江口のりこが新ドラマで確立した「ラブコメ界の新ヒロイン」の顔 | FRIDAYデジタル

江口のりこが新ドラマで確立した「ラブコメ界の新ヒロイン」の顔

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”ラブコメ”ドラマの主演に抜擢された江口のりこ。賛否両論はあるが、存在感は示した格好だ

女優・江口のりこが主演する木曜ドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系)もいよいよ、後半戦。回を追うごとに衛(江口)をめぐる優(赤楚衛二)と空(町田啓太)の恋愛バトルもヒートアップ。ついに第6話では、衛が優に告白する展開をみせるも、SNSでは以前からそのくだりがいるのかいらないのか、”恋愛フラグ”論争が巻き起こっている。

「電子書籍を手掛けるベンチャー企業のアラフォー女社長・氷河衛(江口)が、”幸せのカタチ=スーパーリッチ”を手に入れるために奮闘する超高速ジェットコースタードラマと銘打たれたこの作品。当初は木村文乃、上野樹里、さらには安藤サクラにオファーするも断られ、クランクイン目前になって江口に白羽の矢が立ったと言われています。

これまで唯一無二の存在感を武器に映画やドラマでバイプレーヤーとして活躍してきた江口のGP帯初主演には、驚きの声とともに心配する声も上がっていました」(ワイドショー関係者)

昨年夏、『半沢直樹』(TBS系)で国土交通大臣・白井亜希子役を演じて注目を集めると秋ドラマ『#リモラブ〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系)、冬ドラマ『その女、ジルバ』(フジテレビ系)、『俺の家の話』(TBS系)と話題作に立て続けに出演。春の深夜ドラマ『ソロ活女子のススメ』(テレビ東京系)で連ドラ初主演を勝ち取ると、映画『事故物件 怖い間取り』では、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞している。

今ノリに乗っている女優の1人とはいえ、傍にいてこそ光るタイプの役者。しかも10月20日からは、日本初演となる傑作コメディ舞台『Home I’m Darling 愛しのマイホーム』に重要な役どころで出演することも決まっていた。

主演ドラマと舞台の掛け持ちは、綱渡りを通り越えて、もはや神業としか言いようがない。

「江口は、19歳の時『東京乾電池』の研究生に合格すると、2万円を握りしめて上京。新聞専売所で住み込みで働き、劇団の入所金なども前借りした猛者です。こうした経験を踏まえて、『何かを始める時ってまずは躊躇せず飛び込むことが大切で、あれこれ準備する必要もない』。

さらに女優の仕事を続ける内に『つらいことや壁にぶち当たっても逃げなくなった』『頭の中で考え続けているとネガティブな発想に陥りがち。そうなったら即行動。怖くても動いてみると案外平気だったりするから』と発言。役者としても強いメンタルの持ち主です」(前出・ワイドショー関係者)

師匠である俳優・柄本明も‘98年に公開された映画『カンゾー先生』では、撮影一週間ほどで降板した三國連太郎に代わって主役を演じ、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したツワモノ。江口の度胸の良さは師・柄本譲りなのかもしれない。

放送開始当初は、江口への期待感もあってドラマのタイトルがツイッターのトレンドワード1位を獲得。初回の世帯平均視聴率7.8%は、木曜劇場としてはまずまずのスタートとなった。しかも初回の見逃し配信再生回数では1週間で215万再生を記録して、木曜劇場枠では歴代1位に躍り出た。ところが回を重ね、”恋愛フラグ”が立ち始めると非難する声が視聴者から寄せられている。

「どんなイケメンが登場しても、江口のドラマに恋愛は求めていない。それだけで安っぽく見えてしまう。海外ドラマのようなテンポの良さが削がれてしまうなど、”恋愛フラグ”が立ち始めた当初から否定的なコメントが数多く寄せられていました。

そう見えてしまうのは、何も江口のキャラだけの問題ではありません。赤楚演じる優のピュアでまっすぐなキャラ設定に物足りなさを感じている視聴者がいることも事実です」(制作会社プロデューサー)

しかしここに来て、そうした視聴者の声をあざ笑うかのようにラブストーリーが加速。江口演じる衛と優(赤楚)の恋の暴走は、もはや誰も止められない。

「第6話のラストでは、散々嫌な思いをさせられた大河一郎(田山涼成)をギャフンと言わせた優のために、甲斐甲斐しくカレーライスを作ってあげる衛。そこからまさかの『優くん、好きです』。『人間の中であなたのことが一番好きになりました。めっちゃ好きです』と涙ながらに告白。さらに、キスから始まる怒涛の”胸キュン”展開にSNSでは『カレー味の初キス???』『キスシーン史上いちばん笑った』と言ったコメントも寄せられています」(前出・制作会社プロデューサー)

しかし、キスから始まる”胸キュン”シーンには、さすがと言わざるを得ない江口の唯一無二の演技が光る。

「オレのこと男として見ていないんですか?」

と言われ、優からキスされると陶然とした表情を浮かべ

「うわ…」

と呟く仕草は、今作イチの名演技。これにも視聴者からは《キスより、この”わ”に心持っていかれたわ!》《今まで仕事に邁進してきて恋愛を忘れてたアラフォーのめっさリアルな声やった。江口のりこさん天才か》といった声がSNS上に躍っている。さらにトドメのプロポーズの言葉に

「そうきたか〜!」

ボケる衛を演じる江口は、”恋愛下手”を逆手にとって笑いを取る、ラブコメ界の新たなヒロインにも見えてくる。

“恋愛下手”アラフォー女子のまさかの”胸キュン”展開。もう誰にも「”恋愛フラグ”はいらない」とは言わせない――。

  • 島右近(放送作家・映像プロデューサー)

    バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ケ原で死んでいた』(竹書房新書)を上梓

  • PHOTO吉野 龍

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