視聴率三冠の日テレを猛追するテレ朝とTBS「逆襲の戦略」 | FRIDAYデジタル

視聴率三冠の日テレを猛追するテレ朝とTBS「逆襲の戦略」

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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1月5日、日本テレビが11年連続で個人視聴率三冠を獲得したことを報告する広告が読売新聞に掲載された。

平日の昼下がりに銀ブラしていた日テレのツートップ、桝アナ(右)と水卜アナ。「厚遇されていた桝アナの退社は衝撃でした」(日テレ関係者)

「同局の看板アナ・水卜(みうら)麻美(34)の写真を全面に使用したことも話題になりました。ただ、業界では『陰りが見えている。三冠継続は厳しい』という声も上がり始めています」(広告代理店関係者)

どういうことか。ある放送作家は「人材の流出が始まっている」と言う。

「1月23日に、日テレもう一人の看板アナ、桝(ます)太一(40)が同志社大学ハリス理化学研究所の助教になるため、3月をもって退社すると発表したのが象徴的ですが、実は昨年から優秀なスタッフが相次いで離れ始めているのです。

原因は大幅なコストカット。もともと業界内でも日テレのギャラは高くなかったのですが、一部の人気番組以外はかなり削られて、深夜帯だと我々放送作家のギャラが一本1万円なんていう番組も出てきた。人気番組にしてもギャラこそ据え置きですが、人減らしが進められて、一人当たりの仕事量が増えている。年末特番の『笑って年越したい!笑う大晦日』が惨敗したのも、優秀なスタッフを集められなかったからでしょう」

ウェブメディアが’18年に行った『好きなテレビ局』ランキングで1位に輝いたテレビ東京も、コロナ禍で風向きが変わりつつあるという。

「予算はなくとも企画は斬新、というイメージがありますが、実は上層部はお堅く、ネット展開や若者向けの企画には消極的。コロナ禍で、同局の持ち味だった素人密着や地方ロケものが難しくなっている。昨年、『ゴッドタン』などで知られる佐久間宣行プロデューサー(46)が独立。その後、秋元玲奈アナ(36)と森本智子アナ(44)ら優秀な社員の退社が続き、ここ最近は話題になる斬新な番組を作れていない」(制作会社ディレクター)

そんな中、存在感を増しているのが視聴率2位のテレビ朝日だ。

「コア視聴率(13~49歳男女の視聴率)対策が民放で最も遅かったが、一昨年秋に『バラバラ大作戦』という深夜のバラエティ枠を設立。系列のネットテレビ局『ABEMA』のノウハウを使い、若者向け番組の制作やネット対策に積極的に打って出た。攻めた企画も通りやすく、外部スタッフからも好評です。見逃し配信対策として次の改編で『ロンドンハーツ』など若者受けする番組は放送時間を短くし、逆に世帯視聴率が取れそうな番組は放送時間を拡大します。見逃し配信もコア視聴率も世帯視聴率もカバーする”ハイブリッド作戦”で三冠王を狙っています」(前出・広告代理店関係者)

『アイ・アム・冒険少年』のヤラセ疑惑など、炎上が続いているTBSだが、意外にも業界内の評判は上々だ。

「朝の情報番組『ラヴィット!』の成功が大きい。『水曜日のダウンタウン』もコア視聴率が高く、スポンサーウケがいい。ドラマ『日本沈没』を含め、3作品をNetflixで配信。昨夏放送した『TOKYO MER』は国内ドラマでは初めてディズニープラスで配信するなど、配信事業も好調です。一方の日テレは系列の『Hulu』への流入にこだわりすぎた結果、世界展開に後れを取った」(キー局プロデューサー)

地上波テレビ局の勢力図が変わるか。

FRIDAY2022年2月11日号より

  • PHOTO足立百合

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