脱税事件で共謀報道…「日大のドン」夫人の意外な素顔 | FRIDAYデジタル

脱税事件で共謀報道…「日大のドン」夫人の意外な素顔

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アメフト危険タックル事件が発覚した直後の18年7月。ちゃんこ店を出る田中・前理事長。後方には女性の姿が見える

捜査の手は親族にもおよびそうだ。

「日本大学のドン」と呼ばれた前理事長・田中英寿容疑者(74)が逮捕された、約5300万円の脱税事件。12月5日に一般、スポーツ各紙が「東京地検特捜部は同容疑者と妻が共謀して脱税した可能性があると判断」と報じたのだ。

「田中容疑者はカネのことには、ほとんどノータッチで夫人のUさん任せだったそうです。夫人は前理事長の金庫番。実際にカネを受け取っていたのは、U夫人だったのではないかと考えられています」(全国紙社会部記者)

日大関係者は田中容疑者の歓心を得るため、頻繁にU夫人が経営する東京・阿佐ヶ谷のちゃんこ料理店を訪問。田中容疑者の誕生日や理事長再任のたびに、「祝い金」が渡されていたといわれる。日大関係者の間では「『ちゃんこ詣』をしなければ出世できない」とささやかれていた。

被告の姉も夫人に取り入り……

今年9月と10月に特捜部が田中容疑者の自宅を捜査すると、あちこちに輪ゴムなどでまとめられた札束が無造作に置かれていたという。総額は1億数千万円にのぼるとか。12月の捜索では、ちゃんこ店の従業員の自宅からも約2000万円が見つかっている。

「U夫人の権威は、学内では絶大だったようです。『日大の女帝』と呼ばれていたとか。田中容疑者が全幅の信頼を寄せていましたから。日大で出世するには、まずU夫人に認められるのが絶対条件。そのために多くの幹部が、U夫人の経営するちゃんこ店に通っていたんです。

日大板橋病院の建て替え工事をめぐり、背任容疑で逮捕・起訴された井ノ口忠男被告は、特にU夫人に信頼されていました。文字通り日参し、理事にまで昇進した。井ノ口被告の姉もU夫人に取り入り、日大の広報活動の一端を任されていたといわれます」(同前)

日大の方針を決定する、実質的な「幹部会議」もU夫人のちゃんこ店で行われていたという。

「奥まった個室に信頼する幹部を集め、よく『会議』が開かれていたそうです。18年5月に起きた『アメフト部危険タックル事件』についても、ちゃんこ店で対応が協議されたとか。たいがいU夫人も出席していたと聞いています」(別の全国紙記者)

理事長の信頼を得て、徐々に権力を得たU夫人。どんな人物なのだろうか。

「大の相撲好きです。ちゃんこ店の近くに日大相撲部の合宿所があったことから、田中容疑者と知り合ったとか。遠藤(元小結)など日大出身力士の昇進パーティがあれば、よく田中容疑者と一緒に顔を出していましたね。相撲界に影響力があり顔が広いことから、一部で『角界の女傑』と呼ばれていました。

ただ、夫が逮捕されたため意外かもしれませんが、評判は良かったですよ。周囲に気を遣い、出しゃばるタイプではありません。いつも夫である田中容疑者を立てようとしているのが、言動から伝わってきました。一部メディアでは、元演歌歌手で三波春夫の付き人だったと報じられていますが、歌をうたっている姿を見たことはありません」(相撲協会関係者)

もともと相撲を通じで出会った、仲の良い夫婦。周囲の必要以上の気遣いと巨額のカネが、二人を「日大のドンと女帝」に仕立て上げてしまったのだろうか…。

  • 撮影蓮尾真司

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