ナイキ、コカコーラ…1万円台から買える「米国株」40選 | FRIDAYデジタル

ナイキ、コカコーラ…1万円台から買える「米国株」40選

クレカで有名な「ビザ」から、絶好調の「テスラ」「ネットフリックス」まで

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映画館やレストランなどの再開にともなって飲料需要が回復しつつあるコカ・コーラ。トップ企業は揺るがない

今年2月、日経平均株価は30年ぶりに3万円の大台まで回復した。しかし、その後はデルタ株・オミクロン株による新型コロナウイルスの感染再拡大や世界的な原材料の高騰などが災いし、株価が伸びない局面が長く続いている。

こうしたなか、新しい投資先として選択肢に入れておきたいのが、米国株だ。マネーコンサルタントで「Money&You」代表の頼藤太希氏は、米国株の強みを次のように語る。

「米国株の市場規模はケタ違いです。ニューヨーク証券取引所とナスダック証券取引所の二つだけで、世界の時価総額の4割を占めるほどです。また、四半期ごとにもらえる配当も大きい。プロクター・アンド・ギャンブルやジョンソン・エンド・ジョンソンなど、50年以上連続増配を続けている企業もあります。

こうした実益とは別に、米国企業は世界を変えるイノベーションを起こすかもしれないというワクワク感があります。日本にも伸びている企業はありますが、米国と比較すれば爆発力が違います。個別銘柄を買うことで、そうした企業に投資している実感があることも米国株の魅力の一つです」

日本株では、株式の最低購入単位が、ほとんどの場合「100株」に設定されている。たとえば株価6万8000円のユニクロ(ファーストリテイリング)株を買うのであれば、最低でも680万円もの初期資金が必要だ。初めての投資対象としては現実的ではない金額である。

一方で、米国株は一株から買うことができる。アップルやマイクロソフトといった世界的に有名な企業でも、数千~数万円から投資を始められる。

「日本株と米国株は、上昇局面では同じように上がりますが、下落局面になると日本株のほうが下がりやすいのが特徴です。実は、安定感のある米国株のほうが底堅く買えると言ってもいいかもしれません」(証券アナリストの宇野沢茂樹氏)

とはいえ、どことなく取引が難しそうな印象がある米国株。実際はどうなのか。

「米国株は、日本株と同じようにマネックス証券やSBI証券、楽天証券など日本の証券会社のサイトやアプリから購入できます。取引手数料や為替手数料はありますが、購入するのに複雑な手続きはなく、購入の最小単元数を考えれば、日本株よりもお手軽に投資できる側面があるとも言えます」(前出・宇野沢氏)

それでは、株式投資の経験が多くない人でもチャレンジしやすい「オススメ銘柄」を見ていこう。

「コカ・コーラは、『投資の神様』ウォーレン・バフェット氏が長期投資している銘柄としても有名です。世界的ブランドの今後のテーマは『アフリカ進出』になりそうです。人口増加が見込まれるアフリカは市場開拓の余地が残されていて、さらなる成長が期待できます」(投資家で米国株ライターの鈴木林太郎氏)

コカ・コーラの株価は56.28ドル。日本円に換算すると、一株6383円から購入できる。同様に、スポーツ用品メーカーのナイキも一株169.06ドル、日本円で1万9174円から購入可能だ。

個人投資家のたぱぞう氏は、クレジットカードブランドのビザを推す。

「景気の先行きやフィンテックの競合など今後の動向に不透明な部分はあるものの、株価的に値頃感が出ている今は、検討してもいいタイミングかもしれません」

コカ・コーラやビザのように、堅調な事業拡大を続ける老舗企業もあれば、猛烈な勢いで成長する企業が目立つのも、米国株の特徴だ。

「今年、『イカゲーム』が世界的にヒットしたネットフリックスを推します。世界各国のトレンドを取り込むのに長(た)けていて、一本の作品に投下する制作費もケタ違いです。コンテンツに積極的に投資する方針が功を奏し右肩上がりの株価上昇が期待できる銘柄です」(前出・頼藤氏)

ファイナンシャルプランナーで「リーファス」株式会社代表の西崎努氏は、電気自動車・自動運転車のガリバーとなったテスラの名前を挙げる。

「バブル的に株価が乱高下することもありますが、アメリカではメルセデス・ベンツを抜いてもっとも売れている高級車ブランドの第3位になるなど、自動車メーカーとして一定の地位を築き始めています。現在注力している太陽電池・エネルギー貯蔵事業が軌道に乗れば、さらに業績を上げる可能性もあります」

