阪神・矢野監督 キャンプ前日に突然の退任宣言「意外な舞台裏」 | FRIDAYデジタル

阪神・矢野監督 キャンプ前日に突然の退任宣言「意外な舞台裏」

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沖縄・宜野湾でキャンプインし関係者に挨拶する矢野監督(画像:共同通信社)

指揮官の話を聞いた選手たちは、固まってしまったという。

1月31日、沖縄・宜野湾のキャンプ地で夕方5時から行われた阪神の全体ミーティング。矢野耀大監督(53)は2年連続セーブ王のスアレスが抜けた穴を埋めることが大切だと話した後、「もう一つ」と前置きして驚くべき事実を伝えた。

「今シーズンをもって監督を辞めようと思っている」

突然の退任宣言。何も聞いていない選手が、動揺するのも当然だろう。しかも翌日からキャンプインし、本格的にシーズンが始まろうというタイミングだ。

「キャンプ前日の退任発表など、聞いたことがありません。ただ矢野監督は、昨季終了直後に決意していたようです。最大7ゲーム差をつけ首位を独走しながら、土壇場でヤクルトに優勝をさらわれましたからね。責任を感じていたのでしょう。

昨年11月9日に藤原崇起オーナーにシーズン終了報告を行った時、矢野監督は辞意を表明。強く慰留され続投が決まりましたが、『1年限りで』と伝えたそうです。今回の発表を、球団幹部は事前に知っていたそうです。ただ、『まさか本当に言うとは』というのが本音でしょう」(スポーツ紙担当記者)

「オレのためにもなるかな」

沖縄での全体ミーティング後、矢野監督は報道陣へのオンライン取材でこう胸中を語った。

「自分も挑戦していきたい。それがチームのためにも、選手のためにも、申し訳ないけどオレのためにもなるかなという思いで決めたことだった」

見方によっては、責任放棄とも受け取れる退任発言。キャンプ前日に「さぁこれから」と意気込む選手たちの、モチベーション低下にもつながりかねない。

「矢野監督は良くも悪くも、直情型のリーダーです。昨年7月のDeNA戦で9回に3点差を跳ね返し逆転勝ちすると、『感動しています』と号泣。同じく7月のヤクルト戦で村上宗隆に『サイン盗み疑惑』を指摘されると、『やるわけないやろボケ!』とベンチから怒鳴っています。

今回も辞意を隠すことができず、発表したのではないでしょうか。もちろん、矢野監督なりの意図はあると思います。退任を表明することで、選手たちを鼓舞。『辞める監督に花を持たせよう』とナインが奮起し、昨年成し遂げられなかった日本一達成を期待しているのでしょう」(同前)

キャンプ前日というタイミングでの発表は、矢野監督個人の事情だけが要因ではなさそうだ。伏線となる人事もあったと言われる。

「人気球団の監督として批判にさらされることも多い矢野監督に、理解を示していた2人の要人の異動です。監督続投を強く要望した藤原オーナーと、谷本修・球団副社長ですよ。

藤原氏は、1月1日付で兼任だった球団社長職を退任。谷本氏は、矢野監督が発表した1月31日に阪神電鉄本社のスポーツ・エンタテインメント事業本部長につくことが決まっています。『後ろ盾』がいなくなったことは、矢野監督に少なからず影響を与えたでしょう。キャンプ前日の退任宣言と、無関係ではないと思います」(球団関係者)

トラ年の今季。「矢野タイガース」は優勝して、狙い通り有終の美を飾ることができるだろうか。

  • 写真共同通信社

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