新庄監督が吉田輝を「めっちゃ速くね?」と絶賛…驚きの真意 | FRIDAYデジタル

新庄監督が吉田輝を「めっちゃ速くね?」と絶賛…驚きの真意

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吉田(手前)の投球を見つめる新庄監督。彼の言動は決して思いつきではない(画像:共同通信社)

ブルペンの雰囲気が一変した。

ブルーのスウェットに黒いズボン。日本ハムの「ビッグボス」こと、新庄剛志監督(49)が入ってきたのだ。11月10日、沖縄・国頭(くにがみ)で行われていた秋季キャンプでのこと。一人きりで投げていた、18年のドラフト1位・吉田輝星(20)に緊張感が走る。練習後、吉田は報道陣に振り返った。

「急に記者の方々が走ってきたので、一気にプレッシャーが強まりました。オーラがスゴいですね。見られないより見られたほうが気合が入ります」

吉田のピッチングを20球ほど見ていた新庄監督は、こう言葉をかけ右肩をポンと叩いた。

「来季からがんばろう。ストレートいいな」

さらに報道陣を相手に、吉田の投球を絶賛する。

「めっちゃ速くね?オレの現役の時じゃ打てないわ。速っ!」

成功体験がアダに

エースとして金足農業(秋田県)を準優勝に導いた吉田も、プロ入り後3年で1軍ではわずか1勝。今季は2軍でも6勝8敗、防御率4.45とイマイチの成績。「甲子園のスター」は伸び悩んでいる。

「成功体験がアダとなっていました。吉田はプロ初登板で初勝利をあげましたが、本来の速球で押す投球でなく、変化球でかわすピッチングで勝った。彼の持ち味は、高校時代に最速152kmを記録したストレートです。入団当時の2軍監督・荒木大輔さんは、『変化球に頼るオジサンのような投球をしている』とこぼしていた。ようやく今季は、速球を磨くようになりました。

吉田は、性格がおっとりしています。素質や将来性は十分なのに、どこか危機感が足りない。『このままではヤバい』という意識がイマひとつで、ガムシャラさが足りないのが伸び悩みの理由でしょう。スケールの小さい投手になってしまわないか、首脳陣は不安を感じています」(球団関係者)

新庄監督は、吉田の長所と弱点を認識していたようだ。

「吉田のようなおっとりしたタイプは、頭ごなしに『やれ』と言ってもなかなか動かない。良い部分(吉田の場合はストレート)を評価し、意識を変えようと考えたのでしょう。直接褒めるだけでなく、メディアを通じて『めっちゃ速くね』と絶賛されれば、本人が嬉しくないはずがない。『来季からがんばろう』というのは、『そろそろ1軍で結果を出してね』というメッセージでしょう」(スポーツ紙担当記者)

新庄監督にアドバイスを受け、吉田は目を輝かせ記者たちにこう語った。

「今年1年かけて真っすぐを磨いてきたので、やってきたことが間違いじゃなかったと感じました。(新庄監督には)不思議な力がある。『よし、やるぞ!』という気持ちになりました」

選手を動かす「ビッグボス」の言葉。日ハムナインの意識は、着実に変わりつつある。

  • 写真共同通信社

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