深津絵里、宮沢、松嶋…「花の73年組」女優が大ブレイクのワケ
NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で主演を務める深津絵里、1月20日にスタートする松本潤主演の『となりのチカラ』(テレビ朝日系)でスーパーサブとして出演する松嶋菜々子、映画『決戦は日曜日』がヒット中の宮沢りえ、2月からNetflixで配信される映画『金魚妻』で岩田剛典と濃厚なラブシーンを演じる篠原涼子ーー。
彼女たちには、ある共通点がある。4人とも73年生まれで、今年49歳となるのだ。いずれも、大ブレイク中の大女優である。
4人の評価は、年々上がっている。
「49歳の深津さんは『カムカムエヴリバディ』で、17~18歳という設定の30歳差の主人公を見事に演じ切っている。1月12日放送の第50回では、キャッチボールシーンで完璧な投球フォームを披露しています。元プロ野球選手の指導を受けていたそうですが、野球未経験にもかかわらず短期間の練習でモノにするとは、さすがです。
松嶋さんは、露出がどんどん増えています。夫の反町隆史さんが、長年出演したドラマ『相棒』(テレビ朝日系)を卒業したのと入れ替わる形です。サントリー『パーフェクトサントリービール』、大正製薬『パブロン』、フードデリバリーサービス『ウーバーイーツ』などのCMに出演。ドラマに出ることへも積極的で、11年に大ヒットした『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の続編も検討されているそうです。
宮沢さんはジャニーズを退所した夫の森田剛さんと共同で、昨年11月に新事務所『MOSS』を設立。女優業のかたわら、役者としてさらなる飛躍を狙う森田さんをサポートするようです。篠原さんは『金魚妻』で長谷川京子さんらとともに、一線を越える人妻を見事に演じています」(芸能プロダクション関係者)
4人に共通する意外な経歴

「花の73年組」とも言える、ブレイク中の名女優4人。なぜ、彼女たちは輝きを増しているのだろうか。
「理由は大きく二つあります。一つは、私生活が落ち着いたことです。松嶋さんや篠原さんは、子どもたちがいずれも中学生以上で育児が一段落。宮沢さんは森田さんとの関係が良好で、深津さんも交際15年以上になる有名スタイリストと安定した事実婚生活を送っています。仕事に専念できる環境にあるんですよ」(民放キー局社員)
理由の二つ目が、彼女たちの経歴と女優としての特性だ。
「4人はいずれも、デビュー直後にアイドルやモデルとして活躍しています。深津さんは『高原里絵』『水原里絵』などの名義でアイドル歌手として活動し、篠原さんは『東京パフォーマンスドール』に所属。松嶋さんは『旭化成』の水着マスコットガールで、宮沢さんは言わずと知れたトップアイドルでした。
こうして、いろいろなキャリアを積んで現在のポジションを得た彼女たちには柔軟性があります。『主演でないとダメ』というようなワガママな思いがなく、『となりのチカラ』でスーパーサブを演じる松嶋さんのように、大女優ながら脇役でも気持ち良く演じます。どんな配役でも肩ヒジはらずにこなすので、演技に余裕を感じられるのが大きな魅力になっているのでしょう」(同前)
注目度が高まる同年代女優たち。「花の73年組」は、芸能界で今年のキーワードになるかもしれない。










撮影:足立百合 川上孝夫 坂口靖子 島 颯太 清水直樹 等々力純生 西 圭介 原 一平