鑑定界の神様が断言した「ドンファンの遺書はニセモノ」の衝撃 | FRIDAYデジタル

鑑定界の神様が断言した「ドンファンの遺書はニセモノ」の衝撃

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「鑑定界の神様」が断言

須藤早貴被告が塀のなかで裁判が始まるのを待つ一方で、彼女にとって重要な別の裁判も着々と進行している。野崎幸助氏が生前に記したとされる「遺言書」の真偽を巡る裁判だ。

鑑定書で示された検証結果

〈個人の全財産を田辺市にキフする〉

こう記された「遺言書」が裁判所に提出されたのは、’18年8月。その後、田辺市は遺産の受け入れを表明したが、遺族は「遺言書の無効の確認」を求め’20年4月に提訴した。

遺言書の真偽を争う裁判では当然、筆跡鑑定が重要な要素となる。遺族側は3件の鑑定書を提出。すべて「遺言書の筆跡は野崎氏のモノではない」という衝撃の結論だった。

「その3件の鑑定書のうち、1件は『鑑定界の神様』と呼ばれる権威が作成しています。その人までもが、『遺言書はニセモノである』と断言していることには驚きました」(全国紙司法担当記者)

その人物とは、六甲筆跡科学研究所所長で神戸大学名誉教授の魚住和晃氏だ。魚住氏は’97年に発生した神戸連続児童殺傷事件、いわゆる「酒鬼薔薇事件」で犯行声明文の鑑定を新聞社から依頼された経歴を持つ。当時、「犯人は30代」と報じられていたが、魚住氏は「難しい漢字を使っているのはカムフラージュのためであり、犯人は少年である可能性がある」と看破したことで知られている。

魚住氏は今回、田辺市側と遺族側、双方が提出した「野崎氏のモノ」とされる筆跡と遺言書を比較分析して鑑定。「遺言書は(野崎氏の)本人自筆ではない」と結論付けた。魚住氏は本誌の取材にこう断言する。

「今回の鑑定には100%の自信があります。今後、田辺市側が別の鑑定書を提出してきたとしても、間違いなく論破できますし、裁判に呼ばれればしっかりと説明をさせていただきます。絶対に負けません」

魚住氏はさらに、田辺市側の姿勢についても苦言を呈した。

「田辺市が資料として裁判所に提出していた資料には、デタラメなものが多く含まれていました。鑑定を混乱させるためにわざとやっているとしか思えなかった。行政として恥を知るべきでしょう。私としては、田辺市側にもぜひ反論をして欲しいと思っています。高齢化社会で遺産問題が多発しているなか、筆跡鑑定が関心を集めるのは重要なことだと考えています」

「鑑定界の神様」がここまで言い切るとは、やはり遺言書はニセモノなのか。

「田辺市側は一貫して『鑑定書を提出するかわからない』という態度をとっています。筆跡鑑定での不利を悟って、なんとかそれ以外の部分で争っていくつもりなのでしょう」(前出・司法担当記者)

ちなみに、額に差異はあるが、遺言書が本物でもニセモノでも早貴被告は遺産を相続できる。ただし、民法には「相続欠格」という制度があり、野崎氏を殺害した罪で有罪になれば遺産はもらえない。

裁判、そして莫大な遺産の行方はいかに。ドン・ファン事件は’22年に大きく動き出した。

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