さんを直撃撮! 「アメリカ留学費用は誰が出すの?」(18年7月)
眞子さんとの結婚の行方が未だ定まらないなか、圭さんは18年8月からアメリカのロースクールに通い、弁護士資格の取得を目指すことを表明した。佳代さんの借金問題が解決していないのに、2000万円は下らない留学の費用はどうするのか? 世間からの結婚を反対する声が大きくなっている最中での出来事だった。
出勤する圭さんに留学について直撃したものの、何を聞いても返事はナシ。佳代さんとともに、足早に最寄り駅へと歩き去っていった。
パート終わりに直撃!佳代さんが本誌に見せた笑顔の意味(20年12月)
結婚が延期になったまま、ニューヨークでフォーダム大学ロースクールに通う圭さんは、経済基盤は不安定。佳代さんと元婚約者との間に起きた、金銭トラブルも解決していない。
しかし20年11月に、秋篠宮さまが赤坂東邸で誕生日に先立つ記者会見に臨み、長女・眞子さんと圭さんの結婚について「認める」と語った。さらに元婚約者のA氏も、佳代さんの借金400万円について、「もう返さなくていい」と発言。これにより、暗礁に乗り上げていた眞子さんと圭さんの結婚は一転、大きく前進する兆しを見せ始めた。
佳代さんの心境を聞くため、本誌は同年12月上旬、件の洋菓子店を訪ねた。夕方6時前、繁盛する店を出た佳代さんは、従業員用の事務所へ。わずか5分足らずで私服に着替えて出てきた。急ぎ足で最寄り駅方面へと歩き出した佳代さんに声をかけたが、無言を貫く。
しかし「何も話せないということでしょうか」と記者が問うと、めったに見られない表情を浮かべた。マスク越しでもはっきりとわかる笑顔を見せ、会釈をしたのだ。
その後、すぐに無表情に戻り、再び質問を無視。最後に、
「ご苦労さまです」
と、ポツリと一言語ると、早足で師走の人混みの中へ歩いて行った。
これまで絶対に隙を見せなかった佳代さんが思わず浮かべた笑顔。その裏には、圭さんの結婚が前進したことへの喜びを隠せない様子が窺えたーー。
今年9月に圭さんが米国から帰国し、一気に話が進展した小室眞子さんの結婚。多くの困難を乗り越え、米国での幸せな新婚生活が、ようやくスタートする。
- 撮影:蓮尾真司 濱﨑慎治 川上孝夫 坂口靖子 田中俊勝 船元康子 西圭介
- 写真:共同通信社 アフロ