友人とカフェで、高級焼肉店で…長澤まさみ「秘蔵写真で見る素顔」
「マヨネーズもいいけど、アボカドクリームも美味しいよ」
「黒トリュフもたまらな~~い」
写真から、そんな会話が聞こえてきそうだ。
20年12月。クリスマスイルミネーションに彩られた夜の街で、友人と談笑しているのは女優の長澤まさみ(34)だ。訪れたのは都内にあるフレンチフライの専門店。季節ごとに取り揃えたジャガイモを、10種類のソースで楽しめることで話題の店だ。注文の品が届くと、待ちきれなかったのか嬉しそうにポテトをパクリ。食べる仕草まで絵になるのは、さすがトップ女優だーー。
00年1月に史上最年少の12歳で、東宝「シンデレラ」オーディションのグランプリに選ばれた長澤。以来20年以上、芸能界の最前線で活躍してきた。日本アカデミー賞新人俳優賞(03年『ロボコン』)、同最優秀女優賞(20年『MOTHER マザー』)など受賞歴も華やかだ。長澤の魅力を、秘蔵写真で紹介したい。
名優と白昼の横浜を堂々と

今年7月。ランチタイムにはやや早めの時間、まだ人影のまばらな横浜・元町通りを寄り添いながら歩くカップルがいた。俳優の菅田将暉と長澤だ。ドラマか映画のロケの合間なのだろう。マネージャーらしき女性二人も一緒。一行は裏路地へと足を運び、一軒の店に入っていった。
「4人が入った店は小さな創作中華のお店です。店の主人が祖母のレシピを受け継いだという上海式のワンタンが名物で、長澤さんたちは同じワンタンセットを召し上がっていたようです。お会計は長澤さんが払ったとか」(店の利用客)
菅田らは20分ほどでランチを終えると、店を出て撮影現場へ。黒眼鏡で無表情の菅田。長澤は大きく膨らんだお腹をポンポンと片手で叩きながら歩いていた。
「菅田が中学校3年生だった時に、『プロポーズ大作戦』に出演していた長澤を見て一目惚れしたというのは有名な話です。菅田の念願がかなって二人は17年に映画『銀魂』シリーズで共演を果たしていますが、この時はまだ脇役。菅田自身、共演を楽しみにしていたと思います」(映画関係者)
個性的なゼブラ柄コート

ゼブラ柄のロングコートを身にまとい、艶やかなボブヘアーをかき上げる姿からは、トップ女優のオーラが溢れていた。
今年3月、長澤が映画『すばらしき世界』のプレミア上映イベントに登壇した直後の様子だ。駐車場に現れた長澤めがけ、出待ちをしていた4〜5人の男性ファンが駆け寄っていく――という場面もあったが、大女優はイヤな顔一つせず、マスク越しでもわかる満面の笑顔をプレゼントしたのだった。
「長澤は美形のヒロインはもとより、〝嫌われ役〟を演じるのがずば抜けて上手い。本人が『世間にどう思われても気にしていない』と明言している通り、自分の好感度を度外視してヒール役に徹する潔さが、女優としての高評価につながっています」(映画誌ライター)
4時間半の舞台後に焼き肉で打ち上げ!

18年12月の夜。東京・お台場の飲食街で、場違いな黒いスーツ姿の男性たちが、通りかかる人々をチェックするかのように仁王立ちしていた。
それもそのはず。この夜、近くの焼き肉店で舞台『メタルマクベスdisc3』の中打ち上げが行われていたのだ。スーツの男性たちは、芸能人の案内役兼ガードマンなのだろう。
7時半、スタイル抜群の美女が飲食店フロアにやってきた。主演の長澤。黒スーツ軍団に護られながら、長澤は焼き肉店に向かって通路を歩いていく。デニムパンツに包まれた長い脚で闊歩する様子はほれぼれするほど美しく、まるで飲食店フロアがランウェイになったかのよう。
3時間後、打ち上げが終わると長澤は送迎車に乗ってお台場を後にした。11月上旬に上演を開始したこの舞台は、12月末まで続いたロングラン。千秋楽までの日々を乗り切るため、焼き肉でパワーをチャージできただろう。
名女優は忙しい。多忙な合間にふと見せる素顔からも、圧倒的なオーラを感じる。











撮影:足立百合、近藤裕介、西圭介、香川貴宏、川上孝夫、齋藤雅昭、原一平、竹本テツ子、山田宏次郎、島颯太