渡米新生活前に祖父他界で眞子さんが直面した「深い悲しみ」
母の「元婚約者」との交渉は何度も仕切り直しに…… 小室さんと眞子さんの結婚式費用を肩代わりするとも報じられた紀子さまの父・川嶋辰彦氏
小室圭さん(30)と眞子さん(30)が乗った船に、大きな波が押し寄せている。11月4日、眞子さんの祖父である川嶋辰彦氏が亡くなった。享年81、死因は中皮腫だった。全国紙宮内庁担当記者が話す。

「川嶋氏は10月19日に聖路加(せいるか)国際病院に緊急入院し、集中治療室で治療を受けていました。眞子さんも妹の佳子さまや小室さんと一緒に、毎日のようにお見舞いに訪れていた。葬儀は川嶋氏の遺志により家族葬で行われ、秋篠宮御一家に加えて、小室さんと眞子さんも参列しました」
川嶋氏は’71年に米ペンシルベニア大学大学院の博士課程を修了後、学習院大学経済学部で教授を務めるなど、長く教育界に貢献した。川嶋氏と親交があった名桜大学教授の小川寿美子氏が語る。
「川嶋先生は’05年から名桜大学で客員教授を務められていて、ボランティアに関する講義などでお世話になりました。学生がどんな話をしても『それは興味深いお考えですね』と言い、絶対に否定的なことは仰(おっしゃ)いませんでした。タイでのボランティア活動に学生たちを連れて行くなど、教育に対して本当に熱心な方でしたね。我々や学生たちは、尊敬と親しみを込めて『タツ』と呼んでいました」
実は川嶋氏の他界の背後で、小室さんが抱える「あの問題」が余波を受けていた。小室さんの母・佳代さんの元婚約者A氏との金銭トラブルである。交渉の動きについて、A氏が話す。
「11月上旬に、圭君と会う具体的な日時が決まっていたのです。しかし、前日に先方の代理人より、『会うことが難しいかもしれない』という連絡がきました。こちらとしては、何日も前から仕事の調整をしていますし、予定をキャンセルするのであれば理由を示してほしいと伝えました。しかし、先方からは具体的な説明はなく、結局、当日になって中止の連絡が入ったのです」
タイミングを考えると、おそらく川嶋氏の容態が予断を許さない状況だったに違いない。A氏が続ける。
「川嶋さんのことが理由だったのであれば、もちろん私も交渉の延期を受け入れます。ただ、そうであるならば明確な説明が欲しかった。もう何度も交渉が仕切り直しになっていますし、毎回スケジュールの調整や交渉の準備をするのに骨が折れます。私としては少しでも早く解決をして、圭君を送り出したいという気持ちに変わりはありません。もしこのまま十分に交渉を重ねられない状態で彼が渡米するとしたら、とても残念ですし、非常に悲しいです」
川嶋氏が亡くなったことによる、二人への影響は計り知れないほど大きい。前出・記者が話す。
「川嶋さんは’90年に紀子さまが嫁(とつ)いで以降、周囲に皇族のことについて口外するようなことは一切なかったといいます。しかし、初孫である眞子さんへの愛情は深く、幼い頃には絵本などを贈っていたそうです。渡米前に最愛の祖父を亡くし、眞子さんは精神的に大きなショックを受けていると思われます」
余波はそれだけではない。一部女性週刊誌が小室さんと眞子さんの結婚式費用を川嶋氏が肩代わりするのではと報じたことがあった。川嶋氏は眞子さんにとって、物心両面で大きな支えだった可能性が高いのである。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏が話す。
「眞子さんの親族のなかで、堂々と経済的な支援ができるのは川嶋家以外にいないと思われます。しかも川嶋さんはペンシルベニア大学に在籍されていたこともあり、アメリカにも人脈があったのではないでしょうか。眞子さんとしても、アメリカでの新生活に向けて、川嶋さんによるさまざまな面からのサポートは頼みの綱だったと思います。小室さんが司法試験に合格できなかったことで、経済的な懸念は膨らんでいます。二人の新生活には暗雲が垂れ込めているような状況だと思います」
そんななか、二人は14日、渡米した。

「FRIDAY」2021年11月26日号より
撮影:蓮尾真司(1枚目) 共同通信社(2枚目)