大河ドラマ『西郷どん』の打ち上げに集まった名優たちを実況中継!
英傑たちがキラ星の如く登場した幕末がテーマとあって、NHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』のキャストは名優がズラリ。
10月30日、都内ホテルで行われた打ち上げに駆け付けた面々は豪華絢爛だった。
一番槍は島津斉彬(なりあきら)(渡辺謙)の義母を演じた小柳ルミ子(66)。会は夕方6時からなのだが、4時過ぎにはラウンジ入りする気合の入りよう。ほぼ同時に打ち上げ会場に設置される大看板が搬入された。
1時間ほどして、林家正蔵(55)、西田敏行(70)が登場。『西郷どん』で西田はナレーターを務めたが、最終章の明治編では西郷隆盛の息子・菊次郎役でサプライズ出演。当初予定になく「ハメられた(笑)」と苦笑いしていたという。
美村(ミムラ)里江(34)、田中道子(29)が西田に続く。大久保利通役の瑛太(35)は、スーツでキメて会場入りした。
「役柄同様、現場でも瑛太と西郷役の鈴木亮平は対照的。スタッフとワイワイ騒ぐ鈴木を瑛太はクールに静かに見つめていました」(NHK関係者)
西郷の田舎臭い妹役を演じた桜庭ななみ(26)は一転して、ドレッシーなワンピ姿で登場。その後、Tシャツ姿がワイルドな青木崇高(むねたか)(38)、スタッフと間違うくらいカジュアルな高梨臨(たかなしりん)(29)、丸メガネの黒木華(はる)(28)らが到着した。
「綺麗すぎる〜」と歓声が上がった先に目を向けると、シックな柄ワンピを纏(まと)った篤姫(あつひめ)役の北川景子(32)がしずしずと歩みを進めていた。
そして満を持して主役の鈴木が現れた。力士と見まがう堂々たる体軀は、西郷を模したものなのだという。
「彼は役柄によって20kgの減量、30kgの増量を成し遂げる和製ロバート・デ・ニーロです。今回、走ったり、相撲を取ったりするアクションシーンが多いことから、制作側は事前に『鍛えておいて』とリクエストした。そしたらパッキパキに仕上げてきたそうで、やりすぎだよと困惑してました(笑)」(テレビ専門誌記者)
少し遅れてホテルロビーに入ってきたのは、西郷の2番目の妻を演じた二階堂ふみ(24)。タイトスカートにピンヒールと今日もパンキッシュでカッコいい。
会場は天井が6mと高く、シャンデリアが煌(きら)めく大広間。酔って騒ぐ輩(やから)は皆無で、宴(うたげ)は粛々と進むのだった。
「原作者は林真理子、脚本は『ドクターX』など、ヒット作を連発している中園ミホ。二人が目指すのは女目線で描く幕末。『情』がキーワードです。鈴木と瑛太の愛憎入り混じった激突が、最終章の見所でしょう」(NHK関係者)
すでに10月26日にクランクアップ。最終話は12月16日に放送される。









PHOTO:田中俊勝 等々力純生 川上孝夫