鈴木誠也「68億円規模メジャー挑戦」支える愛理夫人のスゴい行動
広島の鈴木誠也(27)が、夢の実現に向けて動き始めた。
11月16日にメジャー挑戦を表明した鈴木。ポスティングシステムでのメジャー移籍となれば、複数球団による大争奪戦は必至だ。早くもレンジャーズ、マリナーズ、ジャイアンツ、メッツ、ナショナルズなどが獲得に意欲を見せ、5年総額6000万ドル(約68億円)前後の契約が予想される。
そんな鈴木を支えるのが、19年8月に結婚した妻・愛理さん(旧姓・畠山)だ。愛理さんは、新体操フェアリー・ジャパンメンバーとしてロンドンとリオの2度の五輪に出場したアスリート。引退後は、モデルやスポーツキャスターとして活躍している。
「誠也がメジャー挑戦を明確に意識したのは、19年の『プレミア12』の時だったといいます。新体操選手として海外生活の経験も豊富な愛理さんと結婚してからは、誠也自身も侍ジャパンで世界の舞台で戦う機会が増え、意識が高まったのでしょう。もっとスケールの大きな選手になりたいという思いが、強くなったそうです」(スポーツ紙担当記者)
東京五輪前にスポーツ番組卒業の背景
メジャー移籍へ向けての準備は、水面下で以前から着々と進められていた。愛理さんの行動が、それを裏づけている。20年9月には、2年半にわたりリポーターを務めていたNHKの「サンデースポーツ」を卒業したのだ。
「翌年に東京五輪というビッグイベントを控えての卒業でしたから、なぜこのタイミングなのかと疑問に思っていました。年が明けた2月に、東京のマンションを引き払ったことで愛理さんの意図がわかった。完全に広島へ移ったことで、ファンのみならず関係者も、『メジャーへ行くための準備を始めたんだ』と確信しました」(スポーツジャーナリスト)
今年に入ってからは、元メジャーリーガーの妻たちとの交流も目立つようになった。
「西武ライオンズの松井稼頭央コーチの妻・美緒さんとはラジオで共演し、『ずっとお会いしたい方でした』とすっかり意気投合。料理上手の美緒さんのレシピやメジャー時代の経験など、アドバイスをもらう関係だそうです。
ヤクルトの青木宣親選手の妻で元テレ東アナの佐知さんや、カープの先輩でツインズの前田健太投手の妻・早穂さんらともSNSで交流しています。すべて近い将来のメジャー移籍を念頭においての行動だったのでしょう」(同前)
取材経験豊富な「サンデースポーツ」の副島萌生アナとは、お互いの誕生日をお祝いし姉妹のように仲が良い。誠也も「めい姉」と慕うほど親密だという。
「愛理さんは、英語を学び直し、着付けや陶芸、お料理なども猛勉強しているそうです。アスリートとして海外での試合も数多くこなしているせいか、メンタルのコントロールがとてもうまい。誠也にとっては、本当に頼れるパートナーだと思います。
マスコミへの対応や夫人たちのつき合い方など、メジャーでは日本とは違う部分は多い。でも先輩の日本人メジャー夫人たちがサポートしてくれますから、誠也夫妻も心強いでしょう」(テレビ局関係者)
コロナ禍でここ2年のシーズンは応援歌も歌えず、カープ特有のスクワット応援もかなわなかった。ファンたちからは「もう一度あの応援歌を歌って送り出したかった」と寂しがる声も聞こえるが、多くは「愛理さんがついているから大丈夫」とエールを送る。
鈴木の同期、エンゼルスの大谷翔平は11月19日に満票でMVPを獲得した。大谷やパイレーツの筒香嘉智とともに、来年は鈴木の活躍も大きな話題になりそうだ。








撮影:香川貴宏