ヒカルの大誤算!芸人への「激怒騒動」謝罪でテレビ進出に影響か
イチから練り直しか――。
人気ユーチューバー・ヒカルが悪態三昧の「中堅芸人A」を批判し、その後、謝罪した。
ヒカルは2月4日、自身のユーチューブチャンネルで、過去にAと酒席をともにし、散々ディスられたことを告白。
「とにかくこっちを下に見てくるわけよ。ボコボコにしたろかなと思ったわ。ハッキリ言っとくけど、お前が俺に勝ってるところ、一つもないからな。おまえが30年かけて稼ぐ金をこっちは2~3年で稼いでるからな、なめんなよ!」
と怒りをあらわにした。ヒカルによるとXは
「40くらいのヤツ」
「ダウンタウンを尊敬しているが、共演しているのは見たことがない」
「中途半端に売れていて、中堅芸人の真ん中のちょっと下くらい」
「レギュラーは数本で消える可能性がある」
「上手いことを言うけど世間は笑ってない」
「『女の子にモテる』と自慢げに話してくる」
「世間では好感度高い」
「M-1グランプリの審査員に対し、文句や愚痴を言うも、その芸人M-1では見たことない」
とヒントを出していた。
するとネット上で“犯人探し”が過熱。あまりに騒ぎが拡大したことで、ヒカルは10日、自身のユーチューブチャンネルで
「本当に僕が未熟でした。大人気なかったなとしか言えないなという感じです」
と謝罪したうえで、
「僕って怒る動画がバズる習性があって。正直それに甘えていたというか、それを利用しようって気持ちもありました」
と反省の弁を述べた。渦中のAからは
「これ以上騒ぎを大きくすることはやめてくれ」
と言われたことも明かし、
「当事者とは和解して、これについては何も言わないというふうに決めました」
と幕引きを図った。
とはいえ、疑問も残る。ヒカルの暴露で世間がザワついたのは間違いないが、芸人界隈はここぞとばかりにこの騒動に便乗。
「トータルテンボス」の藤田憲右は動画でAについて何人かの芸人の名前を挙げて怪しんだ。
さらにお笑いコンビ「アルコ&ピース」の平子祐希は、8日放送のTBSラジオで自ら、
「これね、俺ですね。逆に、俺じゃない条件の方が少ない。9割方、俺。なんかで飲んだとき、ヒカルさんが実はいたのかなって思うくらい。マルチバースで、平子の可能性が出てくる」
と自己申告。9日には「さらば青春の光」も騒動に参戦し、森田哲矢が何かとスキャンダルの多い東ブクロに「絶対にお前やろ!」と詰問。東ブクロは
「この度の会食時に、ヒカルさんのことをバカにしたことを謝罪させてください。本当に申し訳ございませんでした。当時、お酒をたくさん飲んでおりまして…あれは東ブクロでございます」
と謝罪した。ヒカルが言うほど深刻な事態にはなっていないようにも映るが…。
これに中堅ユーチューバー事務所の幹部は
「ヒカルさんの動画は特定の人物の秘密を暴露したり、けなしたりすることはほとんどない。今回それをやったのは、単純に腹が立っただけでなく、別の狙いがあるんじゃないか」
と推察する。さかのぼると、ヒカルは先月14日に自身の動画チャンネルで‘22年の目標として「テレビ進出」を掲げていた。ヒカルは
「テレビで有名になりたいというよりも、テレビを広告として使いたいという気持ちが今芽生えとって。テレビに出ることでしか手に入らない層が100%おるやんか。テレビで活躍することで、いい出方をすれば、月に1回でも相当話題性もあると思うし、いいなと思っとって」
と野心を語っていた。前出の事務所幹部は
「テレビに進出するにあたり、何か“お土産”を持っていかなければならない。そう考えた時に、その中堅芸人Aとヒカルさんの企画を生み出すような対立軸もあったんじゃないかな。そうすればバラエティー番組に出た時、トークの導入部分になる」
と指摘する。ところが、ヒカルの暴露に芸人たちはすかさず“悪ノリ”。美味しいところを芸人サイドに持っていかれるばかりで、客観的に見ればこれ以上引っ張っても意味がない。
「テレビ進出を掲げているヒカルさんですが、今回の一件が微妙に影響を及ぼすかもしれませんね。聡明なヒカルさんだから、また新たな一手を打つとは思いますが」(スポーツ紙記者)
潔く今回の騒動を謝罪した、ヒカルの次なる一手は――。
- PHOTO:濱崎 慎司