坂上忍『バイキング』終了で押し寄せるテレビタレントリストラの波 | FRIDAYデジタル

坂上忍『バイキング』終了で押し寄せるテレビタレントリストラの波

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’14年の『バイキング』スタート時、坂上は月曜のみのMCだったが、毒舌がウケて帯の担当に昇格。去年からは放送枠が拡大されていたが……

坂上忍(54)がMCを務める情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)が来春で終了すると発表された。

「動物保護活動に力を注ぐため、坂上から降板を申し出た――というのが終了の理由だそうですが、ギャラが高額で毒舌によるクレームも多い坂上を、フジの上層部が苦々しく思っていたのは間違いないでしょう。新番組は未定とのことですが、せっかく大物をリストラしたのだから、リーズナブルな40代以下のタレントをMCに起用するのではないでしょうか」(制作会社ディレクター)

以前、当連載で、ものまね芸人の大御所たちが地上波からリストラされ始めていると書いたが、最近は中堅タレントもターゲットになり、ベテランのスタッフまで肩叩きの対象となりつつあるという。

「ここ数年で各局、コア視聴率(13~49歳の男女の視聴率)をもとに、若い世代にウケるキャスティングを重視するようになりました。安藤優子(63)、小倉智昭(74)ら大物司会者が相次いでリストラされたのは記憶に新しいですが、実は50代のタレントも淘汰され始めています。

最近はコア視聴率だけでなく、見逃し配信や動画サイトでいかに再生回数が稼げるかも局内で重要視されていますが、大御所も50代タレントもほとんど数字を稼げていない。ベテランスタッフの企画も配信ではウケが悪いため、スタッフの若返りも進んでいるんですよ」(キー局プロデューサー)

年号が令和に替わるタイミングで”お笑い第7世代”が人気を集めたが、コア視聴率の導入に加え、新型コロナの影響による制作費減で、番組作りの抜本的な見直しが急速に進んでいる。

「バブル期に比べると制作費は3分の1から4分の1にまで下がっていますが、過去の実績や功労者だからという理由で大御所タレントやベテランスタッフは生き残っていた。ところがコア視聴率の導入によって、リストラする理由ができてしまった。

昨年秋からテレビ朝日は若いディレクターと若手タレントによる『バラバラ大作戦』という深夜のバラエティ枠をスタートさせましたが、他の局も若手スタッフの育成に力を入れていますよ。若いディレクターは同世代のタレントやスタッフを起用するので、ここ数年で、テレビ業界の若返りが一気に進んだ印象です」(前出・制作会社ディレクター)

11月末、フジテレビが満50歳以上、勤続10年以上の社員を対象に希望退職者を募ると発表したのも、若返りの一環だろう。「若い世代には毒舌タレントのウケが悪い。坂上には逆風が吹いていた」と指摘するのは前出のプロデューサーだ。

「坂上が再ブレイクしたのは、有吉弘行(47)やマツコ・デラックス(49)ら毒舌系タレントがもてはやされた時期。うまくブームに乗れたことが大きかった。先の二人は時代の流れに合わせて、芸風をマイルドにシフトさせましたが、坂上は毒舌キャラから上手く方向転換できなかった。

『好きな男性アナウンサーランキング』で”日テレの良心”と言われる藤井貴彦アナ(50)が1位になったのが象徴的ですが、いまの時代、フレッシュさ、誠実さが求められている。毒舌が売りの大御所は淘汰されるでしょう」

令和のテレビ界は、完全なる実力主義となりそうだ。

『FRIDAY』2021年12月31日号より

  • 撮影島 颯太

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