特派記者が見た!コロナ禍で強行開催「北京五輪のヤバイ裏側」 | FRIDAYデジタル

特派記者が見た!コロナ禍で強行開催「北京五輪のヤバイ裏側」

FRIDAY特派記者は見た! 出発前には指定された謎のクリニックでPCR検査 北京空港職員はすべて防護服姿 宿泊ホテルは屈強な警備員が24時間体制で監視

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北京空港の防護服姿の職員たち。現在、空港は飲食店や土産物店など、すべての店舗が閉鎖され、閑散としている

「Stay there!(そこで待ちなさい)」

1月31日、北京首都国際空港に本誌特派記者O(35)が到着すると、空港職員からそう声をかけられた。北京空港では職員はもちろん、警備員や清掃スタッフまで全身防護服に身を包んでいる。それでも、少しでも接触を避けようということか、冒頭のように厳しく告げられた。

2月4日開幕の北京冬季五輪は、コロナ禍での2度目のオリンピックとなる。本誌特派記者は、周囲の「指定のエリア以外に踏み入ったら拘束される」「アプリを入れたらすべての情報を抜かれる」という心配の声を振り切り、渡航を決めた。

中国へ入国する際、五輪関係者は現地での隔離を免除されている。その代わりにアプリ『My2022』のインストールと、ワクチンの接種証明書や入国前の2回のPCR検査による陰性証明の提出などが義務づけられている。それらをすべてクリアすると、出入国の際に使用するQRコードが発行されるという。

「PCR検査を受けられるのは、中国大使館指定の医療機関に限定されています。それが大学病院などではなく、新宿や恵比寿の駅前などにある小さなクリニックばかりなのです。『医療機関の選定が不可解だ』という声があがっています」(民放テレビ局ディレクター)

出発の3日前と2日前に記者も都内の雑居ビル内にあるクリニックでPCR検査を受けた。受付のスタッフや検査技師はすべて中国系のようで、院内には中国語が飛び交っていた。2回の検査で、計約3万2000円。検査キットに記載されていた記者の氏名が間違っており、一抹の不安を感じた。

1月31日に北京空港に到着すると、すべての職員が防護服姿なのには面食らった。しかし、入国の際に提示が必要と言われていたQRコードの確認は求められなかった。ズサンなのか、それともアプリの情報をすべて出入国管理のシステムで共有しているのか、判断がつかなかった。空港内でのPCR検査を終えると、そのままホテルまで専用のバスで向かう。

「東京五輪同様、今大会でも『バブル方式』が採用されていますが、格段に厳しくなっています。五輪関係者は宿泊するホテル、競技場、メディアセンター以外に行くことはできず、その間の移動は必ず専用のバスなどに乗らなくてはいけません。東京五輪の際は公共交通機関を使ったり、街に出かける関係者が続出しました。しかし今回はホテルや競技場の周辺は塀やフェンスで遮(さえぎ)られており、バブル外に出ることはほぼ不可能です」(全国紙記者)

ホテル前にはゲートが設置されていて、専用バスなどの出入りのときしか開かない。その前には屈強な警備員が待機している。聞くと24時間体制で警備しているという。ゲート周辺で写真を撮っていると、「何か用が?」と詰問された。

国家プロジェクトである今回の冬季五輪。開催を強行する中国の「本気度」をひしひしと感じた。

ホテルのゲート前の警備員。これはゲートが開いている状態で、バスなどが来ていないときは固く閉ざされている

『FRIDAY』2022年2月18日号より

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