スターになり切れていない東出昌大が選んだ「事務所独立」の危険性 | FRIDAYデジタル

スターになり切れていない東出昌大が選んだ「事務所独立」の危険性

芸能リポーター・石川敏男の芸能界”あの出来事のウラ側は……”

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唐田えりかとの不倫騒動で離婚した東出昌大。この会見での沈黙が杏に離婚を決意させたというが…
唐田えりかとの不倫騒動で離婚した東出昌大。この会見での沈黙が杏に離婚を決意させたというが…

《芸能リポーター・石川敏男の芸能界”あの出来事のウラ側は……”》

俳優の東出昌大さんが、長く所属していた事務所を退所するという。

ご本人は周囲に

「独立するんだ!」

と言っているようだが、不倫騒動を含む度重なる女性問題で責任を取らされたのが本当のところだろう。

NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』出演で脚光を浴び、共演者の女優・杏さんと親しくなり結婚。順風満帆で俳優業が軌道に乗ると思われていたが、妻の二度目の妊娠中に共演女優の唐田えりかさんと不倫していたことが発覚した。

記者会見を開いた東出さんは

「仕事においても私生活においても、驕り、慢心、そのようなことがありました」

と、謝罪。

「杏さんが好きなのか? 唐田さんが好きなのか?」

という質問を受け、長い沈黙の後

「お相手のこともあるので、また、私の心の内をここでしゃべることは、妻を傷つけることになるので、お答えできません」

と答えた。杏さんの関係者によると、この答えで彼女の心が決まり、離婚に至ったという。

彼にとって一番配慮しなければいけなかったのは杏さんで、

「出来心でした。妻には申し訳なかった」

と、発言すれば、“離婚は避けられた”というドラマ関係者もいた。この言葉が大きく、二人は離婚することになったが、事務所は彼を支え続けることにした。

しかし、事務所の態度が一変することになった。

昨年の10月、未発表の映画のロケ先に、20代後半のハーフ美女を呼び出し3連泊させたという出来事だ。独身だから恋人がいてもいいのだが、タイミングが悪すぎた。

共演者キラーと言う「異名」はあったが、離婚してまだ1年。彼の女性に対する考えが問われることになった。取材を受けた事務所は

「一連のことを本人に確認したところ、すべて事実のようです。ロケ先のことがすべて事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません。今後の対応を考えます」

と怒り、解雇に繋がった。彼が言う「独立した!」とは大きな違いなのだろう。

でも、彼の頭の中にあるのは、映画やテレビのオファーが来ているのは自分の力という考えなんだろう。でも、その仕事だって、杏さんの離婚の後、事務所が必死に仕事を入れてくれたことに他ならない。

事務所を離れ、マネージャーもいない中で仕事を探すのは大変だよ。

それと、一番大きいのは、売れた分の反動は、同じぐらい大きく下がるという現実だ。

まだ知名度が低かった東出さん。NHK『朝ドラ』に選ばれ、人気女優・杏さんと結婚したことが大きかった。突然、スターの仲間入り。でも、まだ大スターとまではいえない。

渡辺謙さんやビートたけしさん、明石家さんまさんらは、スターを突き抜けて、その上の段階にいる。だから、女性問題、不倫問題、離婚などが週刊誌やテレビで表に出たって、ファンは付いてきてくれる。

多目的トイレで、スキャンダルを起こした『アンジャッシュ』渡部建さんも、人気者には違いないが、スキャンダルメーターを振り切ってしまうほど、タレントとして大きくなっていなかったのだろう。

お笑い芸人から出発して、芸の世界だけではなく、グルメ、高校野球に精通。美人妻・佐々木希さんを得ても、突き抜けるようなスターにはなれていなかったのだろう。“スターたちの仲間入り”をしたかのように見えたが、上がった分は、スキャンダルで元の位置に戻ってしまう。いや、“元”以下かも知れない。

そうなると這い上がるのは難しいのが芸能界。東出さんは今年、順調に仕事が入っているようだが、仕事のオファーがどこまで続くかは、全くの未知数だと思うな…。

  • 取材:文石川敏男(芸能レポーター)

    ‘46年生まれ、東京都出身。松竹宣伝部→女性誌記者→芸能レポーターという異色の経歴の持ち主。『ザ・ワイド』『情報ライブ ミヤネ屋』(ともに日本テレビ系)などで活躍後、現在は『めんたいワイド』(福岡放送)、『す・またん』(読売テレビ)、レインボータウンFMにレギュラー出演中

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