殺されたパチンコメーカー社長はどれだけ恨まれていたのか | FRIDAYデジタル

殺されたパチンコメーカー社長はどれだけ恨まれていたのか

名古屋発・年商200億円企業のトップが惨殺された

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名古屋市内にある「高尾」社屋。戦後間もない’50年の創業で社員数は約220人
名古屋市内にある「高尾」社屋。戦後間もない’50年の創業で社員数は約220人

男性は腹や首をメッタ刺しにされ、遺体は自身の経営する会社の車庫に放置された――。

年商200億円のパチンコメーカー「高尾」(名古屋市中川区)社長の内ヶ島正規(うちがしままさき)氏(39)が、変わり果てた姿で見つかったのは10月25日朝のことだ。社屋から遺体が発見された同社の車庫内部まで、10m近くにわたりベットリと大量の血痕がついていた。

「内ヶ島さんが同僚との飲み会を終え、一人で会社に戻った深夜に襲われたようです。遺体には抵抗した際にできる防御創が両手に複数あったので、犯人と激しくモミ合ったのでしょう。首の静脈と動脈の両方を切られ、遺体の近くには凶器と見られる刃物が残されていました」(全国紙社会部記者)

今のところ犯人は捕まっていない(10月30日現在)。だが内ヶ島氏は、多くのトラブルに巻き込まれていたことがわかっている。

「昨年4月にはパチンコ業界の親睦旅行でフィリピンに行った際、移動中の車内でバイクに乗った2人組の男に銃撃されたそうです。内ヶ島さんは無事でしたが、同行していた別の会社社長が死亡。今年6月には、新作のパチンコ台が性能不足で回収騒ぎになっています。内ヶ島さんは担当した社員に責任を押しつけクビにするなど、社内外で恨みを買っていたようです」(同前)

元神奈川県警の刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が話す。

「腹部や頸部を複数回にわたり刺しており、強い殺意を感じます。夜中で人目につかず、内ヶ島さんが一人でいるところを狙うなど犯行は計画的。内ヶ島さんの当日の行動を把握していることから、近しい人間が恨みを持って殺害したと考えられます」

防犯カメラには不審者の映像が残っており、犯人逮捕は時間の問題のようだ。

創業者の孫にあたる内ヶ島氏。昼休みのたびにパチンコ店に通うほどのパチンコ好きだった(フェイスブックより)
創業者の孫にあたる内ヶ島氏。昼休みのたびにパチンコ店に通うほどのパチンコ好きだった(フェイスブックより)

撮影:川柳まさ裕

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