諦めたワケじゃない…!巨人・菅野「メジャー再挑戦」の意外な勝算 | FRIDAYデジタル

諦めたワケじゃない…!巨人・菅野「メジャー再挑戦」の意外な勝算

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周囲の評価は厳しいがメジャー挑戦を諦めていない菅野。20年9月撮影

もう諦めたかに思われていたが……。

12月16日、巨人のエース菅野智之(32)が契約交渉にのぞみ、2億円ダウンの年俸6億円でサイン。契約後の会見では「今年は働けなかったので『(球団に)申し訳なかったです』と伝えました」と語り、悔しそうな表情を見せた。プロ入り9年目で自己最少の登板19試合、6勝7敗、防御率3.19の成績では当然だろう。昨オフに挑戦したメジャーへの思いも、断念したと考えられていたがーー。

「諦めたワケじゃないんですけど……。どうなんですかね。そういうのを頭にチラつかせながらやるのはシンドいと、すごく実感した1年でした」

と、本人は将来へ含みを持たせたのだ。だが、周囲の評価は厳しい。

「菅野はシーズン中から、オファーを出すメジャー球団があるか探っていたようです。しかし、満足できる結果ではなかったとか。大きく影響したのが、右ヒジの違和感などで今季4度もあった登録抹消です。メジャーのメディカルチェックの厳しさは、日本の比ではありません。4度も抹消されれば、印象は相当悪いでしょう。

たとえ体調が万全になっても、菅野の希望する複数年契約などの条件を提示する球団はないでしょう。ましてや菅野は、来年33歳になります。30代半ばのケガの多い選手に、メジャー球団が高額で獲得に動くとは考えづらい」(スポーツ紙担当記者)

背中を押すレジェンドの正体

だが一方で、単年や比較的安い金額なら契約に乗り出す球団もありそうだ。

「マイナス面ばかりが強調されますが、今季はプラスもありました。前半はケガの影響でボロボロでも、後半は調子が戻ってきた。9月からは6試合連続でクオリティスタート(6回以上を投げ自責点3以内)を記録し、先発としてゲームを作っています。規定投球回数には達していませんが、1イニングに何人の走者を出したかを表す『WHIP』は0.99。1回に1人以上の打者を出さないという数値で、菅野がどれだけ優れた投手かわかります。

メジャーで先発投手の勝ち星は、それほど評価されません。大切なのは、いかにゲームを作れたかです。今季後半のピッチングで、菅野は前半のマイナスをリカバリーできたのではないでしょうか」(別の担当記者)

菅野の背中を、押してくれるレジェンドもいるという。

「投手チーフコーチの桑田真澄さんですよ。桑田さんは現役時代、40歳近くになってからマイナー契約で渡米。若い選手にまじり努力を重ね、パイレーツでメジャー登板の夢を実現しています。

菅野は、契約更改の会見で『悪いなりにもっていけた』という発言をしました。決して強がりではないでしょう。桑田さんの指導を受け、年齢を重ねても自身を修正することで成長できると考えているんだと思います」(同前)

巨人の先輩には、上原浩治氏のように34歳になる年にメジャーに挑戦、オリオールズやレッドソックスで大活躍した例もある。周囲の評価など気にしない。菅野のチャレンジ精神は、まだ衰えていないようだ。

  • 撮影原 一平

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