その数100機以上…! 砂漠にある「飛行機の墓場」のヤバイ絶景 | FRIDAYデジタル

その数100機以上…! 砂漠にある「飛行機の墓場」のヤバイ絶景

米国カリフォルニア州モハーヴェ砂漠 ANAをはじめコロナ禍で”整理”された機体が大量に運ばれている

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11月上旬に撮影されたモハーヴェ空港の様子。敷地内に退役した飛行機が駐機する広大なエリアがある

米国カリフォルニア州のロサンゼルス市内から北へ車を走らせて約2時間、荒涼としたモハーヴェ砂漠の中にポツンと空港がある。

「飛行機の墓場」

航空業界でそう呼ばれているモハーヴェ空港だ。ここには、現役を終えた旅客機や貨物機が世界各地から集まってくる。

「このエリアは年間降水量がわずか50~70mm前後で、とても乾燥した気候ですから、機体の長期保管に適しているんです。敷地内には英国のヴァージン・グループをはじめとする宇宙船の母港や飛行機のテストパイロット養成学校もあります。

また、ハリウッドからも遠くない距離にあり、飛行機で大型機材を運び込めるということもあって、『ダイ・ハード2』や『24』などさまざまな映画やドラマのロケ場所としても使われてきました。ちなみに空港周辺の道路は、BMWをはじめ多くの自動車メーカーが覆面でテストを行う場所として有名です」(自動車ジャーナリスト・加藤久美子氏)

カンタス航空、タイ国際航空、エバー航空、ルフトハンザ航空……広大な砂漠の真ん中に各国の機体が並ぶ姿は絶景である。現在、モハーヴェ空港に発着する定期便の就航はないが、ロサンゼルスなどから出発して空港周辺を観光するツアーが開催されており、世界中の航空ファンに大人気だという。

集まった機体は多くが解体されて部品だけがリサイクルされるが、中古航空機として売却先が決まる場合もある。一方でエンジンなどの主要部品だけが抜き取られた後、数年間、放置されることも珍しくないようだ。

今年11月上旬に4年ぶりにこの地を訪れた前出の加藤氏は、機数が急増していることに驚いたという。

「およそ2倍に増えていました。現在は100機以上だと思います。これは新型コロナウイルス感染拡大の影響でしょうね」

コロナ禍の中、各航空会社は大幅な減収減益が避けられず、固定費の削減を迫られた。そのために旅客機が予定よりも早く引退せざるをえないケースが続出。たとえば日本の全日空では、長距離国際線の主力機であった「ボーイング777-300ER」が昨年から今年にかけて、一挙に13機も退役したと報じられた。

「たしかに現地では全日空機の姿が目につきました。4年前はわずかに1機しか見つけることができませんでしたが、今回は十数機が確認できました。トリトンブルーの尾翼にある『ANA』のロゴが消されていたのが印象的でしたね。

この場所で長期保管される機体は、外装面を保護するために、専用の白い塗料が塗られることが多いのですが、いま駐留している旅客機はほとんどがまだ塗られる前でした。つまり、解体されるのではなく、次の出番を待って待機中なのかもしれません。買い手が決まれば、新たな航空会社のカラーに塗り直されて、再び離陸することになります」(前出・加藤氏)

モハーヴェ空港の混雑が早く解消されることを願うばかりだ。

社名ロゴが隠されていたが、複数のANA機が確認できた
米国・モハーヴェ空港は東京ドーム285個分の広さ。ちなみにモハーヴェ砂漠の面積は岩手県の2.5倍以上である

『FRIDAY』2021年12月10日号より

  • PHOTO加藤博人

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