明秀学園日立 史上初の女子副主将と目指す「センバツの頂点」 | FRIDAYデジタル

明秀学園日立 史上初の女子副主将と目指す「センバツの頂点」

強豪野球部の紅一点 練習や食事のサポートだけでなく、相手チームの分析をしてアドバイスをすることも……

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練習の合間におにぎりを出すのも杏璃さんの仕事。部員一人ずつに毎日1kgの特大おにぎりを作っている
練習の合間におにぎりを出すのも杏璃さんの仕事。部員一人ずつに毎日1kgの特大おにぎりを作っている

昨秋の関東大会で優勝を飾り、センバツ出場が確実な明秀学園日立高校(茨城県日立市)。全国トップクラスの強打が売りだが、明秀の強さの秘密はそれだけではない。チームの結束力を高めているのが、同校史上初の女子副主将を務める2年生の田中杏璃(あんり)さん(17)だ。同校の金沢成奉監督が言う。

「私やコーチに怒られてしょげている選手を彼女が上手くフォローしてくれている。部員73名のなかで女子は一人なので何かと大変だと思いますが、いつも前向き。チームにとって大きな存在です」

明秀にはこれまで女子マネージャーはいなかったが、杏璃さんは受験前に監督に手紙を書いて熱意をアピール。見事合格し、初の女子部員となった。小学生のときに地元・宮城の野球チームでプレーしていたときに金沢監督と知り合ったことで、明秀の野球部に憧れを持つようになったという。杏璃さんが笑顔で語る。

「グラウンドを整備したり、飲み物を出したり、部員が動きやすいようにするのが私の仕事です。チームのためにサポートするのが好きなので、まったく苦ではないです」

センバツでは記録員としてベンチ入りする予定だ。自身も野球経験者だけあり、相手チームの分析をして選手にアドバイスを送ることもある。

「実は私、甲子園には一度も行ったことがないんです。憧れの場所で、明秀の野球を見てもらえるのは本当に嬉しいです」

杏璃さんとともに明秀は頂点を目指す。

部員から「あんちゃん、こっちこっち!」と声をかけられていた。微笑ましい仲の良さだ
部員から「あんちゃん、こっちこっち!」と声をかけられていた。微笑ましい仲の良さだ
本誌未掲載カット 明秀学園日立高校 史上初の女子副主将と目指す「センバツの頂点」
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本誌未掲載カット 明秀学園日立高校 史上初の女子副主将と目指す「センバツの頂点」 特大おにぎりを作る田中杏璃さん
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本誌未掲載カット 明秀学園日立高校 史上初の女子副主将と目指す「センバツの頂点」 田中杏璃さんと金沢成奉監督
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『FRIDAY』2022年2月11日号より

  • PHOTO小松寛之

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