アメリカ人も脱帽 大谷翔平が圧倒的評価で、新人王を獲得した意味

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月間最優秀新人に選出された時の写真(今年4月)。左からエンゼルスのソーシア監督、大谷、オーナーのモレノ氏

「オープン戦では野手として打率1割台、投手としては防御率27.00と散々な成績で、新人王などとれるとは思ってもみませんでした。それがシーズンに入り、内容が劇的に変わった。ベーブ・ルース以来の二刀流として、飛距離130m以上の特大本塁打を連発し160kmの剛速球をコンスタントに投げ込むんです。メジャーでも、これだけのパワーとスピードを兼ね備えた選手は他にいません。米国人も脱帽する、文句なしの選出でしょう」

こう語るのはエンゼルスの大谷翔平(24)の先輩で、元メジャーリーガーの高橋尚成(ひさのり)氏だ。

11月12日、大谷が米国の野球記者30人の投票によって決められるメジャーの新人王に輝いた。日本人としてイチロー以来17年ぶりの快挙。しかも2位のミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)に48点差をつける圧倒的評価だった。スポーツジャーナリストの友成那智氏が語る。

「投打に活躍した大谷が、特に評価されたのが打撃です。メジャーではOPS(出塁率+長打率)が重視されますが、大谷はルーキーでダントツの0.925。2位のアンドゥハーは0.855です。OPSは0.9以上ならメジャーで5本の指に入る強打者、0.95以上でMVPをとれると言われます。大谷は新人離れした驚異的な数字を叩き出したんです」

大谷の今季の打撃成績は22本塁打、61打点。フル出場していたら、40本塁打、100打点のペースだ。友成氏が、今回の受賞の意味を解説する。

「過去の新人王は野茂英雄(’95年)、佐々木主浩(かづひろ)(’00年)、イチロー(’01年)と、日本人の活躍がセンセーショナルだった時代の受賞です。以降は松井秀喜もダルビッシュ有も田中将大も、輝かしい成績を残しながら受賞できませんでした。日本人が活躍しても、米国人にインパクトを与えられなくなりましたから。大谷の受賞は、そうした風潮を吹き飛ばすほどの衝撃だったんです」

右ヒジ靭帯(じんたい)を手術した大谷は来季、打者に専念する。前出の高橋氏が語る。

「打率3割、30本塁打、30盗塁の”トリプル3″を達成できるでしょう。本塁打王のタイトルも夢ではありません」

圧倒的評価での新人王受賞は、大谷が米国人の常識を覆した証だ。

9月26日に22本目の本塁打を放つ。日本人1年目としては最多の本塁打数
5月20日には投手として4勝目(2敗)をあげる。今季の防御率は3.31だ

写真:アフロ

Photo Gallary3

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