反動バブルがやってくる!いま大注目の「GoTo銘柄」厳選40 | FRIDAYデジタル

反動バブルがやってくる!いま大注目の「GoTo銘柄」厳選40

新規感染者激減、飲食店の時短営業解除 旅行・航空観光・ホテル・外食・飲料・アパレルまで

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今年のお盆期間の東京駅の様子。GoToが再開されれば、これ以上の人出になる可能性が高い(写真:共同通信)

東京都の一日あたりの新規感染者数が連日50名を下回るなど、新型コロナ感染者数が激減している。そんななか、期待されているのが、昨年末から「一時停止」状態になっている「GoToキャンペーン」の再開だ。10月5日の就任会見で、所管する国交省の斉藤鉄夫大臣が「GoToトラベルは必要不可欠」と発言。岸田文雄総理もGoTo再開に意欲を示している。ケイ・アセット代表の平野憲一氏が話す。

「最近は日経平均株価などが調整局面にありますが、世界的なカネ余りの状況は変わらないので、株式市場にマネーが流入する動きは継続するでしょう。年末に向けて再び株価は上昇し、日経平均株価は3万2000円ぐらいまで値上がりすると思われます。そんな状況下で、まだ株価が値上がりしていない業界があります。コロナで大きな痛手を被(こうむ)った旅行、観光、航空、飲食などです。業績の悪化にともなって株価も下落し、まだ安値圏内にあります。GoToキャンペーンの再開などで経済活動が再び活発になれば、これらの企業の業績が急回復し、株価の大きな値上がりが期待できます」

いま注目の「GoTo銘柄」をご紹介していこう。GoToの中核事業である「GoToトラベル」が再び動き出せば、まず「旅行」「航空」などの分野がダイレクトに恩恵を受ける。絆アセットマネジメント代表の小沼正則氏が解説する。

「ほぼ確実に株価の上昇が見込まれるのは大手航空会社ANAホールディングスです。国内線旅客のシェアは国内トップですが、株価の戻りは日本航空より小さくなっています。いまの株価は2600円台(10月25日時点)ですが、コロナ禍前は3600~3800円ほどでした。そのあたりの株価までは戻る確率が高いでしょう」

同じく「鉄道」「運輸」もメリットは計り知れない。前出・平野氏が話す。

「人流の回復で最初に好影響を受けるのは鉄道会社で、とくにJR各社はどこも業績が急回復します。その中で最も会社の規模が大きく、代表格である東日本旅客鉄道は株式市場でも人気化しやすい銘柄ということもあり、期待できます」

前回のGoToトラベルでは、一部の高級旅館などに予約が集中するといった事態が起きた。しかし、次回はそうした問題への対策が行われる可能性が高いという。証券アナリストでTIW代表の藤根靖晃氏が話す。

「前回のGoToトラベルではラグジュアリーなホテルや旅館に人気が集まった一方、ビジネスホテルなどへの経済効果は大きくありませんでした。その反省を踏まえ、次回のGoToでは旅行代金の割引額の上限を前回の一人一泊2万円から、5000円~1万円に引き下げる案が検討されています。中小のホテル、旅館などへの波及も期待でき、ビジネスホテル『ドーミーイン』などを運営する共立メンテナンスは注目だと思います」

次回のGoToでは週末の集中利用を避けるため、平日の利用を促進するような仕組みも検討されている。前回からさまざまな点が改良され、より多くの分野にメリットが行き渡る可能性があるのだ。

前回のGoToは昨年7月から12月まで約5ヵ間にわたって実施され、旅行・観光業界を中心に1兆円程度の経済効果をもたらしたと試算されている。再開されれば、航空・運輸の関連企業までベネフィットは広がるとみられる。経済ジャーナリストで雨宮総研代表の雨宮京子氏が話す。

「航空券予約サイト『エアトリ』を運営するエアトリは注目です。すでに自民党総裁選の頃から上がり始めていますが、航空機を使うような遠方の国内旅行、さらに海外旅行の本格化はこれからですから、まだ上がる余地はあると思います」

証券アナリストでフェアトレード代表の西村剛氏が語る。

「羽田空港の国内線・国際線の旅客ターミナルビルの管理・運営を行う施設事業会社である日本空港ビルデングはいいと思います。航空会社と比べて目立つ企業ではありませんが、いわば『空港の大家さん』なので、下値は堅く、空港利用客の回復とともに収益も戻るでしょう。航空会社が注目されている分、同社は出遅れ銘柄として期待できると思います」

イートも見逃せない

GoTo需要はさらにいろいろな分野に波及する。「アパレル」も見逃せないジャンルだという。前出・藤根氏が語る。

「旅行や外出の回数が増えれば、在宅時間が多かったころに比べ、身なりを気にする機会も多くなります。セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは注目したほうがいいでしょう。久しぶりの旅行の前に服を新調しようという人も増えると思います。外出機会の増加で店舗型アパレルの回復が見込まれます」

GoToにプラスして、他の好材料もある銘柄は見逃してはいけない。マーケットアドバイザーの天野秀夫氏が語る。

「京阪電鉄などを傘下に持つ京阪ホールディングスは有望だと思います。GoToトラベル再開の恩恵ももちろんありますが、ここは『USJ』(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のオフィシャルホテル『ホテル京阪ユニバーサル・タワー』を持っていることが重要です。というのも、USJのIPO(新規株式公開)が取り沙汰されているのです。USJの上場となれば市場も活気づきますし、オフィシャルホテルを持つ京阪の株価も上がる可能性が高いと考えられます」

前回のGoTo同様、「GoToイート」も再開される可能性がある。10月25日から都内の飲食店の時短要請も解除されるなど、飲食業界には追い風が吹いている。前出・平野氏が話す。

「飲食店の中で最も影響を受けたのは、酒類の提供を制限され続けた居酒屋です。この分野で最も期待できるのは鳥貴族ホールディングスでしょう。知名度も高く、ファンも多い。休業中だった店舗は10月1日以降、準備が整った店から営業を再開しています。酒類提供の制限がなくなり、業績が大きく回復するでしょう。株価がいまの2倍ぐらいまで値上がりする可能性もあると思います」

もちろんすべての飲食店が順風満帆なわけではない。時短要請に従った店に支給された協力金は、とくに小規模店舗に大きな助けとなったが、時短解除でなくなってしまう。しかし、その流れもまた新たな注目銘柄を生む。

「協力金がなくなれば、それを機に閉店する飲食店も出てくると思います。一方で、これをチャンスとして新規出店する店も増えると考えられます。そのため、飲食店向けの店舗転貸借業のテンポイノベーションは注目です。店舗の流動性が増せば、それに連動して同社の業績も伸びるでしょう」(前出・雨宮氏)

「国策に売り無し」という相場格言もある。このビッグウェーブを逃(のが)す手はない。

10月下旬の東京・新橋の繁華街。営業時間を延ばす飲食店が増え、賑わいを取り戻しつつある(写真:共同通信)

『FRIDAY』2021年11月12日号より

  • 写真共同通信

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