亡き師匠の長女婚約で暗雲…鶴竜親方「悲願達成」へ深すぎる悩み | FRIDAYデジタル

亡き師匠の長女婚約で暗雲…鶴竜親方「悲願達成」へ深すぎる悩み

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21年4月に仮免許で教習中の鶴竜を直撃。師匠との悲願を達成できるだろうか

「16歳で書いた手紙を受け取ってくれて、感謝の気持ちしかない。土俵では鬼のように、離れれば優しく教わった」

今年3月に引退した元横綱・鶴竜(36)は、当時会見でこう話していた。感謝の意を表したのは、入門当時の師匠・井筒親方(元関脇・逆鉾)だ。19年9月に、すい臓ガンを患い58歳の若さで亡くなった。鶴竜には、尊敬する井筒親方と約束した悲願がある。

「鶴竜は母国モンゴルでNHKの相撲中継に魅せられ、井筒親方に手紙を送り入門を許されました。井筒親方は、日本の文化や習慣に戸惑う鶴竜をねばり強く育ててくれた。その尊敬する師匠は亡くなる直前、鶴竜にこう話したそうです。『部屋を継げるのはオマエしかいない。頼んだぞ』と。親方が亡くなったため、井筒部屋は閉鎖されてしまった。部屋の再興は鶴竜の悲願なんです。

師匠が亡くなり、鶴竜は陸奥部屋に移籍。現在『井筒』の年寄株は、亡き親方の夫人が持っています。株を譲り受けるのは、簡単なことではありません。しかし横綱在位41場所でケガと戦い続けた鶴竜なら、立派な師匠として井筒部屋を再興できるでしょう」(相撲協会関係者)

強力なライバルの正体

ところが、鶴竜の悲願達成に暗雲が生じてきた。『週刊新潮』(12月23日号)が、井筒親方の長女で元タカラジェンヌ・天咲千華さん(34)と前頭6枚目・志摩ノ海(32)が婚約したと報じたのだ。結婚すれば、志摩ノ海は「井筒」株を所有する夫人の義理の息子になる。

「夫人は、東京・両国にマンションを建設中のようです。来年3月に完成予定で、相撲部屋も併設されるとか。長女も将来、部屋の女将になることを望んでいるといわれます。旦那さんの志摩ノ海が、井筒部屋を継承する可能性は高まってきました」(同前)

鶴竜は気が気でないはずだが……。本人は、意外と動じていないという。

「独立して部屋持ち親方になるには、いくつか条件があります。一つは横綱、大関経験者であること。二つ目は、三役(小結以上)を25場所以上経験していること。三つ目は、幕内で通算60場所以上在籍していることです。

志摩ノ海は、まだ幕内を15場所しか経験していません。当然、横綱、大関どころか三役にもついていない。単純に計算して、これから幕内60場所を達成するには7年半かかります。その頃に志摩ノ海は40歳前後……。過去には旭天鵬や大善など40歳を過ぎても幕内にいた力士はいますが、ごく少数です。志摩ノ海が独立して部屋持ち親方になるには、相当ハードルが高いといえるでしょう」(スポーツ紙担当記者)

となると、井筒部屋を再興できるのは、やはり鶴竜しかいないのだろうか。事態は、それほどスムーズに行かない。

「井筒親方の長女と結婚することで、志摩ノ海が『遺族』と認められ、特例として部屋の継承を許されるかもしれません。過去には宮城野親方の次女と結婚した金親(最高位・十両2枚目)という力士が、部屋を継いだ例があります(その後トラブルを起こし10年12月に部屋付き親方に降格)。鶴竜が恩師との約束をかなえられるか、志摩ノ海が引退後に特例の親方になるか、予断を許さない状況です」(同前)

現在は、陸奥部屋の部屋付き親方である鶴竜。元横綱の特権で年寄「鶴竜」を襲名している。だが、5年以内に別の年寄名跡を取得しなければならないのが相撲界の決まりだ。亡き恩師との悲願は、達成できるのだろうか。

  • 撮影加藤 慶

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