2月に「殺人級のヤバすぎる豪雪」が東京を襲う可能性 | FRIDAYデジタル

2月に「殺人級のヤバすぎる豪雪」が東京を襲う可能性

緊急レポート 首都圏を襲った大雪は今年起こる異常気象の序章に過ぎなかった

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首都圏に新たな災害が迫っている。

今月6日、東京で10㎝の積雪を観測した。4年ぶりの大雪に首都高では10時間以上にわたり車が立ち往生。交通に関係する110番通報は7日午前6時までで約1200件に上り、路面凍結などによる転倒事故で7日午前9時までに215人が搬送されるなど大混乱をもたらした。気象情報会社ウェザーマップ代表で気象予報士の森朗(あきら)氏が、大雪の原因を解説する。

年末年始は日本海側も大雪に見舞われた。今月4日には関越自動車道で400台が立ち往生するトラブルも発生 写真:毎日新聞社/アフロ

「今回、首都圏に雪を降らせたのは太平洋にある『南岸低気圧』です。暖かい海流である黒潮からたくさんの湿った空気を吸い上げているこの低気圧が日本列島に接近してきて、首都圏に大雪を降らせました」

’84年には観測史上最高の総降雪量となる東京で92㎝、横浜で109㎝もの豪雪を引き起こした南岸低気圧。近年は地球温暖化の影響で太平洋の海面水温が上昇したことにより、湿潤な空気をたっぷり含み、さらに強力になりつつあるという。

森氏によれば南岸低気圧の脅威が再び迫っており、「2月に首都圏に大雪が降る」と予想する。その背景には、昨年秋に発生し、世界中で異常気象を引き起こしている『ラニーニャ現象』がある。

「現在、ラニーニャ現象により日本上空を通る偏西風が蛇行し、ロシアなどの大陸側で発生した寒気が日本へと南下してきています。この寒気は日本海側に雪を降らせる一方で、太平洋側では南岸低気圧を沖合へと遠ざける働きをしているんです。しかし、ラニーニャ現象はこれから弱まっていくと予想されており、そうすると太平洋上の低気圧が日本に近づいてきてしまう。2月にかけてそんな状況になりそうなんです。

もし到来すれば、上空にはラニーニャ現象の影響で流れ込んでいる冷たい空気がありますから、ぶつかり合って大雪となる。先日以上の豪雪に、首都圏は注意が必要です」

もし記録的な豪雪となれば、雪害に慣れていない東京のインフラは深刻なダメージを受ける可能性がある。防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏が語る。

「まず考えられるのは送電線の断線によるブラックアウトです。人工呼吸器などの電子機器を使用する方々には生命の危険がある。さらに怖いのは通信インフラへの影響です。ほかのインフラと違い、携帯電話の普及に伴ってここ十数年で急速に発展したため、豪雪被害の経験がなく、耐雪性には疑問がある。もし大規模な通信障害が発生すれば、救急ダイアルもできない事態に陥ります。そうなれば多くの人命が危機にさらされます」

今回の降雪は、”殺人豪雪”への序章に過ぎないのかもしれない。

過去最大クラスの台風の到来

ラニーニャ現象が弱まらず、運よく南岸低気圧の影響を免れたとしても、4月には別の脅威が生まれる可能性がある。それが強力な春台風だ。立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授が、その威力を解説する。

「早ければ4月にも台風が首都圏を直撃する可能性があります。ラニーニャ現象の影響で台風が発生しやすくなっている。黒潮の上を通り水蒸気をどんどん蓄え、勢力を拡大して東京に直撃するという最悪のシナリオが起こり得ます。千曲川(長野県)や阿武隈川(福島県)の氾濫を引き起こし、関東甲信越で死者・行方不明者を51人も出した’19年10月の台風19号のような巨大台風が、春以降、いつ首都圏に襲来してもおかしくありません」

立て続けに日本を襲う異常気象に対して、できることは何か。前出の渡辺氏は意識の持ち方が大切だと語る。

「悪天候時は外出を控える、水害リスクのハザードマップを確認しておくなどの対策が必須です。『これまで大丈夫だったから』ではダメで、『もう昔とは違う』ことを常に認識しなければいけません」

Xデーが、刻一刻と迫っている。

’19年の台風19号により堤防が決壊した千曲川。長野県内では23人の死者数を記録。被害額は2766億円にも上った
’21年7月には豪雨が原因で、熱海で土石流が発生した。その直後に台風8号が襲来。最終的に26人が犠牲となった

「FRIDAY」2022年1月28日号より

  • 写真毎日新聞社/アフロ、読売新聞社、共同通信社

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