再現ドラマでゴーン役を演じたイラン人男性の「意外な秘密」 | FRIDAYデジタル

再現ドラマでゴーン役を演じたイラン人男性の「意外な秘密」

1月4日放送の『ザ!世界仰天ニュースSP』カルロス・ゴーン逃亡劇の再現ドラマ

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メラビーさん(右)とゴーン被告の約20年前のツーショット。ゴーンは絨毯好きで、数百万円の高級品もよく購入していたという
メラビーさん(右)とゴーン被告の約20年前のツーショット。ゴーンは絨毯好きで、数百万円の高級品もよく購入していたという

「ゴーンさんの役をやると決まったときは、めちゃくちゃ驚きました。不思議な縁を感じましたね」(メラビーさん)

今年も多くの年始特番が組まれたなか、日本テレビは1月4日夜7時から、中居正広と笑福亭鶴瓶の人気バラエティ『ザ!世界仰天ニュース』の4時間スペシャルを放送。「あの有名逃亡劇の真実に迫る!」と題して、’19年末に起きたカルロス・ゴーン被告(67)の国外逃亡を再現ドラマで描き、好評を博した。

ドラマの中でゴーン役を演じたのが、東京・東麻布(港区)でペルシャ絨毯(じゅうたん)販売店を経営するイラン人のメルダテ・メラビーさん(60)だ。キャスティングされた経緯をメラビーさんが振り返る。

「私はペルシャ絨毯の販売の傍(かたわ)ら、外国人タレントとして芸能事務所にも所属しています。昨年11月頃、事務所から『再現ドラマのオーディションに書類を送ったら採用になった』と連絡を受け、詳細を聞いたらそれがゴーンさん役だったのです」

だが、このキャスティングの裏では、日テレも知らないある偶然が起きていた。実はメラビーさんとゴーンは長年の知人だったというのだ。

「ゴーンさんは絨毯がとても好きで、20年近く前に私の店に来たのがきっかけで知り合いました。以来、何度もお会いしています。保釈中に会ったとき、ゴーンさんは、『ずっと家にいるから身体を鍛えるくらいしかやることがない』と、笑っていました。実際、家には健康器具も置いてありましたね(笑)。逃亡を企てているなんてまったく気づかなかった。ただ、逃亡の2〜3ヵ月前に『30枚ほど絨毯を売りたい』と秘書から相談されたことがあった。大好きな絨毯を急に売りたいなんて妙だな、と思ったのは覚えています」

逃亡後には、ゴーンが住んでいた港区内の豪邸の家財道具の処分をメラビーさんも手伝ったという。

「再現ドラマのロケは12月上旬に3日間ありました。休憩中に『ゴーンさんと知り合いなんです』と言ってみたんですが、忙しかったのか、スタッフは誰も興味を示さなかったですね(笑)」

音響ケースに入るシーンなど、再現ドラマではさまざまな逃亡のハイライトが描かれたが、何よりも目を引いたのはメラビーさん演じるゴーンの表情だ。ゴーン特有のあの厳(いかめ)しい感じが巧みに表現されていた。ソックリな雰囲気を出すことができたのは、メラビーさんが実際に長年の知人だったからだろう。

撮影に臨むメラビーさん。35年前に来日、日本語も流暢なだけに、スタッフとのやり取りもスムーズだった
撮影に臨むメラビーさん。35年前に来日、日本語も流暢なだけに、スタッフとのやり取りもスムーズだった
再現ドラマでは逃亡の全貌が細部にわたり描かれた。ハイライトである音響ケースに隠れるシーンの際に記念撮影するメラビーさん
再現ドラマでは逃亡の全貌が細部にわたり描かれた。ハイライトである音響ケースに隠れるシーンの際に記念撮影するメラビーさん

『FRIDAY』2022年1月28日号より

  • PHOTOメラビーさん提供

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