日本残留を決めた菅野と田中将大「メジャー評価が好対照」の理由 | FRIDAYデジタル

日本残留を決めた菅野と田中将大「メジャー評価が好対照」の理由

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
12月4日、楽天のファン感謝デーで来季も日本でプレーすると表明した田中(画像:共同通信社)

メジャーか日本か――。

去就が注目された、2人の大物投手の残留が決まった。楽天の田中将大(33)と巨人の菅野智之(32)だ。田中は12月4日に行われたファン感謝デーで、「来シーズンこそは一番高いところにみんなで行けるように」と、引き続き楽天でプレーすることを表明。巨人は5日に、菅野について「今季取得した海外FA権を行使しないことを決めました」と発表した。

「来オフ、2人が再びメジャーに挑戦するかは、現時点ではわかりません。ただメジャーの評価は好対照。クッキリ明暗が別れています」(スポーツ紙担当記者)

田中の今季成績は4勝9敗、防御率3.01。メジャーから8年ぶりに日本球界へ復帰し、優勝請負人と言われ期待が大きかっただけに、残念な結果だろう。最終登板となった10月25日のオリックス戦後には、こう報道陣へ語っている。

「(優勝を逃し)チームが3位になったのは、自分の責任が大きいと思う。迷惑をかけました」

田中は楽天と年俸9億円(推定)の2年契約を結んでいるが、途中でメジャーにチャレンジできる「オプトアウト権」があったという。その権利を行使せずに、残留となった。

「本人の言葉どおり、優勝できなかったのが残留を決めた最大の理由でしょう。4勝しかあげられずに、『メジャーに再挑戦します』とは言いづらい状況でしたから」(球団関係者)

オリックスの山本由伸に匹敵

それでも、田中の未来は暗くない。来季チームが優勝すれば、再びメジャーにチャレンジする可能性は十分ある。

「獲得に乗り出すメジャー球団は、間違いなくあるでしょうからね。今季4勝でも、田中の評価は高い。メジャーが先発投手として重視するのは勝利数ではなく、どれだけ試合を作れたかです。今季の田中は、6回を自責点3以内に抑える『クオリティースタート』を23試合中17試合で記録。チームトップの数でした。

また1イニングに打者を何人出塁させたかを表す『WHIP』は、1.03。これは最優秀防御率、最多勝、最多奪三振など投手部門のタイトルを総ナメにした、オリックスの山本由伸に次ぐリーグ2位の成績です。防御率もリーグ5位。脚を故障し万全な体調にはほど遠いにもかかわらず、これだけの結果を残すのはさすがと言えます」(前出・記者)

一方の菅野も、6勝7敗、防御率3.19とエースとしては寂しい成績だった。だがメジャーの評価は、田中と違い相当厳しいようだ。

「菅野はシーズン中から、オファーを出す球団があるか探っていたようです。しかし、満足できる結果ではなかったとか。大きく影響したのが、右ヒジの違和感などで今季4度もあった登録抹消です。メジャーのメディカルチェックの厳しさは、日本の比ではありません。4度も抹消されれば、印象は相当悪い。

たとえ体調が万全になっても、菅野の希望する複数年契約などの条件を提示する球団はないでしょう。ましてや菅野は、来年33歳になります。30代半ばのケガの多い選手に、メジャー球団が獲得に動くとは考えづらい。今後、急激に評価が上がるとも思えません。実質上、メジャー断念と考えてよいでしょう」(同前)

同じ日本残留を選んだ2人のエース。両者の未来は、まったく違うモノになりそうだ。

  • 写真共同通信社

Photo Gallery1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事