「裏金告発騒動」泉田裕彦議員の微笑ましいプロポーズの言葉
「新潟のドン」に噛みついた 奥さんとの初デートを「フリーフォールに乗って彼女にしがみつかせようという魂胆」と暴露され、 「貧乏だけど一緒にやっていこう」というプロポーズの言葉まで……
新潟を舞台にいまドロ沼の「裏金騒動」が起きている。発端は11月29日に衆院議員の泉田裕彦(ひろひこ)氏(59)が「衆院選で裏金を要求された」とツイートしたこと。
「12月1日の会見で泉田氏は、裏金を要求してきたのが、自民党の『新潟のドン』と呼ばれる星野伊佐夫県議(82)であると暴露。その後、互いに反論合戦を繰り広げています」(全国紙記者)

FRIDAYはそんな泉田氏についてのある文書を入手した。’91年に泉田氏が妻のA子さんと結婚した際の「奉加帳(ほうがちょう)」だ。ここで言う奉加帳とは、有志が二人の結婚にあたって馴れ初めなどを紹介しながら、カンパを募る書面のこと。当時、泉田氏は通産省の官僚で、発起人には現・資源エネルギー庁長官の保坂伸氏や棚橋泰文前国家公安委員会委員長の名前がある。
奉加帳では以下のように二人の微笑ましい初デートの様子が暴露されている。
〈泉田君がサマーランドを選んだのは、フリーフォールに乗ってA子さんをキャーキャー言わせ、あわよくばしがみつかせようという魂胆だったのです。が、実はA子さん、遊園地慣れしており、全然怖がらなかったのです。それでもめげない泉田君、フリーフォール作戦が失敗したと見るや、次はいきなり強引にA子さんの手を握るという行動にでます〉
奉加帳には、泉田氏のプロポーズの様子まで描かれている。
〈6月半ば、ディズニーランドへとデートに誘った泉田君、花火が上がる直前に駐車場へとA子さんと向かいます。そして、夜空に輝く花火を見ながら、ぽつりと、「貧乏だけど、一緒にやっていこう。」といきなりプロポーズをしたのでした〉
A子さんは驚いたものの「はい」と返事をしたという。
「泉田さんはその後、’04年に新潟県知事、’17年に衆院議員になりました。結婚後、奥さんとの間には娘さんが生まれ、いまでは家族で泉田さんの選挙活動を手伝っています」(前出・記者)
彼がピュアな気持ちの持ち主であることは間違いなさそうだ。


「FRIDAY」2021年12月31日号より
写真:共同通信社(泉田氏)