準備完了…!プーチンが北京五輪の裏で狙う「ウクライナ完全制圧」 | FRIDAYデジタル

準備完了…!プーチンが北京五輪の裏で狙う「ウクライナ完全制圧」

カザフスタンの大規模デモを大軍で即座に鎮圧し164人を殺害するなど 大規模侵攻の「予行演習」は完了した

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
昨年12月、ロシアで行われた会談の場で握手を交わすプーチン大統領とカザフスタンのナザルバエフ前大統領

「ロシアがウクライナに侵攻する確率は99%。時期は北京五輪開幕前の1月中旬頃でしょう。ウクライナを制圧すれば、中東とアフガニスタンに加え、ヨーロッパからも米軍が撤退したというイメージが世界に定着する。

日本やアメリカが外交的ボイコットを予定している北京五輪にプーチン大統領(69)が出席し、習近平国家主席(68)と中露の結束をアピールするという筋書き。ウクライナは手土産というわけですよ」(ロシア政治を専門とする筑波大学の中村逸郎教授)

ウクライナ情勢がかつてないほどに緊張感を増している。現在、ウクライナとの国境に10万人ものロシア軍が展開。撤退する気配はない。重火器部隊や航空部隊など1ヵ月以内に最大17万5000人の兵士を国境地帯に結集させる予定だという。

暮れも押し迫った昨年12月30日、バイデン米大統領(79)とプーチン大統領が電撃的に電話会談を行い、事態は沈静化すると思われた。しかし、年明けの1月2日、カザフスタンで起きた大規模デモによって希望は打ち砕かれた。デモ発生から4日後、ロシアが大軍を派遣し、瞬(またた)く間に反政府組織を鎮圧したのだ。前出の中村氏が言う。

「制圧はウクライナ侵攻の予行演習だったと見ています。’14年のクリミア併合のときと同じく、特殊部隊を投入して164人を殺害。ウクライナは震え上がったでしょう。制圧を目の当たりにした米軍やNATO(北大西洋条約機構)は下手に動けなくなった。衝突リスクがあまりに高く、ウクライナ問題で自軍に犠牲者を出したくないと思わせたのです」

米国は今月10日、急遽、国務次官級の米露会談をセッティングした。国際ジャーナリストの堀田佳男氏が解説する。

「米露ともにウクライナでは戦火を交えたくないという点は一致しています。米国には、ロシアに圧力をかけ、軍事侵攻させないことで国際社会に米国が世界のリーダーであることをアピールしたいという思惑があったと思います」

ニューヨークタイムズ紙モスクワ特派員のアントン・トロアノフスキー氏はこう危機感を募らせる。

「米露での高官会談は具体的な内容を盛り込んだハイレベルな交渉ではなく、議論はまったく進展していないようです。このままでは、ウクライナとの国境に中距離ミサイルを配置するという事態にまで悪化するかもしれません」

会談でロシアはNATOの東ヨーロッパでの活動縮小を米国に要求。そのうえで、「ウクライナへ侵攻する意図はない」と表明した。だが、その発言を真に受ける者は少ない。ロシアにとっては過大な要求をつきつけ、拒否させることが武力行使の口実となるからだ。

「’24年に控える大統領選で5期目を目指すプーチン大統領にとって、ウクライナ侵攻は最後に残された切り札です。クリミア併合時には、60%台だった支持率が一気に84%に跳ね上がった。現在、支持率が低迷しているプーチン大統領にとっては、再選のためにもウクライナが欲しい。国境でダラダラと軍を配備しているだけでは費用がかさむので、瞬時に全土を制圧したいと考えているでしょう」(前出・中村氏)

ウクライナ侵攻のXデーは近い。国際情勢を揺るがす「最悪のシナリオ」を国際ジャーナリストの山田敏弘氏が話す。

「ウクライナ情勢は台湾情勢とつながっています。ウクライナにアメリカの目がいっているタイミングで、ロシアと手を組んだ中国が台湾にプレッシャーをかけ始めるのでは、と指摘する声が少なくありません。ロシアと中国は軍事的には準同盟なので利用し合う関係にあります。北京五輪後は混沌とした国際情勢になるかもしれません」

「平和の祭典」を前に、プーチン大統領の野望によって国際社会に緊張感が高まってきている――。

カザフスタンでデモ鎮圧にあたるロシア兵。テロ排除の名目だが、軍事力を国際社会に誇示する狙いだろう
ウクライナ国内では親ロシア政権への反発デモが激化している。横断幕には「プーチンは戦争犯罪者」の文字が

『FRIDAY』2022年1月28日号より

  • PHOTOアフロ 共同通信社

Photo Gallery3

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事