ドラフト2位の元巨人投手に驚愕容疑「高級酒400本盗んだ」背景 | FRIDAYデジタル

ドラフト2位の元巨人投手に驚愕容疑「高級酒400本盗んだ」背景

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
小野容疑者の自宅から押収された約400本の高級酒(画像:共同通信社)

捜査員がアパートに入ると、思わず息をのんだ。

1LDKの狭い室内に、梱包されないまま無造作に置かれていたのは酒、酒、酒……。しかもウィスキーの「余市」や「知多」、「シーバスリーガル」など高級酒ばかり。その数は400本にのぼったーー。

2月7日、秋田県中央署は千葉市内の量販店でウィスキーを盗んだとして元プロ野球選手で、横浜市に住む小野仁容疑者(45)を再逮捕した。小野容疑者は昨年11月に秋田市内でシャンパン11本(約8万2000円相当)を盗んだとして、今年1月に逮捕、起訴されたばかり。今回は、陳列されていたウィスキー8本(約5万4000円相当)を盗んだ疑いが持たれている。

「捜査員が小野容疑者の自宅アパートを調べたところ、未開封の酒が大量に見つかりました。しかもシャンパンなど、高級な酒です。普通は酒を盗んだ容疑者の家を家宅捜査すると、アルコールの臭いが満ちて空き瓶が転がっているものですが、小野容疑者の自宅から見つかった400本はすべて未開封でした。

調べに対し小野容疑者は、400本の高級酒について『盗んだことは間違いありません』と犯行を認めています。秋田や千葉以外でも、窃盗を重ねていたとみられる。警察は、さらに捜査を進めています」(全国紙社会部記者)

「2軍の帝王」

秋田経法大附属時代の小野容疑者。2年時にエースとして甲子園へ春夏連続出場(画像:岡沢克郎/アフロ)

小野は野球界のエリートだ。秋田経法大附属高時代には、エースとして2年時に春夏連続で甲子園に出場。94年の世界選手権には、高校生として初の日本代表入りを果たす。高校卒業後は日本石油へ入社し、96年のアトランタ五輪で銀メダルを獲得。同年のドラフトでは、2位指名で巨人へ入団した。

「左腕から繰り出す150km近いストレートを武器に、1年目から2軍で5勝1敗、防御率1.88の好成績を残します。その後も、2軍ではバツグンの投球。2年目5月のロッテ戦では20個の三振を奪うなど、2度の最多勝や最優秀防御率のタイトルを獲得しました。

ただ、1軍ではパッとしません。不振の原因はイップスです。一度フォアボールを出すと、止まらなくなってしまう。02年に近鉄へ移籍すると翌年戦力外になります。2軍での活躍から期待されながら、1軍ではわずか3勝、防御率5.77という成績。ファンからは『2軍の帝王』と呼ばれていました」(スポーツ紙担当記者)

解雇後は米国のマイナーリーグで野球を続け、05年11月のトライアウトを受けるが、獲得に名乗りをあげる球団はナシ。プロ復帰への道が閉ざされると自暴自棄となり、妻との関係がこじれ離婚してしまう。その後は横浜市内の市場で魚運搬、パンの配送、焼き鳥店での接客など職を転々。キャバクラで黒服を務めたこともあった。

18年2月2日の『日刊スポーツ』電子版のインタビューでは、次のように答えている。

〈(キャバクラの)女の子がお客さんに「野球好きですか?」と聞くんです。「好き」という方がいたら、僕が登場して、野球の話で盛り上げる。僕を知らない人がいたら、(アトランタ五輪の)銀メダルを見せたりね。そんなこともしていました〉

18年秋には、知人の元プロ野球選手の紹介で入社した健康器具メーカーを辞め無職に。その頃から、高級酒の窃盗に手を染め始めたとみられている。

「実は、小野の現役時代から疑惑があったんです。選手のロッカーから高級時計がなくなることがありました。犯人はわかりませんでしたが、小野の挙動がおかしく疑われていたんですよ」(前出・記者)

アマチュア時代に注目されながら、プロに入ってパッとせず戦力外に……。鬱屈した思いが膨らんでいったのだろう。野球から離れた男は不満をため込んだまま、第二の人生で生きがいを見出せなかったようだ。

ドラフト2位指名で巨人へ(右)。左は横浜から1位指名を受けた同じ日本石油の川村丈夫(画像:共同通信社)
巨人時代の小野容疑者。1軍では結果を出せなかった(画像:共同通信社)
  • 写真共同通信社 岡沢克郎/アフロ

Photo Gallery4

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事