小室圭さんで話題「ロングヘア男子増加」の意外な背景
この秋、日本国民の度肝を抜いた小室圭さん(30)のロングヘア。「ロックダウンでヘアサロンに自由に行けない中、ニューヨークでは長髪をひとつにまとめるスタイルが人気になっている」という声も聞かれたが、日本では「清潔感がない」、「皇室の方に会うには失礼では」と概ね不評だった。
「先日、ゴルフの石川遼選手(30)が、自主隔離期間中にゴルフと飲食をしたとのことで謝罪会見を開いていましたよね。このときの石川選手もロングヘアでした。日本での評判が芳しくない小室さんに続いて、不祥事の石川選手も髪が長かった、ということで、完全に負のイメージがついてしまった気がします」(女性誌編集者)
日韓のイメージも影響しているという。
「日本ではもともとロン毛は、やや“チャラい”イメージがあります。とくに昨今は、清潔感のあるマッシュ風の短い韓流ヘアが人気なので、そんな中ロングヘアにする人ってちょっとイタい人かも……となってしまった印象は否めません。少なくとも現時点では、彼氏が髪を長くしようとしたら、彼女は止めるのではないかと思います」(同前)
多様化が大事と言われる時代。一つの髪型だけが是とされるのは決して良い傾向ではないのだが……。
サムライヘアで世界へ
が、ロングヘアは日本でもじわじわブームになってくるかもしれない。トレンド事象を扱う芸能記者、雑誌編集者たちからこんな声が聞こえてきたので紹介したい。
「小室さんであまりイメージの良くなかった長い髪型ですが、先日、ショパン国際ピアノコンクールで2位に輝いた反田恭平さん(27)も同様のスタイルだったことから、一転、ポジティブなイメージに変わりました。
しかも反田さんは、『アジア人の顔は欧米では皆同じに見られるから、覚えてもらうためちょんまげヘアにした』と、ポジティブな目的をもってこのスタイルにしています。実際、これが功を奏して彼は、ショパンコンクールで日本人としては51年ぶりとなる入賞を果たしました。
ロングヘアがサムライヘアとして世界に通用する、ということを証明したとも言えるので、今後、海外志向の日本人の間では髪を伸ばす人が増えてくるかもしれませんね」(芸能記者)
小室さんや反田さんをきっかけに、新しいヘアトレンドが到来するかも?
- 取材・文:奈々子
- 写真:つのだよしお/アフロ
愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター