死んでいないのに回顧展…? 片桐仁が「大規模個展」を開催!
集めに集めた380点が集結!実家の壁からはがして持ってきた絵も
「この20年というか、僕の子どものころの作品まで、僕に関するアート作品をすべて持ってきました。死んでもいないのに回顧展みたいになっていますので、ぜひ老若男女に楽しんでもらいたいと思っています」
11月19日、東京・後楽園の『東京ドームシティGallery AaMo』でそう語るのは、お笑い芸人で俳優の片桐仁氏(48)。11月20日~12月19日まで、同会場で、片桐氏の個展「粘土道20周年記念 片桐仁創作大百貨展」が開催されている。
片桐氏は「文房具や日用品、電化製品などあらゆるものに粘土を盛る」をコンセプトにアート作品を制作する「粘土道」という活動を20年にわたって実践してきた。それらの作品や片桐氏が子ども時代に描いた絵画などを含め、約380点が集まった。今回は過去最大の個展ということで、過去最大の作品も制作。「さっきギリギリまで作っていた」という横5m、縦4mという超大作『公園魔』を披露した。片桐氏が生まれ育った埼玉県宮代町のタコ公園をモチーフにしたもので、クラウドファンディングで集まった677万円をつぎこんでつくったという。
これまで片桐氏は台湾でも個展を開催している。司会から「今後どこで個展を開催したいか」と聞かれ、片桐氏はこう語った。
「ニューヨークとかヨーロッパでもやりたいですね。ただこれだけの規模でやるのは、海外でも国内でも難しいと思います。最初で最後の回顧展というつもりでやっていますので、ぜひ来てもらいたいですね」
会期は12月19日まで。ぜひ世にも珍しい「作者が死んでいない回顧展」に行ってみよう!