宮迫博之のテレビ復帰失敗とアンジャッシュ渡部建の「決定的な差」
複数の女性との多目的トイレなどで不倫したとして活動を自粛していた『アンジャッシュ』の渡部建。そんな彼が2月15日放送の冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で、1年8か月ぶりにテレビで復帰を果たした。
「多目的トイレを必要としている方々、本当に大変な不便をおかけしましたし、大変不快な思いをさせてしまったと思います。心より反省しています」
復帰1回目ということで、渡部は終始平謝り状態。相方の児嶋一哉は
「(渡部の)人間性は大嫌い。一番はお前のためとか、アンジャッシュのためとかよりも、お前の家族かなと思っている。奥さん、子ども、家族とか。その思いが強い」
と公開説教のような雰囲気に。さらに渡部の一貫して頭を下げる態度に、
「俺に対して硬すぎない? 丁寧すぎる」
と苦言を呈した。
渡部の復帰については当然、賛否両論あるだろう。“妻の佐々木希が許しているならいい”という意見。“女性の尊厳を軽視した渡部をテレビで見たくない”という意見もやはり根強い。
しかし何はともあれ、渡部は“テレビ”という場所に復帰したことは事実だ。
対照的なのは、闇営業問題から活動休止に追い込まれ、未だに地上波に復帰できない元『雨上がり決死隊』宮迫博之だ。
宮迫は相方の蛍原徹に解散を切り出され、吉本からも相方からも見放される形となってしまった。救いの手を差し伸べていた明石家さんまの力をもってしても、テレビに復帰することはできなかった。
「渡部さんと宮迫さんの違いは、しっかり自粛していたかどうかでしょう。宮迫さんはコンビの復活もままならないまま、自粛中にユーチューブを始めました。
しかも“コラボ相手の都合”という理由で、同じく闇営業問題で自粛した『ロンドンブーツ1号2号』田村亮さんの復帰会見前日にユーチューブを開始した。亮さんより先に復帰してやると考えていたのでは…と感じる人も多かった。蛍原さんはそういったやり方が許せなかったそうです」(スポーツ紙記者)
宮迫は人気ユーチューバーとなったが、テレビ時代から比べると大幅に収入が減ったことを明かしている。
今は芸人としての活動より、3月にオープンする予定の焼肉店『牛宮城』の準備に追われているそうだ。牛宮城は家賃が280万円で内装に数千万円かけているということもあり、“ひろゆき”こと西村博之氏は、“1年以内につぶれると思う”と推測している。
芸人としてテレビにも出ることができず、コンビも解散。一念発起の飲食店がうまくいかなければ、“ドン底”に叩きつけられるのではないだろうか。
「宮迫さんより批判を受けつつも、相方に見捨てられないように大人しく自粛していた渡部さんの方が賢かったのかもしれない。テレビ復帰さえしてしまえば、後はユーチューブやSNSを再開しても批判はないでしょう。
焦ってユーチューブで活動再開しなくて正解だったと思いますよ。一番大きかったのは、いかに相方に見捨てられないか。情に厚い芸人の世界ではそこが重要なんです」(ワイドショーデスク)
『チュートリアル』徳井義実や田村亮もテレビ復帰を果たした。不祥事を起こした時は“悪あがきせずに徹底して休む”というメリハリも大切なのかもしれない――。
- PHOTO:島 颯太