女子ゴルフ稲見vs.古江 初の賞金女王を巡る注目の戦いの行方 | FRIDAYデジタル

女子ゴルフ稲見vs.古江 初の賞金女王を巡る注目の戦いの行方

女子ゴルフツアーがいよいよクライマックスへ 残りはあと2試合、次戦が1800万円、最終戦が3000万円 二人の差は1696万8474円

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稲見は11月14日に伊藤園レディスで優勝し、今季9勝目を挙げた。166㎝、ドライバーの平均飛距離238ヤード(写真:Getty Images)

賞金女王争いはこの二人に絞られた。 稲見萌寧(もね)(22)と古江彩佳(21)である。11月14日に閉幕した『伊藤園レディス』は稲見が制した。残りはわずか2試合だ。賞金ランキング現在1位の稲見が2億5351万2049円を稼ぎ、2位の古江との差は1696万8474円である。ただし、11月25日から始まる最終戦『リコーカップ』は、優勝賞金3000万円。最後の最後までわからない。はたして勝つのはどちらか?

ツアー通算41勝を挙げたプロゴルファーで解説者の森口祐子氏は「稲見さんに分がある」としてこう続ける。

「今年は安定感がバツグンです。古江さんが残りの試合で優勝したとしても、稲見さんも2~3位に入って、トータルで逃げ切る確率が高いと思いますね。稲見さんは『無双状態になりたい』という目標まで口にしています。今は心と技術のバランスが整っている状態です」

’99年の賞金女王である解説者・村口史子氏も同意見だ。

「稲見選手はまずグリーンを外さない。伊藤園レディスの最終日はピンの位置も難しく風も強かったのに、驚くほど隙(すき)のない攻め方をしていました。17番ホールの池越えのパー3では、縦の距離感が素晴らしかった。スイングのスピード、リズムが同じだから狂わない。残りの試合であのプレーをされたら、ちょっと追いつくのは難しいかもしれません」

東京五輪銀メダリストである稲見の逃げ切りが濃厚なのは間違いない。データを見ても、平均ストローク69.99は女子唯一の60台。さらにパーセーブ率が驚異の90%超えである。弱点は見あたらないが、ゴルフジャーナリスト協会会員でスポーツライターの赤坂厚氏はこう語る。

「数字を見れば稲見が優勢ですが、古江有利と思われる点がいくつかあり、大逆転はありえます。まず古江の今季のイーグル数は11回で全体のトップです。つまり攻撃的なゴルフができており、今季はこれがハマっている。そして、残る試合が『大王製紙エリエールレディス』と『リコーカップ』だということです」

エリエールでは、稲見は2年連続で予選敗退、古江は一昨年4位、昨年は優勝している。さらにリコーカップは、稲見が一昨年30位、昨年15位。対する古江は2年連続で2位なのだ。

「この2試合は、稲見には相性が悪く、古江にとっては相性が良いと言えそうです。少なくとも古江にはその意識があるでしょうから、面白くなりそうです」(赤坂氏)

これは名勝負が期待できそうだ。

「最終戦が開催される宮崎カントリークラブは、グリーンが高麗芝のうえ芝目に癖があり、とても難しい。かつて不動裕理選手が最終ホールで1mのパットを外し、古閑美保選手が逆転で賞金女王となったことがありました」(前出・村口氏)

今年はどんなドラマが生まれるのか。

秋から好調で直近の5試合で3回優勝している古江(今季6勝)。153㎝、ドライバーの平均飛距離232ヤード(写真:Getty Images)
プレーの合間に談笑する古江(左)と稲見(中央)。右端は賞金ランキング3位の小祝さくら(23)。みな同世代だ

『FRIDAY』2021年12月3日号より 

  • 写真Getty Images

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