21歳女性が明かした「北朝鮮の売春トラップ」驚愕の手口…! | FRIDAYデジタル

21歳女性が明かした「北朝鮮の売春トラップ」驚愕の手口…!

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金正恩氏は風紀の乱れを徹底してなおそうとしている(画像:KNS/KCNA/AFP/アフロ)
金正恩氏は風紀の乱れを徹底してなおそうとしている(画像:KNS/KCNA/AFP/アフロ)

北朝鮮の30代の軍高官は、ため息をついたことだろう。

北部・咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津駅で勤務のため列車を待っていたが、大幅に遅れ翌日の午後にならないと来ないという。寒空の下、野宿するわけにも行かず「待機宿泊」へ。「待機宿泊」とは、停電や燃料不足のために列車が遅延した際、乗客が食事や休憩をとれる駅周辺の施設だ。高官が「待機宿泊」に行くと、客引きが声をかける。高官はニヤリと笑い、客引きに斡旋された21歳の女性をつれチェックインした――。

これは韓国メディア『デイリーNK』が伝えた、11月末に北朝鮮国内で起きたハニートラップの様子だ。『デイリーNKジャパン』編集長・高英起氏が語る。

「北朝鮮では宿泊施設の数が限られています。表上は、風俗店もありません。そのため『待機宿泊』やサウナなど、一般の人でも比較的気軽に利用できる施設は、売春の温床になっているんです」

焼却された機密文書

前述の高官の話に戻ろう。翌朝、「待機宿泊」のスタッフは別の客を高官が泊まっていた部屋に案内しようとした。すでに日も高く、カネも払われていたため、高官はチェックアウトしたと思い込んでいたのだ。ところが……。

「高官は部屋で倒れていたそうです。軍服や靴など朝鮮人民軍から支給されたモノだけでなく、私物のバッグなどもなくなっていたとか。スタッフは盗難事件と判断し、スグに安全部(警察)に通報しました」(高氏)

安全部は、高官と一緒にいた21歳の女性が怪しいと捜査を開始。数時間後に、女性を逮捕する。取り調べに対し、女性は犯行の一部始終を自白した。

「女性は売春組織とグルで、強力な麻薬性睡眠薬を入れた飲み物を高官に勧めたそうです。睡眠剤を飲んだ高官は、スグに意識不明に。女性は高官の所持品をすべて持ち出し、軍服や靴は中古品取り扱い店に売り払ったとか。証拠隠滅のため、軍人の身分証や、バッグに入っていた書類は台所のかまどで燃やしたといわれます。

問題視されたのが、焼却された書類です。内容は不明ながら、極秘事項が記された機密文書だったとか。高官は軍の保衛部(秘密警察)に勾留され、取り調べを受けているそうです。重要書類を紛失したうえ、任務遂行中に買春しようとしたのですから、厳罰は避けられないでしょう」(高氏)

一方の女性は、盗難はしたが売春行為を行ったわけではない。1年ほどの労働鍛錬刑(懲役刑)を受け、放免される見通しだ。高官は一時の欲望を満たそうとし、多大な代償を受けることとなった。

  • 写真KNS/KCNA/AFP/アフロ

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