「仮想空間」がキーワード

コロナの影響で業績が下がっている企業にも注目したい。前出・鈴木氏がオススメの「バリュー株」を挙げる。

「米国を代表する航空会社のデルタ航空です。オミクロン株の拡大で再び値を下げていますが、やがて旅行や出張の需要が復活すれば株価も上向きに戻るはず。今仕込んでおくのにちょうどいい有名銘柄です」

今年、世界的に大きなトレンドになったのが「半導体需要」の高まりだ。巣ごもり需要で飛ぶように売れた高スペックのパソコン、先述したテスラの自動運転車だけでなく、あらゆる工業製品で半導体が使われるようになり、日本でもトヨタなど大手メーカーが減産を強いられるほどの事態に陥った。

「エヌビディアはゲーム・PC向けの画像処理装置(GPU)、AI、高機能計算装置などに用いられるデータセンター向け製品を提供しています。現在、任天堂をはじめとする2万5000社以上が同社製品を使用しており、この需要は来年も続くでしょう」(前出・宇野沢氏)

半導体需要と近しいキーワードが、「メタバース」と呼ばれる「仮想空間」の盛り上がりだ。

「フェイスブックが『メタ』へ社名を変え、ネットワーク上に構築された仮想空間の開発に舵(かじ)を切っています。GAFAのなかでは、好調なグーグル(アルファベット)に隠れて少し影が薄くなった印象がありますが、月間20億人が利用するフェイスブックから地続きの世界にメタバースを作り上げるプランです。メタが成功を収めるかは未知数ですが、メタバースが今後のトレンドになることは間違いありません」(前出・頼藤氏)

空前の「仮想空間開発競争」が勃発している今、「伸びる銘柄」として名前が挙がるのがウォルト・ディズニーだ。コロナ禍においては動画配信の巣ごもり需要、収束すればテーマパークのリバウンド需要が見込まれるディズニーだが、唯一無二の知名度を誇るコンテンツは仮想空間でも活躍する。

「ディズニーはピクサー・アニメーション・スタジオやマーベル・エンターテインメント、21世紀フォックスと、次々と映像制作会社を買収したことが話題になりました。今後、訪れるメタバース市場において、世界的に知られているキャラクターを持っている力は絶大です。

ライセンスビジネスだけでなく、自社開発で仮想空間上にディズニーリゾートを作り、世界中からアクセスできるというような未来も想像に難くありません」(前出・宇野沢氏)

同様の理由で、「フォトショップ」などクリエイター向けのソフトウェアを開発・販売するアドビも狙い目の銘柄だ。

「メタバースのようなデジタル空間では、コンテンツを作るクリエイターの需要が高まります。彼らが何を使うかというと『クリエイティブクラウド』などアドビの製品。中長期的に高成長が続くでしょう」(前出・宇野沢氏)

世界がどうなるのかを読みながら株を買うのは、投資上級者でも難しい。前出・西崎氏に、最初に買うのにベストな「定番米国株」を挙げてもらった。

「ベタではありますが、アップルとマイクロソフトから投資を始めるのがオススメです。アップルは『iPhone』に必要なGPUの自社開発に乗り出し、さらに独自性を確保しました。まだまだ事業拡大の余地は大きいと思います。

マイクロソフトは製品の月額定額制が安定し、収益化につながっています。この2社はコロナの影響も比較的受けにくく、市場全体の動きを見るうえでも押さえておくといいと思います」

最後に、米国株市場に上場している日本企業で「買い時銘柄」を紹介しよう。

「くら寿司USAに注目です。米国では和食の需要が伸びていて、回転寿司も人気コンテンツです。’19年の上場後、順調に店舗数を増やしています。まだしばらくは海外旅行が制限されると考えられるぶん、外食消費の需要回復に期待が高まっていくでしょう」(前出・鈴木氏)

株式投資の経験がなくても、気軽にチャレンジできるようになった米国株。コロナの影響で値段が下がった世界的ブランドや次世代技術をリードするベンチャーなど、今まさに投資のチャンスを迎えている企業が目白押しなのだ。

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総制作費約24億円とも噂される『イカゲーム』が大ヒットしたネットフリックス。欧米圏以外でも強みを発揮する

『FRIDAY』2021年12月31日号より

  • PHOTOGetty Images 共同通信

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